千万家の設計では集住の姿や、家を構成する人と人との関係を再考してみました。新たな世紀に入っても戸籍が存在しますから家族制度が消滅したわけではありません。しかし携帯電話などの電子機器の出現や経済状況の変化、女性の社会的役割・地位の向上等が家族の様を激しく変えてゆくことと思われます。世代・性差による意識の食い違いが大きくなるのでしょう。そのような変化を受け止め生き続ける家(建築)とはどんな姿なのでしょうか、社会状況を受け止める建築なんて不可能なのでしょうか。設備室を分離して10坪ほどの円筒状の部屋を東西に3棟配置した群居のような姿になっています。集うのは血縁を越えた人たちさえ可能と思います…。
建築がが完成して家の定義が出来てしまうのはつまらないですからね
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