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シナリオ
┣ 一章 「逢津の峠」
┣ 二章 「踏鞴の社」
┣ 三章 「朝奈夕奈」
┣ 四章 「銀色」【現代編】
┣ 五章 「銀色」【過去編】
┗ 新錆 「銀色」
システム
おまけについて


銀色-完全版-
せつなさを通り越してかなり痛いです。しかしながら、シナリオが非常に良くできています。しばらく人生についていろいろ考えさせられました。大抵、例え悲劇的なシナリオでも2回目をプレイをするとハッピーエンドになるような救いシナリオを用意してくれているのですが、この作品にはそのような甘いものはありません…。が、ゆえに強く心に響きました。一週間ほどずっとショックを受けていました (^^; 。


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- シナリオ -
一章 「逢津の峠」
色町から逃げた名無しの少女(初号機)と友の裏切りに傷ついた男…。何となく救われないのではかと思いいつつ話を進めました。病で人が村から隔離されたり捨てられたという話は、私も子供の頃に大人から聞かされてことがあります。平安時代の京都では羅生門が疫病で亡くなった人の捨て場だったいう話もあります。今ほど医療も進んでおらず、貧困なものは死ぬ しかなかったんでしょうね。赤い握り飯が、赤くない握り飯になる事と引き替えに…。ただ、あのままでもそう長くはないような気がします。

名無しのために薬を盗まなければない。オープニングの曲「銀色」が流れた瞬間、鳥肌がたった。


もう、ふたりとも助からないんだなって…。


二章 「踏鞴の社」
私的にはかなり痛かったです。何となく「私は、なんで此処にいるの?」あたりで「人柱」ではないかと気づいてしまいました。流れが激しくよく氾濫する大井川などでは、橋の欄干に人柱を括りつけることがあったそうです。でっ、もしかして…。我ながらなんでこんなところで気づいたのかと悲しくなってしまいました。堤防と橋の違いはありましたが…。どうすることもできない自分が悲しかったです。どんな屁理屈でもいいから狭霧を説得できればと思いました。

一度、狭霧を助け出したけど…。ダブルショックでした。痛いです。


死にゆくものを送る側の人間がこれほど辛いとは…。 戦争などで、愛するものや家族を送り出すのもこのような感じなのでしょうか…。辛すぎます。

狭霧が優しすぎるがゆえに痛い、辛い、悲しいです。


三章 「朝奈夕奈」
もう、「なんでやねん」と叫びたくなります。こうも裏目、裏目、にでるとは〜。個人的にはねーちん(夕奈)に惹かれていたのですが・・・、鍋島はんがどんどん朝奈に…。それが痛かったです(^^; 。そして、繊細な心の持ち主の、本来まもらなアカンはずのねーちんがどんどん壊れてゆく〜。痛いです。

それにしても、ねーちんの声、藤澤智子さんの演技はすばらしいですね。本当に怖かったです(^^;。

個人的には鍋島はんがねーちんに刺される「ねーちんエンド? 」のほうが好きです。やっぱり好きな人には生きていてほしいです。なんとなくですが…。


四章 「銀色」【現代編】
なんとなく、唯一ほっとできる章ではないでしょうか?過去の吉備あやめと現代の篠崎あやめがキーワードでクロス進行していく演出が非常に良かったです。

とりあえず思うこと、「このバカ医者が!」っと。 そして、「みずいろ」のおまけシナリオの舞台がこの喫茶店だったのかと。旧銀をやってない私としてはどうでも良いことで感動してしまいました(笑)。

なんとなくエンディングらしきテロップが流れて、ほっとしていたのですが…。油断しました。


五章 「銀色」 【過去編】
なんか、一番痛かったのではないでしょうか。私の痛さ許容量 を完全に越えてます。もうどうしようもないです。四章がわりとほんわかした感じだったので完全に油断してました。どうしたらいいのでしょうあの姉妹は…。悲しいです、辛いです、痛いです。なんかぜんぜん救われない姉妹ですね。おもわず、なんでやねん…とつぶやいてしまいました。

あやめさんが〜、痛いです。赤い銀糸…。

銀糸が消えるときの幻のようになっていればな〜っと、ひたすら願うだけです。 むむ〜。 甘いですかね〜。それでも、あの姉妹は救われませんね…痛いです。かなりきました。


新錆 「銀色」
石切シナリオですが各章を良い感じでつないでいたと思います。そして、その集大成がこの章なんですね。何となく好きです。銀糸の存在は正か邪か?。代価を払うからこそ願いに価値が付く?。難しいですね。各章の間でこの石切のシナリオが気になっていました(^^;。

個人的には、いすなっちの大陸風(ウイグルあたり?)民族衣装 Good です。

やっぱり、佐藤裕美嬢のオープニングの「銀色」、良い曲ですね。感動しました。


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- システム -

選択肢がありますが、よほどのことがない限り素直に進んでいきます。 どう頑張っても悲しい場合が多いです(笑。とにかく、シナリオを読みふけましょう。

セ-ブ数は20です。ひっかけなどはないので十分ではなでしょうか。 「オートモード」があり手放しでシナリオを楽しめます。また、「選択肢まで進む」があるのでイライラしません。また、日本語だけでなく、訳あって英語もあります(詳しくはねこねこさんのHPでどうぞ)。フォントの選択、文字速度の変更、ボリュームの調節など基本もおさえています。

CGモード、SOUNDモード、シーン回想も完備しています。んでもっておまけも…

私の環境では特にバグなどはありませんでした。


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- おまけについて -

なんか、ほっとしました。五章の錆が痛かっただけに…。スピードワンボックス財団 ツヴァィ、笑わせてもらいました。テーマ曲?「闇から出でしモノ」格好良いです。

あと、狭霧さんが日和に転生して幸せになっているのでは・・・とか思ってみたり。声(籐野らんさん)の印象でなんとなく〜。ポンコツぽいのが Up って感じで〜(^^; 。ダメですかね〜やっぱ…。

個人的にねこねこさんのおまけ楽しくてすきです。なんか空欄が気になるのですが…、やっぱり空欄らしいです(笑)。

ではでは〜。