2004年3月1日発行 No.429 

主にあって成長する(金田佐久子)

 全体懇談会でエフェソ4章11〜16節を引用し、「わたしたちはキリストに向かって成長していきましょう」とお伝えしました。キリストに向かうとは、キリスト「について」知るのではなく、キリスト「を」知ること。「あなたとわたし」という親子や夫婦のような関係になっていくことです。一つ家にいながら、会話を交わさないで親子や夫婦関係の健全さを保つことは困難です。またそれは一瞬ではなくプロセスなのです。御言葉をとおしてキリストと日々親しく交わり、主にしっかりとどまられますように。一方、人は独りでは弱いものです。助け合い支え合う教会の交わりを神は備えてくださいました。「わたしとキリストとの交わり」と「わたしたちとキリストとの交わり」は互いに影響を受けます。教会の中で、独りだけキリストのような人がいるというのは不可能です。なぜなら愛はとどまることができず、祝福は周囲の人にも及ぶからです。祝福とはそのような性格のものです。ですから、一人ひとりの成長が教会の成長となり、教会の成長が一人ひとりの成長となるわけです。主がわたしたちに成し遂げてくださる御業に期待しています。

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