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30話〜〜という事で、何か節目にふさわしいモノを
なぁ〜んて・・構えると書けませんね(汗)
3月に入りまして、ワンダーランドの運命もふうぜんの灯火
ですか?
なんとか祝杯が上げられれば良いのですけどねぇ〜
今後 建築ワンダーランド
「ビルダー」どのような方向に向かうのか?
まったく解らないのですが・・・
σ(^○^)としたら
んーー書くしか無いでしようねぇ〜
書きたい気持ちはやまやまなんですけどねぇ〜 んーー最近めっちゃ忙しくて(汗)
だんだんと朝も起きられなくなって来てしまいましたね。
このがんばらなくっちゃいけない時機にぃ〜
やらなければならない事はたーくさんあるのにぃ〜
つらいっす。
んーーまっ愚痴はこのくらいで、本編にはいりますかねぇ。
【つくる(9)】
『アールのパネル(1)』
アールのパネルの場合、どこからどこまでか?
その円周は? パネルの端の角度は? が問題になります。
この寸法が入ってない無い図面が多いのですよね。(汗)
アールのパネルは、1800幅で作るのが標準です。
理由は、コンパネでくし型が取れる寸法だからです。
図面から円周を出して、標準となる1800がいくつで、
残りはいくつか?を考えます。
アールの物を作る場合、原寸を出す必要が出てきますね。
原寸を書くには、大きな場所を必要とします。
大きな物を実際に書くわけですから、それだけでかなりの労力と時間を要します。
こんな時CADが威力を発揮しますね。
アールの端の角度を出したいので、
繋がるまわりのパネルも一緒に書きます。
時間に余裕が有れば、ブース全部書いてしまえば一番良いのですけどね。
JW_CADでアールを書く場合、便利なのが三点指示弧です。
アールの始まり地点と終わり地点を指定して
何アールかを入れてやれば、あっと言う間にアールが書けます。
始めてこれを発見した時は、感動でしたね。
円周と端の角度を出します。
端の角度は、原寸を書けばその原寸に合わせて切ります。
CADで出した時は、くし型の幅を複線で書きます。
基準となる アールのかね ラインを適当な位置に引き、
そこからくし型の外アール、内アールの長さを計れば角度が出ます。
*アールのかねー正式には何と呼んだら良いのでしょう?
中心から伸びた線とアールが交わった線です。
これで切ると、くし型とくし型を合わせた時に、ぴたりと合います。
正確な角度ではなくても良い時は、その部分を拡大して
適当な位置に一本交差する線を引いて、
頂点とくし型の幅の点と仮に引いた交差線で角度を出します。
円周と角度が出たら、実際に一本くし型を取ります。
という感じで作ってゆくのですが・・・
説明しずらいので、具体的にいきますか?
では、H:2700 r3000
角度は簡単に説明出来るように180度。
外アールの片面パネルを作っていきます。
材料ー小割 たる木 コンパネ
防炎の並ベニヤ
木工機械ー昇降盤 横切り盤 コンプレッサー
電動工具ーマルノコ ルーター
手道具ー玄翁(なぐり)さしがね すみつぼ
えんぴつ サンドペーパー
エアタッカー ピンタッカー
ケミカルーステープル(416 1010)フィニッシュネール(35)
フロア釘(1寸5分)木工用ボンド
治具ーベニヤ打ち用直角定規
マルノコアール定規 横切り固定定規
横切り自由定規
作業の流れ
1原寸を出す
2アールのくし型を取る
3縦桟を切る
4組み立て
5ベニヤを貼る
1原寸を出す
床にベニヤを敷きます。
半径3000ですので、6000*3000分ベニヤを敷きます。
工場の床一面に並ベニヤを敷き詰め、
墨でいっぱいになったら貼りかえる方法も良いですね。
長手の端を基準線とします。
長手の中心に墨を出します。
マルノコアール定規にたる木を繋ぎます。
マルノコのコーナーで、この定規を円切り定規と紹介したのですが、
アール定規の方が呼びやすいし良いですかねぇ?
まっ正式名称は多分無いわけですから、アール定規にしましょうか。
マルノコのコーナーではマルノコのベースが入る窪みが、
ベースの大きさぴったりのように書いたのですが、実は円の中心方向に細長いのです。
説明が面倒になるので、簡単に書いてしまいました。
ごめんなさぁ〜い。
円の中心方向に細長くなっているので、その窪みにバカを挟んで、
厚みを切る事が出来ます。
*バカー馬鹿棒 馬鹿定規が正式ですかね?
基準の長さに印又は切った棒
間違えを少なくするための定規
言葉の由来は・・・・どうなのでしょう?
言葉が悪いのですが、
馬鹿が計っても間違えないからですかね?
