願わくば、恋視線 |
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「両手に花」って一度は手掛けてみたい憧れのシチュエーションでした。だって、素敵でしょう、甲乙付けがたい男性陣があの手この手で誘惑してくれたりして。これは乙女の夢だわーと構想段階ではかなり盛り上がっておりました。 だがしかし。 夢いっぱいで書き始めてはみましたが、その道のりは長く険しかったです(泣)。その反動か、今度は想って想って報われないままいつまでも恋い焦がれ続ける――というお話が書きたくてたまりません(駄目)。「私って、典型的な攻気質だったのね」とつくづく思い知りました(……それもちょっと違う気がするかな?) 奏と旗氏、いただく応援コメントもきっぱりと二分割。へー、ここまで好みが別れるものなのねーととても不思議な思いで拝見させていただきました。最香の遭遇する様々な出来事、心境のひとつひとつにも読者様それぞれのお立場からのお言葉がいただけてとても有り難かったです。全部を汲み取ることは今回の作品では果たせませんでしたが、次回作以降に貴重なご意見を生かしていけたらなと思ってます。 反省すべき点は……もうちょっと明るい内容にしたかったのになあ、というところ。まあ、これにつきましては私自身の限界があるような気もしますので、ご指摘もいただきましたが、これからはもうちょっと慎重に作品のコメントを考えようと思います。うん、野望?はあったんですよ、頑張ってコメディーしようって。けど、やっぱり無理だ。このステップの重さをどうしたらいいものか……(遠い目)。 ともあれ、どうにかラストまでこぎ着けることが出来ました。このたびも最後までのおつきあい、誠にありがとうございます。アンケートでいただきましたご意見等も参考に、今後の作品の内容を煮詰めていきたいと思います。 また、新しい作品でお目にかかれることを楽しみにしております。
2007.6.7 Powder Moon 管理人/Kara(から) |