Reds! GET GOAL!
−2001.7.1〜7OA−
−だいぶ、この選手も体調が戻ってきました。これからの活躍が期待できます。福永選手にお越しいただきました。どうもこんにちは。 ヤ:こんにちは。 −だいぶ、身体の調子、戻ってきてますね。 ヤ:そうですね。順調にきていると思います。 −ちょっとね、こう、じわじわあがってきてるのかなーっていう・・・。 ヤ:うん・・・。まぁ、あのケガした時も自分としては、あのー、まぁ珍しくだいぶ状態いいなと思ってたんで。まぁ、だいぶ長い間休みましたけど、まぁ、そんなにすごい落ちてるっていう感じでもなかったし。うん、まぁ、とにかく再発だけは気をつけて、まぁいろいろドクターやトレーナーと相談しながら、まぁホントに慎重に・・・まぁ、やってきた結果が、いい方向にいってると思いますけど。 −さぁ、そしてここ!何試合か、非常に難しい時間帯の・・・ ヤ:うん・・・ −選手起用だと思うんですけれども。 ヤ:そうですね。まぁ、あんまりこう深く考えないで、まぁ、監督の指示よく聞いて、ホントこう試合に出れるっていうことに対して、まぁ、純粋にこう・・・嬉しいというか、うん、やっぱり選手として試合に出ないとホント何もないですから。うん、そう、試合に出れるっていう喜びをこう・・・試合の中で表現したいなっていう気持ちで入ってるんで。うん・・・だから、まぁ確かに、ま、時間帯とかまぁ役割だとか、いろんな状況考えながらやんなきゃいけないのは、うん、まぁ・・・頭使いますけど。でも、そんなことは別にたいした問題じゃないです。 −まぁ、でもね、こう見てる方としましてはね、福永選手だったら、もうちょい前の位置でっていうようなね、イメージがどうしてもあるんで。 ヤ:うん、まぁ、よく言われますし、僕自身も・・・。<苦笑>うん・・・、ただやっぱり11人でやるスポーツですから、そのひとりが勝手なことはもちろんできないし。監督のやりたいことを選手がグラウンドで表現するわけですから・・・だから自分がやりたいことももちろんあるけど、やっぱりそのポジションポジションの役割として、うん、その自分がやりたいことの前に大事なことがあるし。うん、まあ、ここ何試合か試合に出てますけど・・・まぁ、もう僕に対してのほとんどの指示が「あがるな」とか、とにかく守備的なことに関してばっかりなんで、うん、だから、まぁ僕自身ストレスも・・・ま、なくはないんですけど・・・。うん、そのー逆に周りからそうやって言われる方が僕に対してすごい・・・うん・・・どうにもできないんだっていう気持ちの中で・・・やっぱり・・・うん・・・チーム・・・の中での役割っていうのがやっぱりありますから・・・。うん、まぁ、周りが思ってることも・・・まぁもちろんわかるし、僕自身も色々思ってることもあるし。うん、でも1番大事なことはそういうことじゃない・・・っていう風に思ってるんで。 −そうですね、サッカーはね、11人の組織プレーがもうホントに大事なことですからね。 ヤ:うん、その中で自分の持ち味を出すっていうのが、もちろん大事なことだとは思いますけど、そのベースの部分をその自分の感覚でやったりするのは、やっぱりチームとしていいことじゃないと思ってますから。 −ただホント、久しぶりですよね、ボランチの位置に福永選手が入るっていうのは。 ヤ:うん、そうですね。だからまぁ試合だけボランチはやめてくれって感じですけど。うん。<苦笑>練習じゃ全然そんなことなかったから。まぁ、最近はまた違いますけどね、練習も。うん。だけど、まぁ、その、チームでこうやろうって言ってることもわかるし、うん、ポジションポジションの役割もわかりますから。うん、だからまぁ別にね、自分のポジションのことしか考えてないわけじゃないから、今でも。 −そこにね、石井選手とのコンビネーションとかね、前やってたボランチとはちょっと今やってるボランチって複雑じゃないですか、役割が。 ヤ:そうですね、うん、と思いますね。まぁ、その中でまぁ、うーん、まだこう手探りというか、まぁもちろんそれじゃいけないんですけど。まぁ、いろんなことをこう、話したり、まぁトライしながら・・・どれがいいものか、これはダメだとか、そういうことを、うん、まぁ、いつもそうだと思うんですよ。