磐座みぃ〜つけた新聞
伊勢の霊山、朝熊山(あさまやま)の磐座(いわくら)
三重県伊勢市朝熊

伊勢の磐座? 発見

今回、川野政次さんたちと同行したおかげで、ずっと気になっていた朝熊岳に行くことができた。

朝熊岳は、伊勢神宮の奥宮(金剛証寺)として密かに人々に語り継がれていた「お伊勢参らば、朝熊(あさま)をかけよ。朝熊かけねば、片参り」と伊勢音頭に唄われた霊山なのだ。

写真は金剛証寺

北緯34度32分の光り輝く磐座

山頂には八大竜王がまつられており、太陽の道(北緯34度32分)の石碑が建てられていた。ここから峰伝いに少し行くと見晴らしのいいレストランに出る。そのレストランの駐車場から見る伊勢湾の眺めは抜群で、晴れた日には富士山が見えるらしい。

太陽信仰のゲータ祭りで有名な「神島」と富士山が一直線に並び、夏至の日には富士山の真上から太陽が昇るのだ。(二見が浦の夫婦岩の間からも富士山が見え、やはり夏至の日には富士の真上から太陽が昇る)


ここには古代信仰の磐座(いわくら)イワクラがきっとあったに違いないと川野さんもわたしたちも直感した。どこだろうと探していたらそれらしきものがレストランの駐車場にあった。なっなんと大切な古代のイワクラがコンクリートに埋まっている。(~_~;)。

レストランの周辺や展望台の辺りにも岩が点在しているところを見るとこの辺一体が祀り場であったようだ。

幸いなことに、磐座の中心だったであろう先端の岩群はさすがに埋められていなかった。

写真にあるような説明板があった。案内板には、朝熊(あさま)とは、アイヌ語で「日が出てキラキラと光り輝く神を意味する」と書いてある。岩の表面はつるつるなので太陽が出ると、きらきら輝いてとてもきれいだ。磐座に間違いない。

超古代(縄文ムーの時代)の光通信ネットワークに使った鏡岩もどこかにあったはずだ。きっと昔は、ここで富士山の上から太陽が昇る時期(夏至)を観測して暦を作っていたのだろう。

ある磐座(いわくら)イワクラ研究書に、昔この朝熊山頂にアマテラスが降臨したと伝わる天の岩船石があったが、今は伊勢の町中に下ろされてどこかの民家におまつりされていると書いてあった。いつかその石を尋ねてみたいと思っている。

頂上からの展望

山頂から見る伊勢湾の眺望。遠くに神島が見える(写真では見にくいが、中央水平線辺りが神島)

「神島」と富士山が一直線に並び、夏至の日には富士山の真上から太陽が昇るのだ。



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