TopNovel>浮の葉語り・あとがき


…あとがき…

 

 …お疲れ様でした。これで、終章です。思いがけず、長くなってしまって。もうどうしたらいいのやら。

 全く。誰ですか、「前後編」とか言ってたのは…(遠い目)。こんなに長くなるなんて、誰よりも驚いているのは作者である私。


………


「美祢様を幸せにしてあげよう」――そう思って、始めた連載。

 美祢はこのサイトを始めるきっかけになった「玻璃の花籠」に登場してから、結構、インパクトがあったらしく…「で、彼女はどうなるの?」と数名の方から聞かれました。最初はあまり思い入れもなかったのですが、やはり、何度もお話に出していると情が移るのでしょうね。いつの間にか、彼女のための話が出来上がってました。

 伽呂は…う〜書きづらいキャラでした。美祢のぞんざいな言葉も書きにくかったのですが、伽呂の寡黙さもちょっとねえ…何考えてるのか分からないのですものっ! でも、やはり雷史と対比して出すなら、そう言うタイプでしょう。いつも、ですね。対比、と考えてしまって。
「すわ、不倫もの!?」と思ってくださった方もいたかな…? ですよね、普通そう思うわ。それでも良かったんですが…まあ、無難にね。すみません、こじつけさせて頂きました。

 最後も、何となくにおわせる感じで…ね。あまりばっちり書きたくなかったので、こんな風になりました。でも多分、「この先は、どうなったのっ!?」と言われるんじゃないかなあと思いまして…う〜。

 蛇足、とは思いましたが…ちょっとだけ書いてみました。これは「いわゆるひとつの」…パターンです。そのほかにもいろいろな展開があると思われますが…興味のある方だけ、お楽しみ下さい。ホントは、9章までで十分だと私は思ってます。

 美祢に、静かな深い応援をありがとうございました。なんだか、今回は皆様の心根の暖かさが響いてくる連載でした。こう言うのもいいですね、とても素敵。それに、とても書きやすい、入りやすいお話でした。別のお話を書いていても、お話を5行も読めば、ちゃんと世界に入れる。多分、自分に合った作風ですよね…。あ、いえ、私本人はこんなじゃないですが(苦笑)。

ではでは。またのおつき合い、お願い致しますね。新しい連載でお目にかかれる日を楽しみにしております。本当にありがとうございました!

 

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2003年1月31日

『Powder Moon』管理人・Kara


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