利口棒では?
関西ではあほ棒?
アール定規の外側の切れ目にスケールの先端を入れて、
3000ー2.5(並ベニヤ)の所に墨を出します。
その墨にビスを打ちます。
そのビスを支点に打ち、切れ目に鉛筆を入れて、ベニヤの端から端まで、
ぐるっと墨を出します。
CADの場合は、適当な位置に水平線を書いて、適当な位置に垂直線を書きます。
半径2997・5の円を交点を中心に書きます。
いらない側の半円を伸縮コマンドを使って、円を切って、
水平線を基準にして円を縮めます。
半径2997.5の半円の円周は9416.9になります。
2くし型を取る
片面パネルのくし型の幅は70にします。
何ぜ70にするか?
小割を桟に使うと桟が30で残りが40です。
たる木を桟に使うと桟が40で残りが30です。
中間に入るくし型は、切り欠きを入れて縦に桟を通すので、
厚みが無いと折れてしまうからです。
アール定規には片面パネル用のバカが作って有ります。
その定規を挟めば70幅に切れます。
くし型はコンパネで取ります。
コンパネの横方向のセンターに墨を出します。
床に書いた原寸の上に置きます。
アールの墨より少しはみ出させて、コンパネの垂線と原寸の垂線をあわせます。
コンパネの後ろ側をビスで止めます。
ビスは20くらいのフレキビスを使います。
*フレキビスー頭の後ろに刃の付いたビス
皿を切ってくれるので頭が出ない。
マルノコの刃をうす皮一枚残しに調整します。
コンパネの端にアール定規をセットします。
マルノコを定規の外側のガイドにぴったりおしつけてセットします。
回転させます。
ゆっくりとコンパネの端から端まで押します。
外側のアールが切れます。
アール定規を切り始めまで戻します。
定規の窪みの外側に70のバカを挟みます。
マルノコを定規に入れて、回転させ、ゆっくり切ります。
これで、外アール3000(−2.5)の70幅のくし型が取れました。
一枚取れたら、くし型が何枚必要なのか?原寸に当ててみます。
アールのパネルは、900間にくし型を入れます。
2700のパネルですと、0−900ー1800ー2700。
1800の所はベニヤの繋ぎになるので、
コンパネを二枚重ねるので、全部で5枚必要です。
CADで書いた時は、くし型の外アールを正確に計ります。
アールがきつくなればなる程、円周が伸びます。
1800でくし型が取れたら、半円の片側の端から、1800で割り振ります。
そして残りがいくつか?計ります。
円周を分割する方法は、仮実点コマンドを使います。
距離ー円周距離ー距離入力ー連続 これで分割出来ます。
1800のくし型が5つと残りは416.9になります。
円周距離の出し方が解らなくてですね これは悩んだのですよぉ〜(笑)
使う枚数が解ったら、その枚数切ります。
1800が25枚と416.9の半端が5枚ですね。
切る方法は3通り有ります。
一つは、元の型をルーターでコピーします。
型を台の上にビスで固定します。
新しいコンパネを型の上に置きます。
高さ調整で、型の反対側に半端なコンパネを置きます。
新しいコンパネを型にビスで固定します。
ルーターに目地払いのビットを付けます。
ガイドベアリングが台にこすらないように、刃の出を調整します。
左まわりに切り取ります。
切れたらビスを外し、コンパネをずらしてまたビスで固定して切ります。
それをくり返します。
2つ目の方法は
アール定規の支点をずらして、マルノコで切ります。
原寸に出した垂直線を後ろに伸ばします。
一枚切ったら支点のビスを抜き、端々が、
前に切った切れ目に掛からない所までずらします。
いくつずらすと切れ目に掛からないか、長さを計ってその間隔で墨を出しておきます。
外のアールを切って、マルノコを元の位置に戻し、70のバカを挟んで切る。
支点をずらしながらこれをくり返します。
何枚もコンパネを切る時は、コンパネの後ろと
両サイドに半端なコンパネを打ちつけておきます。
次のセットが楽になります。
3つ目は、支点はそのままに、切るコンパネをずらします。
コンパネの両サイドにガイドとなる細長いコンパネを打っておきます。
いくつづらすと前の切れ目に掛からないか計って
ガイドのコンパネに墨を付けておきます。
外アールを切ってバカを入れる時に、切りかすが有ったらエアガンで吹き飛ばします。
アールのゆるい時はコンパネを2枚重ねて一度に2枚切る事も可能です。
アールのきつい時はルーターアール定規で切ります。
その時の状況によって1,2,3の方法を使い分けます。
どんな状況か?ですって(汗)
んーー工場の作業スペース状況(笑)
『アールのパネル(2)』につづきます
ではまたσ(^○^)くん