チームとして、そうやって色々探っていくていうのは。うん、だからそういうひとつひとつ確認しながら、うん、また同じミスもあるだろうし。そしたらそれはやっぱりダメでっていう話し合いにもなるし。うん、でもやっぱりいいと思ったのは、やっぱり周りもみんないいと思うし。それは続けていくことだと思うし。 −でも、ホント見ててあれなのは、リーグ戦では、まぁ、ボランチで途中出場で入って行って、でも、前橋育英との練習試合では、2列目のねぇ、攻撃的な位置で。 ヤ:や、一緒ですよ。一緒。 −一緒ですか? ヤ:ポジションは。うん、前の日の練習からすると、だから、普段と変わらない中でなんか指示だけが違うっていう感じだったんで。うん、だから別に、その試合に、その練習試合を勝つために僕たちはやっているわけじゃないし、まぁ、監督がどう思ってそういう指示を言ってるのかわからないけど。でもやっぱり次の、例えば柏戦とかその次のジェフ、広島っていうふうな対戦相手がもう決まってる中で、そういう相手を想定してやるべきだと思うし。うん、確かに、ま、高校生相手で、ねぇ、スペースもあるし、そういういろんなことをやろうと思えばできると思うんですけど、そのチームのやり方を確立するっていうこともやっぱり練習試合のひとつの狙いだと思うし。うん、だから高校生に、例えば10点とりましたっていっても、別になんてことはないと思うし。まぁ、ひとつのテーマとして、ボールをやっぱり大事にするっていうチームで。だから、そういう意味では、ねぇ、昨日の、ま、例えば天候だとか、試合時間のこともあるし、それはチームでボールをキープする時間が長ければやっぱり優位に試合を進められるわけだし。 −1番のチッタ監督が目指していることっていうのは、要するにボールを速くまわして、より、こう、ゲームを支配していくっていう・・・。 ヤ:うん、そうですね。だから、あのー、ま、いわゆるリアクションサッカーではないと思うんですよ。自分たちがキープしている中で、常に優位な状態から、そのー、ここで行くっていう時にみんなが同じ意識でバッって、こう攻めに入れるとか、もちろん守りでもそうだし、とれると思ったらみんなで入ってとるし。うん、だから、そういう中でそのー、自分たちが優位に進めるっていうことは、まぁ、ボールを永くキープすることだし、それはひとりひとりがっていうことじゃなくて、チームとしてなんで、だから、まぁ、速いボールまわしってよりも、ま、それももちろん大切だし。でも、ボールを失わないっていうことが1番、うん、監督がまずは求めてる・・・ことだと思う。ま、簡単に失わないって言った方がいいか。 −ま、単純なミスがないようにとか。あとー、まぁ、パスミスっていうと、すごい難しいんですけどね。簡単に私なんか使ってしまうんですが。ま、相手の読みが良かったとか、まぁ、息が合わなくてそれがパスミスになっちゃうとかって色々ありますけど、そういう単純なミスを少なくする。 ヤ:うん、そうですね。前にかかっても、勝負の部分では、それは・・・ねぇ、相手だて人数多くかけてきてるし。それは通れば1点・・・ま、通らなかったら、まぁ、しょうがないっていう部分はありますから、いいと思うんですけど。まぁ、ホントに自陣・・・ま、特に自陣では、うん、もう、100%に近いぐらい・・・、うん、ボールをとられないっていうことがすごい大事だと思うし。うん、後は特別・・・ねぇ、こうしろっていう・・・うん・・・まぁ、印象はないんですけど。そのやっぱり1番印象にあるボールを大事にするっていうことは、やっぱり、うん、まぁ僕も今までサッカーやてきた中で・・・うん、そういうベースで思ってたことなんで、昔から言われてたことだし。うん、だから例えば2人3人いる相手に1人でドリブルで向かって行ったり。例えば、それが、ねぇ、相手ゴール前だとしても、それは・・・そんな可能性高いことじゃないし、それを抜けてシュートまでいくっていうことは。ね、やっぱりボールを大事にするんだったら、またやり直せばいいし、もっともっと、ね、自分たちが優位にね、状況を作ることはできると思うし。