第1回:2008年 9月28日 〜 2008年10月 2日
 (1)自然について
 今回は、スンバワ島西部を歩いたのだが、乾期であったため、大分、乾燥した土地だった。山間部の川が流れている土地は、水田や畑が広がっていたが、それ以外は牧場が多かった。山も、乾期に葉を落とす樹木が多く、生き生きした緑が少なかったように思われた。
 (2)昆虫について
 非常に乾燥した山林と畑や水田に面した山林で採集した。
 乾燥した山林では、オナシアゲハ、ヤワヘリグロシロチョウ、テメナマルバネシロチョウ、レインワルドティメスシロキチョウ、キチョウ、ウスキシロチョウ、スキラウスキシロチョウ、クロテンシロチョウ、タイワンシロチョウ、カバマダラ、ウラベニヒョウモン、ドウケシジミなどがいた。
 緑の少し多い山林では、オナシアゲハ、ベニモンアゲハ、アオネアゲハ(未採集)、コモンタイマイ、ミカドアゲハ、オナガタイマイ、キチョウ、アリタキチョウ、タイワンシロチョウ、クロテンシロチョウ、タイワンスジグロシロチョウ、ウラナミシロチョウ、アプニウスウラナミジャノメ、エレウシナルリマダラ、アルゲアルリマダラ、ルリマダラ、ツマムラサキマダラ、ハマタコモンマダラ、リムニアケコモンマダラ、リュウキュウミスジ、リュウキュウムラサキ、メスアカムラサキ(未採集)、ヘドニアタテハモドキ、タイワンキマダラ、ペンテシレアハレギチョウ(未採集)、ドウケシジミ、シルビアシジミ、?ニセウラナミシジミ、ボイスドゥワリカニアシシジミ、シメトゥスカニアシシジミなどがいた。
 トンボは、イトトンボがロンボク島でも見た2種、ヒメトンボ(未採集)、ハラボソトンボ(未採集)、コフキショウジョウトンボ(未採集)、ウスバキトンボ(未採集)、ヒメキトンボ(未採集)、アメイロトンボ(未採集)、ラムブリイアカスジベッコウトンボなどである。
 その他の昆虫は、ここでも成果がなかった。ただ、1種類だけ啼いていたニイニイゼミの仲間を掴まえた。葉っぱにべったり付いていたアリが、網を振る度に網に付いてきたのは、非常に厄介だった。
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