◇あとがきのコーナー◇

氷華の節

「3話完結ね」とか言ってませんでしたっけ? ああ、倍だわ…。気付けば194枚、「長編恋愛同盟の完結作品にギリギリで入れなくて寂しいです(笑)。

 前作の「てのひら」が始終、ふわわんとした感じでしたので、今回はシャープに大人の匂いで書いてみました。色々と冒険した部分もあり、一生書かないと思っていたシーンもあり…満鹿が思ったよりも動かないので、結構大変だったかも??

 親族結婚を繰り返すなんて、ちょっとすごい世界ですね〜、瑠璃は途中でちょっとだけ出てきたかと思いますが北の集落の一派、「青の一族」の出身です。「本家」の青汰の家が村長。瑠璃、と言う名前からもお分かりのように分家筋です。それでも、規律はそれなりにあります。家の存続は大切ですから、政略結婚が出て来るみたい。嫌ですね〜。

 前作で瑠璃は出てきましたが、実は満鹿も出そうと思っていたんです。でも柚羽視点でしたから、ここに満鹿を出すと大いに混乱するのでやめました。同じ時間軸を違うキャラで追う、と言うのも珍しく…とても不思議な気分。ランキングのコメントで、ふたりの影に余市と柚羽が見える…とあって、とても面白かったです。

 また、キャラを変えて違った視点のお話を書いていこうと思います。でもその前に…現代物をひとつ挟もうかなと考え中。これからじっくり考えます。
 それでは、またいずれ。新しいお話でお目にかかる日を楽しみにしてますね。

 本当に最後までのお付き合い、ありがとうございました。

 

 

2002.11.8  Powder Moon 管理人/Kara(から)