2006年12月18日(月)




本日は朝焼けがものすごくきれいだった
久しぶりに冷え込んで3度
通勤時は5度でバイクで軍手ではちょっとつらかった・・

今日もまあボチボチと
年末モードで机の上をかたずけた。

それにしても
今までのちっぽけな経験でいうと
研究5年
普及3年
教育2年
普及6年
行政事業1年
行政企画2年
ところころ動いた中で

研究は仕事事始めだったこともあり
とにかく年々わかってくるし
長くいればいるほど年々忙しくなってきていた。

今思えば、それは自分で重要なのとそうでないのと
整理がついてなかったのが一番の原因だったような気もする。
研究は外部との対人関係が少ないので
実際は切り盛り・整理できる能力があれば
給料もいいし、ある意味一番得な部署だろう。

教育はメンタルでは一番しんどかったが
実際の業務でいうと、慣れる一年目が
一番しんどかった。一年の段取りが
わかると2年目はメンタルな部分をのけて
業務自体はぐっと楽になって
また長くいれば別の苦労もでてくるのだろうが
新しい学生は入って来ても、間違いなく
卒業する学生もいるので
対象の人数が増えるわけではないので
そういう点では、仕事が増えることはないように思った。

やっぱり長くいればいるほど
忙しくなるのは普及だ。
(動かなければ、メチャクチャ楽なのも普及だが・・)
なんせ、かかわる人の数がどんどん増える。
普及が進めば進むほど何百人が対象にもなりうる。
その分やりがいもあるので
おもしろいといえばおもしろいのも
普及が一番かもしれない。

なんというかよくわからないのが行政
これははっきり言って
農大の時と同じで
実際は一年目がたいへんだった。
はじめての事業担当だったことも
あるのかもしれない。せっかく相手の
市町村やJAの担当者を覚えたと思ったら
内部異動になったので、それもなんとも
よかった面、もう一つもったいない面が様々。

今の企画情報の部分も、仕事の制限もノルマも
ないので、どんどんやればいくらでも仕事はあって
やりがいも作ればいくらでもあるのだが、
はっきり言って、じゃあ2年やって
去年より忙しくなったかというと忙しくなってない。
第一に電話などの連絡すら増えてない。
仕事のやり方を間違えたか!
もっと反省しなければならないのかもしれない。

会にはちょっと呼ばれ出したり、普及の時よりは
大きめの講演にも呼ばれたりはあるが、
それも、普及にいたらもっと全国あるいは国外まで行ける!
ところまで行っていたのにと思うと全然ゼロに戻った。

行政は普及のようなある意味、自分達で企画・研究
・開発・セールス・普及・販売・PR・広報・・
全部一環してサークルで動けて回していける!
ようなものではなくて

(こう書くと、普及は全部やるのではなく研究が開発した技術を
普及だけやればいいと言ってくるまじめ〜な方が必ずいるが・・)

ものすごく現状の組織と仕事に至るまでの
経緯と流れがあって、表面上はかなり変えて
新しい取り組みとしてやっているつもりでも

実際は議会とか予算とか組織とか肝心なところの
流れは実際はまったく手つかずのままなので

せいぜい砂を洗うチャップチャップ小波程度で、
山を動かして谷を削るような大波は作れない。


行政の立場で、現場と現場をつないだり、
どっか別の現場を巻き込んで
もっと大きな動きを作っていけたらいいのにねえ!

というのが
今の立場の使命であるとも
思ったりもして、心がけてはいるが、

普及の中にいると、普及も地域も兵隊で動かせると思えてくるが
行政の中では結局は隊長でないと動かせない
ようになっているように思えてくる。

ここでは、ようは行政の中の世界
昔の軍隊の世界と一緒ではないか。
なんというか、最近その辺がだいぶわかってきた。

最近仕事ネタなど具体的な内容をほとんど書いてないが
これは、書けないというか
行政というのは、他とかかわっているようで、ようは
内部と議会と組織のことが主であって、

ほんとの意味で、農業とか地域とか人とか“ほんとの世の中”と
あんまり関係ないところの“行政の世の中”っちゅう
世の中の中で動いている。

仕事をしている仲間も上司も
たいへんに素晴らしく
能力も高いし、
組織論的に見ても、今は昔と違って驚くほど腰軽く、
なかなかに飛び越えた身軽な対応を
全員がかなりやっていて
ちっちゃいところではすごい・十分じゃないか
とも思ったりもしているが

実際は、もっと大事な大きな部分で
やっぱり行政という呪縛に縛られている気がする。


県民の目・世論に縛られている

そんなのはもちろん大前提のこんこんちきであって
人間はどんな立場にあっても、
誰もがよかれと思うようなことでないと
動かないわけなので、実際は県民の目や世論は
あたり前であって、決して縛られてはいない。

実際に行政を縛っているのは
長〜い歴史の、行政の組織と仕事のやり方そのものじゃないか。

だから毎年毎年
行政改革、人事、アウトソーシング・・・
そういうところにエリートさんをどっさり投入して
検討している割に、
スクラップ&ビルドなんていいながら
また元に戻ったりつついたりするばかりで
行政の業務内容は
結局全然変わってなかったりする。
その呪縛は恐ろしい。


ほんとの世の中を知らずに
行政の中の世の中しか知らずに
世の中が決定されるので
ダメなのよね。


わたしは組織の中では頑張るが
人間としては絶対行政の呪縛には
つかまらないスタンスで行くぞ!


あくまで本業は
バンドマン!

仕事はライブ!
ライブの対象はお客さん!
でいいじゃないか!

わたしらは残業をいくらしても、
家で徹夜で会の準備をしても
世の中のために原稿を書いても、
時間外手当などは一円ももらってないが
電気を煌々とつけて、
あ〜でもないこ〜でもないと
禅問答を延々やって時間外がどっさりある
ところもあるらしい。

どっちが本当に世の中の役に立っているのか!
矛盾だらけなのよねえ世の中は
外部評価をもらいながら実はそれが内部評価だったり
するのはおかしい。


ということで
今日も一日が終わり
夕焼けもなかなかきれいだった。


注文した機材がまだ届いてなくて
ちょとと残念。
マコは元気に塾に行っていたようだが
モリは、おじいちゃんちの屋根に塗って
もらったコーテイングのニオイで酔ったようで
頭がフラフラする〜と寝ていた。







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