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色々考えた末、

このたびの書籍化につきましては、様々なご意見ご感想、そしてお叱りの言葉を頂いています。手元に届く一通一通を大切に読み進めておりますが、その過程でひとつの結論が浮かびました。

「もっと、シンプルにしよう」

確かにこのたびの「片側の未来」書籍化はWebの片隅でひっそりと小説サイトを運営してきた私にとって夢のような出来事でした。今は発行を待つ段階でありますが、未だに「本当のことなのだろうか?」と実感が湧かない感じです。
でもそれは私の個人的な感情であって、サイトにて更新作品をお楽しみ頂いている皆様にとっては「関係のないこと」あるいは「迷惑なこと」なのですね。今まで好きなときに自由に読めた作品が、ある日突然取り下げられてしまう。今回頂いたお叱りのメールの中にも「裏切り行為」というお言葉がたびたび登場しました。
もちろん「嬉しい」「待ってました」という温かい応援メッセージも届きます、でもその方々のお心内もやはり複雑なものがあると思うんです。

「片側の未来」作品頁から「千夏&透」編の作品案内を撤去して、次世代バージョンのみの扉に変えました。そして、残していただけることになった本編の作品たちは書籍化の頁からリンクしてます。
「もしかしたら、作品そのものがなかったことにしてしまえばいいのかな」と一時は次世代を含めたシリーズ全てをサイトから撤去することも考えましたが、それはあまりにも寂しいと考え直した次第です。

今後、書籍のアナウンスはこの雑記とサイトTopよりリンクしている書籍ご案内の頁のみにさせていただきます。コメントの返信も書籍化関連のものだけ別ページへ。そのようにしてみました。

そして私はひとりのWeb小説サイトの管理人に戻ります。今まで同様に、サイトでの作品更新と完結に全力を注いでいきます。