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「花染めの指先」完結。

ラストまで書き上げたものの、一気にUPするかどうかずいぶん悩みました。が、結局は「早いところすっきりさせよう」って。
二週間分のUPをしてしまったと言うことで、ただいま全く!ストックのない白紙な状態です。ああ、どうしましょう。
とりあえずは、クリスマスまでに「猫大王」の閑話(ようするに、話と話をつなぐ小話です)をUPして、気力があったら年末年始は不定期にでも更新して、次の定期更新は年明け1/8からかな?と考えてます(もしかしたら、もう一週延ばして1/15になるかも)。

完結に寄せて、「一体どうしたのっ!?」というくらいコメントが届きました(あくまでも、当社比)! すっ、すごい。完結してこんなにコメントをいただいたのはたぶん初めてです。ちょっと、どきどき。
すぐにお返事してしまうのがもったいないので、少しずつお返しして行きたいと思います。「返信不要」の方はここでまとめてありがとうございます!
これってどうしてなんだろう、と自分なりに考察してみましたが、それってきっと現代物に比べて希少価値だからかなと思ったり。高校生やOLが主役のお話なら、他にもたくさん素敵な物語を手がけるサイト様がありますから。
「最初は取っつきにくくて敬遠していた」と言われることの多い海底系、一度はまるとあとは楽々みたいですね。色々規制が多いようで、実はおおらかな一面もある世界ですから、先が読めないのも楽しみのひとつなのかも知れません。

……次、麻未が主役の物語を予定してます。ええ、やっぱりかなり好きみたいです、イライザちゃん(笑)。脇役救済はお約束ですが、彼女の場合は大丈夫か? まるで「おとめ☆」の真倉様を思い出すほど大変そうです。
だけどきっと、書きやすいぞーっ!

というわけで、少し完結後のあれこれなどを。ネタバレありなので、隠します。

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19話、「それはないだろう!」と思われた方も多いのでは? いきなり今まで全く影のなかった方が躍り出てきたのですから、さすがに違和感があったかなと反省してます。途中で伏線を張るべきでした、ごめんなさい。
良かったんですけど、衣のところで締めちゃっても。綺麗にまとめるにはその方が良かったかも。でもそれだといまいち説得力に欠けるというか、難しいかなと。
私から見ると、今回の主人公たちは少し頼りない感じだったのかも知れません。何だかんだ言っても、親のすねかじりで訓練校に入っていたわけですし。本人たちはすっかり一人前のつもりだったのかも知れませんが、でもねえ……。
ただ、季紗ママが場を仕切れたのも若いふたりのパワーを目の当たりにしたからだと思うんです。「まあ、素敵!これは是非応援しなくちゃ」とようやく長年籠もっていた殻を割る決意をしたんでしょう。文中には書けませんでしたが、季紗パパへのフォローもその後きちんとしてくれたと思います。

そんな感じで、いろいろと課題の残る本作でした。

とはいえ、あとがきにも書きましたが、今回は本当に「創作」に対する様々な想いと向かい合うことになりました。季紗のあがきは私のあがきでもあり、そう言う意味ではとても苦しく、また充実した時間でした。
次の麻未の話でも、やはりとてもお伝えしたいテーマがあります。今ここでしゃべっちゃってもいいですけど、やっぱ物語の完結まで取っておこうかな?