だからそう状況判断って意味でも・・・うん、チームとしてボールを保持するっていうことの、ま、大事さっていうのは、うん、わかってるつもりですけど。 −まぁ、ドリブルでつっかけてって、まぁ、DFが寄ってきたところに、空くじゃないですか、スペースが。そこをうまくね、使うとか・・・。 ヤ:うん。 −そういうことですよね。 ヤ:そうですね。うん、だからそれは、その、空けるためにドリブルをしてたとか、そういう判断ならそれはそれでいいと思うんですよね。例えば、僕の中では周りに味方もいるのに・・・どんどんつっこんで行って、例えば3人4人抜いてシュート決めたってことに対しては、僕は別に、うん、そのプレーがいいプレーだとは思わないし。それは、点をとったっていうことに対しては、チームとしてはいいことですけど。ま、チームプレーっていう中で、それがどれぐらい意味があるのかなっていう気はしますけど。 −まぁ、正直言ってね、エスパルス戦の時に、小野選手、福永選手、阿部選手、この3人が揃った時に、前線にどういうボールが出るんだろう、どういうパスがいくんだろうって、見てる方はワクワクしましたよー。 ヤ:そうですか。 −ええ。 ヤ:や、僕は久しぶりだったんで・・・。うん・・・まぁ、久しぶりでしかもボランチで、毎回毎回、もう、たぶん、あの時間で10回ぐらい言われたと思うんですけど、「あがるな」と。 −ま、それはもうチームプレーですからね。 ヤ:うん、だから、ついつい行っちゃうんですよね。それはもう、だって、延長で1点とった方が勝つってもうわかってるわけですから。勝てる試合だったと思うし。うん、まぁ、思い切って行ったらいけるんじゃないかっていう自分の中の気持ち、と、や、ちょっと待てっていう外の声と・・・。うん、だからまぁ、そうですね、試合はもちろん楽しかったし、まぁ、でもやりたいことができないっていうか、こう、なんか抑えられてる部分の・・・ちょっと・・・ −まぁ、葛藤みたいな部分は。 ヤ:うん、それも、まぁ、もちろんあったし。うん、で、まぁ久しぶりの試合っていうことに対しての、うん、なんか、こう・・・やっぱりしっかり、ねぇ、その流れにのらなきゃっていうか、うん、流れをくずさないようにっていうことに対してすごい、こう気を使ったし。うん、だから、はっきり言って自分のプレーとしてはもう何もできなかったけど・・・。うん・・・まぁ、結果的にも残念だったし。 −惜しいゲームでしたけどね。 ヤ:だから・・・。 −見てる方はワクワクしたんですけどね。 ヤ:ああ、そうですか。 −ええ。でもホント、さっきからずっと福永選手がおっしゃってる、その、ボールを大事にする、そういうチッタ監督の考え方っていうのは、だいたいチームに浸透してきてますよね。 ヤ:と思いますね。まぁ、ホントにゲームを今までずっと見てくればわかると思いますけどそういうことは。うん、やっぱり、ね、何でも攻めなきゃいけないっていうことはないし、うん、やっぱり自分たちが無理な体勢だったら、いい状態になるまで大事にボールをまわしたり。 −まぁ、バックラインに戻して、もう1回そこから立て直して、相手がじれてね、くずれてくるのを待つとかね、いろんな手はありますからね。 ヤ:だから、別にそれで問題はないと思うんですよ。うん、ただやっぱりいろんな周りの声だとか、自分たちもなんか変に、ね、あせったりして・・・、で、それでボールを失うっていうこと自体が・・・それこそホント、うん・・・まぁ良くないことだと思うし。うん、だからホントに自分たちでいい状態を作るっていうことに対しては・・・・だいぶ、やっぱり変わってきたと思いますね。 −まぁ、1st−Stageも残り3試合。ぜひともね、1コでも順位を上げていただきたいと思います。 ヤ:うん、もちろん。1つでも多くの勝ち点をとりたいと思ってるし。うん、まぁホントに、今のこう、だんだん良くなってるっていうことを自信にしてもいいけど、まぁ、過信しないで、もっともっと、まぁ、僕たちはまだ全然順位も下なんだから。うん、ホントこう、貪欲にやっていければ・・・自然と順位も上がってくると思いますよ。 −期待してます。 ヤ:はい。 −頑張ってください。 ヤ:はい。ありがとうございます。 −どうもありがとうございました。 |