2009年3月25日(水)


本日も4時起き
なんとか今日、明日の会の流れが決まる。

AMはノウギセンターへ
研修棟でやったら、20人くらいの予想が
60人くらい集まってくれていて
ちょっと資料が足りないくらいだった。
前向きな説明会ならいいが
廃止の説明会というのは
初めての経験だ。

県認証は
時代とともに要項要領も
改正されたりくっついたり
追加されたりいろいろず〜と
変遷があってきている
が、とにかく15年の特栽ガイドライン改正で
農薬だけの認証というのは
表示も規制されてやりづらくなった
というのがけっこう大きな問題

それからあくまで基準認証なので
特に果菜類では一月だけでも
1つでもオーバーした瞬間に
認証では出荷できなくなってしまうので
みんなで最後まで取り組めない問題もある。

また、農薬だけの認証で時代にあってない部分もあり
やるなら発展性があって、みんなで取り組める
システム認証の方がいいということになる。

実際のところ、他にもまだ
いろんな問題もあって
会もしてアンケートもして
部でも審査会でも検討を続けて
23年3月末で廃止ということに決まった。

とはいえISOの理念が入るまで
もろ積極的に推進していた自分たちが
廃止の会をやるというのはつらい。

本気でやってくれている人も
まだたくさんいるわけで
そういう気持ちを思うと
まったく申し訳ないところだ。


いろいろ会をしながら考えていると


なんでもそうだが
制度でも概念でも技術でも
立ち上げて広げていこう!
としている時は

例えば認証でも

この認証制度を広げて
ちょっとでも付加価値をつけて
後についてきてくれる人を増やして
環保農業を広げて
・・・

と単に制度を説明して
取り組んでもらうだけじゃなくて
いろんな部分とくっついて
きちんと普及がされていて
夢も語られていて
動いていくわけだが

流れが止まり
人がかわり
していくと

広がりの部分と夢の部分は
全部すっとんでしまって
制度のめんどくさ事務作業だけが残る


実践してくれている農家の人からみると
やろうと思った気持ちを継続して
くれている人はいっぱいいるわけで
制度の運営だけで対応されると
なんとも不満があって当たり前
ということになる。

今、なんかそういうような仕事が
増えすぎている。
いろんな背景もあっていろんな切り口で
施策はずらずら作られているが

大きな目標は
農家の所得向上と持続できる産地づくり
ちゅうことにつきるわけで

それぞれの施策を単発単発で考えてやっていると
おそらくダメだろう。
制度であろうが、国の決まりであろうが
事業であろうが、調査であろうが
視察であろうが、
単に書いてあるとおり書類どおり
型にはまってやるのではなくて
自分たちの本来業務に
ちょっとでもいいのではめ込んで
つなげて
魂と夢を入れてやっていくと
経営品質がグングン上がっていく

とにかく将棋といっしょで
同じ一手を打つにしても
いろいろ含みを持たせたいじゃないか!


県認証を
決して後ろ向きに廃止するのではなく
県内全域に環境保全型農業を広げて
県外に出荷する農産物も、県内流通でも、直販でも
こうち県産はおいしくて安全安心
と自慢できるようなしくみづくりを
もっと進めていくための一歩
なのじゃないか・・・

ということで
お昼に書類を増刷して
PMは中央西で会

こちらも会議室が満席となったが
なんとか開催できた。


なかなか重たい一日であった。


歩いて帰って
途中でミエさんに拾ってもらい
久しぶりに二人で
ラーメンを食べて帰った
ついつい生ビールを飲んでしまった
・・・



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