のうが高原の磐座
|
今回は、ちょっとやそっとでは、行くことのできない丸秘の磐座をご紹介します。
広島県の一宮「速谷神社」の奥の院「のうが高原」に超古代の巨大な石の神殿がある。
対岸には宮島の弥山山頂の磐座があり、この磐座と対をなす磐座が「のうが高原」の磐座だと僕は推理している。
写真は標高733メートルの「のうが高原」頂上から瀬戸内海を見たところ。
磐座や古代遺跡が点在するのうが高原頂上は、バブル時代にホテル、キャンプ場、のうがピラミッド探検コース、などの施設が作られ観光地化されようとしていたが、オープンまもなく倒産した。
ホテルはそのまま放置され、建物は野ざらし状態で廃墟となり、現在は周辺も含めて立ち入り禁止となっている。
写真はのうがピラミッド・コースの看板。遊歩道が整備され、タイル石、鏡石、飾り石、磐船、高貴人墳墓などの巨石群や墳墓など、散策できるようになっていた。
しかし、人が入らなくなってからは、草や木が生い茂り道がわからなくなっている。 |
お風呂になった磐座
|
ホテルは磐座を内包するように設計され、高さ30メートル程もある巨大な磐座は、ホテルのメインでもあった岩風呂場に利用されていた。
磐座の下側はセメントで固められているがこの上部だけでも高さ9メートルほどもある巨石だ。セメントの下側は、20メートルほど下にあるボイラー室まで届いているのを考えるとものすごい大きさだ。
実際に近くで見ると見るものを圧倒するほどの迫力で迫ってくる。本来ここが磐座の最上部で、祭壇だったのだろう、とてつもない巨岩が5段に積み上げられている。
ここを中心に、シャワー施設や10ほどの風呂が作られていた。上の写真を横から見たところ。崖の下に男性用の浴槽があり、ここから滝のように湯が流れていたようだ。 |
お風呂になった磐座
|
上方から見たところ。左側から飛び石のように中央に渡ることが出来る。一つの石の大きさは6メートル〜10メートルぐらいはある。
下側に天井から剥がれ落ちたと思われる鉄の棒や割れたガラスが散乱している。
この磐座に来るまでのホテルの通路は大変危険な状態で、床なども腐っているので底が抜けている箇所がいくつもある。いつ倒壊してもおかしくないような危険な状態なので今では立ち入りが硬く禁止されている。
反対側にある女風呂側から見たところ。
一見しただけでは判らないが、あまりにも整いすぎているので人工的に組まれた磐座だと僕は思っている。窓の壁や窓枠は風雨にさらされてボロボロ。
展望風呂の広い窓ガラスが割れてしまっているので、足を滑らせるとまっさかさまに崖下へ墜落する。
写真を写した場所は、手前にある大岩のその上に作られている3メートルほどの通路から。 |
無残な磐座
|
建物の外にも巨岩がゴロゴロしている。これも磐座だ。
鉄くずやゴミが散乱し、荒れ放題に荒れている。
これら数枚の写真では、磐座の全容が判ってもらえるかどうか不安だが、今となっては誰も入山することの出来ない貴重な磐座となってしまった。
それにしても、磐座の上に社殿が建っているのはよく見かけるが、ホテルが建っているのはここぐらいであろう。たいへん珍しいというか、罰当たりな人間の仕業だ。
はやく壊れた建物を磐座から取り去って、本来の姿を拝みたいものだ。 |
|
|
COPYRIGHT(C)2001 SEIMEI KOBAYASHI/MIDORI MIYAZAKI.
AII RIGHTS RESERVED.無断転用、転載を禁じます。
|
|
もどる□□□トップへ |