祭りのあとに

盛大に？行われた結婚披露宴のあとは、美しい夜景を眺めながらのふたりっきりのディナー。この日ばかりは普段の節約の精神も忘れて、とびきりリッチな空間で極上の気分を味わうのが素敵。
……ええ、そうです。出来婚で挙式が早まったために露と消えた夢、今回は少しでも雰囲気を味わえたかなーと思います（笑）。

７月にいただいたアンケートコメントでは、「樹と薫子の続きが読みたい！」というご意見が一番多かった気がします。そうだろうなーとは薄々感じていたわけですが、まだまだ長いふたりの道中をしっかり腰を据えて書いていく覚悟も持てなくて、結局はこのような突発の番外編でお茶を濁すことになりました。回想シーンでさらりと流してしまったその辺、きっと樹のサイドから見たらものすごく長い物語になりそう。いや、そこまではとてもとても。

未来シリーズでも他のシリーズでもそうなのですが、最初に大きな骨格を決めてからおのおのの物語を展開していくわけではなくて、ひとつ書き上げてから、また次が浮かぶ。それが終わると、また次を思いつくという「増改築状態」での執筆が我がサイトでのお決まりのパターンになってます。
どうなるか分からないばくち状態で続けていくのも素人なら出来る醍醐味ですが、それで自分の手に余ってしまったのが他でもない「未来」だと思うので、次にいつかこのような複合的な物語を展開するときには、最初にきちんと世界観を作りたいなと思います。

ベタ甘〜って感じにしたかったのですが、やっぱり駄目ですね。ええ、これからも精進しますっ。

良かったら、感想やご意見をお寄せくださいませ。皆様のお言葉で、夏の疲れを吹き飛ばしたいです（いや、これは「夏休み疲れ」と言うべきか）。

2006.8.12　　Powder Moon 管理人／Kara（から）