栄養一口コラム
- りんごの栄養とその効果
- 実りの季節の秋がやってきました。
秋といえば果物も美味しいですね。
りんご、柿、ぶどう、などなど・・・
中でも、にゃんこはりんごが大好き。果物の中では一番好きです。
『1日1個のりんごは医者いらず』とよく言いますが
どんな栄養効果が期待できるのしょうか。
まず、りんごの主な栄養成分を見てみると・・・
あら?思ったほどたいしたことがありません ( ̄□||||!!
ビタミンCはあんまりなくて、果物中27位・・・
女性に良いといわれるビタミンEや葉酸もそれほどではないようです。
私は子供の頃から、りんごは鉄分が多い果物だと
信じてきたんだけど、鉄分に至っては微量・・・
りんごを切ったり、摩り下ろしたりして置いておくと
赤くなるのは、りんごの鉄分が“さびる”からだと
思っていたのですがどうも違うみたいです。
では、いったいなぜりんごは時間が経つと
変化するのでしょう?
その正体は、近年発見され、注目されている
『りんごポリフェノール』の『エピカテキン』
ポリフェノールといえば、言わずと知れた抗酸化作用。
生活習慣病予防にいいですね。
同じカテキン類でもお茶などのカテキンより
りんごのエピカテキンのほうが、
より強い抗酸化作用が認められているそうです。
このエピカテキンは、熱にも水にも強いが
酸化しやすいという欠点があり、時間の経ったりんごが
変色するのは、エピカテキンが酸化して
減少したために起こるのだそう。
エピカテキンは果肉部より、皮に多く含まれています。
でも普通、皮はむいちゃいますよね!?
農薬やワックスも気になるし〜
りんごの皮にある白い点々は“果粉”と
いわれる天然の物だそうで、
テカテカしてるのは、ワックスじゃなくて
りんごから染み出たリノール酸やオレイン酸なんだそう。
確かに、りんごには他の果物にはあまり見られない
リノール酸などの不飽和脂肪酸が多く含まれているけど・・・
国内産りんごは大丈夫なんだそうですよ。
でもちょっと皮ごとは抵抗あるなぁ〜
(*゚ロ゚)ハッ!!
なんだかこのままでは、りんごがダメな果物みたいに・・・
そんなことはないはず!!
もっと良いところがあるにちがいない。
そうそう、りんごといって忘れてはならないのが
『便秘改善効果』
りんごには食物繊維が豊富なのです。
便秘に効果を示すのは不溶性食物繊維ですが
りんごは、この不溶性食物繊維も
ペクチンなどの水溶性食物繊維の両方とも豊富です。
不溶性の食物繊維は1日20gの摂取が目標ですが、
りんご1個に含まれている不溶性食物繊維の量は
だいたい2.5g〜3gくらいです。
水溶性食物繊維のペクチンは、抗酸化作用が高く
生活習慣病予防に役立ちます。
また、整腸・解毒作用もあることが立証されているそう。
そういえば子供の頃、風邪をひいた時や
おなかをこわした時には、必ず
“りんごの摩り下ろし”を食べさせられた記憶があります。
その他にも、りんごにはカリウムがわりと多く
含まれていて、高血圧予防に効果を発揮したり
りんごの酸味の元である『りんご酸』が
疲労回復を促したりと、ビタミン類は少なくても
いろいろな良い効果をもたらしてくれるみたいです。
なかなか家で果物を食べる機会もない
という方も多いとは思いますが、
秋から冬にかけてのりんごの季節に
1日1個のりんごはいかがですか〜
参考サイト〜発掘あるある大辞典
http://www.ktv.co.jp/ARUARU/