夢惑う世界 雑記帳 随想録<澪標> 気まぐれ昆虫記 |
4.1.2.9−14 気まぐれ昆虫記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2006年4月17日 森みつぐ
葉っぱが食い荒らされている現場を見つけると、ついつい犯人探しをしてしまう。今日もすっかり食われてしまって、丸裸に近いサイカチの木があった。
何かいないかと探していると、目立たぬように枝にへばりついていた尺取虫を見つけた。これだけ大きくなると隠れるのは無理でしょう。
▼2005年8月28日 終令55mm
大きいな尺取虫を捕ってきたが、あまり食べると困るんだけれど!
▼2005年8月29日 終令50mm
食べて!葉っぱはいっぱいあるから。
▼2005年8月30日 終令55mm
葉っぱがいっぱいあると思っていたのだが、乾燥してしまっていた。
▼2005年8月31日 終令
葉っぱが乾燥してしまったせいか尺取虫君が食べていない。糞もしていない。
▼2005年9月1日 終令53mm
やっぱり、今日も食べていない。
▼2005年9月2日 終令
今日も、同じである。明日、採りに行ってくるから辛抱して!
▼2005年9月3日 終令52mm
今日、食草を採ってきたので、久し振りに新鮮な葉っぱを与えた。
▼2005年9月4日 終令53mm
食べてます。食べてます。
▼2005年9月5日 終令
せっかく採ってきた葉っぱをいっぱい残して、ティッシュの中に潜ってしまった。
▼2005年9月11日 蛹24mm
ティッシュの間で蛹になっていました。
▼2005年9月18日 羽化
真っ黒い蛾が羽化してました。シャクガにこんな黒いのがいるの?
ガは、育ててみないと何が出てくるか分からない。それが、楽しみなのだけれども!
2006年4月17日 森みつぐ
林道を歩いていると、今年も大きなフクラスズメのイモムシ君を見つけた。大食漢のこのイモムシ君を育てるのは大変なのだが、やっぱり捕まえてきてしまった。
家に戻って容器に入れて育てていると、葉っぱの隅の方が少し小さな穴が開いていた。それから数日経ってよく見てみると、小さな幼虫がいた。
▼2005年9月10日 17mm
先週フクラスズメと一緒に採ってきた葉に付いてきていたみたいだ。細い細い幼虫だった
▼2005年9月14日 22mm
ガの幼虫なのかどうかも分からず、育てている。食べるのも、ほんの僅かな量である。
▼2005年9月15日 繭
ティッシュの間に入って、薄い繭を紡いでしまった。
▼2005年9月16日 蛹10mm
もう蛹になっていた。
▼2005年9月23日 成虫
目立たない小さな蛾が羽化していた。野外で見つけても捕まえないだろうな?
やっぱり幼虫を見つけると、育てたくなる。さて何が出るやら?いつも待ち遠しさでいっぱいである。
2008年1月5日 森みつぐ
花蓮市の裏手にある山に上ってゆくと、ホソチョウを見つけた。ススキが茂ったところに何匹も翔び回っていた。ススキを良く見ていると、蛹や幼虫もいる。ホソチョウと思われるが、ススキが食草とは思われないので、葉をよく見たが食べられた跡がなかった。蛹と終令と思われるような幼虫を何匹か持ち帰ることにする。
帰り道、山を下ったところで1匹のホソチョウが、イラクサと思われる葉裏に止まって産卵しているのを見つけた。
▼2007年6月24日(日)終令43mm、44mm
ススキの葉にいた幼虫だったので、もう食べることがないと思われるが念のため、食草も持ってきた。
▼2007年6月25日(月)終令、前蛹
1匹が前蛹になった。
▼2007年6月27日(水)終令、蛹19mm
1匹が蛹になったが、もう1匹が、まだ幼虫のままだ。
▼2007年6月28日(木)前蛹、蛹19mm
もう1匹も前蛹になった。
▼2007年6月29日(金)蛹24mm、19mm
そして、やっと蛹になった。
残念ながら、この2匹の蛹は、私の旅に慣れなかった為か羽化することがなかった。しかし、蛹で採ってきたのからは、無事ホソチョウが羽化してきた。
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Copyright (C) 2007-2008 森みつぐ /// 更新:2008年1月13日 /// |