2006年9月7日(木)




本日は朝からさぬき出張


JAのTブチョーと
市のナスカチョーと
合流してさぬきに行って
神戸帰りの
ナスシチョウさん
と合流して
加工会社へ訪問した。

加工の業界は
生鮮以上に、価格競争に飲み込まれていて
ほんとに売り上げとコストとのシビアな世界
仕入れ原料の野菜から出る
使えない部分が20%あるとすると

それを廃棄(堆肥化)する費用が
1kg9円くらいかかる(1tで9000円)らしいが
それは見かけのコストであって
実際は、その廃棄する分になる野菜も
原料として重量ベースで仕入れているわけだから
仕入れ価格が1kg40〜50円くらいと
おそろしく安く仕入れられていても
1t4〜5万で仕入れてそのうちの20%廃棄
するとなると1万くらい買って捨てている
ことになるわけで
見かけ以上のコストになるわけだ。

農家との会で、即使えてゴミが減らせるよう
オニ葉をはずしてもらうよう改善されたそうだ。

でも逆に返せば
農家にとっては
オニ葉をはずす手間が増えて
オニ葉の分の収量が減ることになるわけで
買い取りは重量ベースだから
元通りの収益を得るには
ちょっと収穫時期を遅らせて
より太らせて取るということになるらしい。

それがうまくできていて
メーカーは実際
小さいのを加工するのも
大きいのを加工するのも手間は
一緒なので、ロスを減らすには
ちょっとでも大きいのを求めている
大きく収穫することは
一般の市場の青果出荷では負になる部分もあるが
ここではコストだけでなくて労力的にも減なのでプラスであり
農家も収量が増やせてプラス

ナスの挟み揚げの
ナスギョウザを
作ってくれていて
おいしかった。

販売先の90%はスーパーで
契約と販促は当然メーカーが出向いて行う

まず消費者が買ってくれるかどうか
競合品に負けない商品力がある物になっているかどうか
が一番重要で、生鮮であろうが加工であろうがかわらない。

重油が上がったから野菜の価格も上げろとか
一生懸命作っているので高く買えとか
系統と系統外とどっちが高いとか
産地では相変わらず、
明けてもくれても単価の屁理屈

消費者にも量販店にも業務加工にも市場にも
ほとんど関係ない話


夜はゴメンで
軽く打ち上げをした。
ミエさんも合流して
飲んで盛り上がった。





2006年9月表紙へ