石垣島も今日で最後である。いつものとおり万勢林道をゆっくり歩きながら、何かいないかと物色しているとシダの生える薄暗い場所でカラスザンショウの葉にアゲハチョウの幼虫を見つけた。

　カラスザンショウの葉っぱを大人しく食べている。

　今日も相変わらず。

　葉っぱが少なくなってきたので、近くの家のミカンの葉っぱを拝借してきた。

　環境が変わろうとも気にせずに食べてる。

　種類がよく分からなかったけど、多分クロアゲハでしょう。

　じっとして動かない。

　今日も、じっとして動かない。

　脱皮して、終令幼虫になっていた。

　よく食べる。

　毎日、会社の帰りに一本だけあるミカンの木から葉っぱを一枚ずつ採ってくるが、今日は、土日の分も採ってきた。

　毎日毎日、よく食べる。

　淡々と食べている。モンキアゲハとは、全く違って、臭角も出さず大人しくしている。でも、容器の蓋を開けると体を少し振っていた。

　通勤途中にあるミカンの木は、大きくないので、もうそろそろ蛹になってくれないかな。

　まだ、蛹になってくれません。近くの家の庭からはみ出しているミカンの葉を、また失敬した。

　やっと前蛹になってた。これで、葉っぱの心配をしなくて済むので良かった！

　大きな大きな蛹になっていた。

　これまた大きな雌が羽化しました。

　次は、カラスアゲハがいいな！でも、いつも葉っぱに困ってしまうけど！

　夏も終わりに近づいてきたある日、今日も虫さんたちのいる林道を歩いていた。スジグロシロチョウの幼虫を見つけようと思い、イヌガラシの葉っぱを道すがら捜していた。

　やけに大人しい幼虫だと思っていたら、まもなく脱皮してしまった。

　葉っぱを貪るように食べています。

　保存に失敗して、ふやけてしまった葉っぱを、黙々と食べ続けている。

　昼間は食べていたのだが、夕方になって容器の上り始めた。

　昨日の夕方から容器の側面で休んでいると思っていた幼虫が、今夜、蛹になってしまった。ちょっと早いんじゃないの？

　年に何回も発生を繰り返しているので、羽化するのも早いこと。

　今度は、家の近くで手に入る食草を探しておかなくては！