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2005年9月1日発行 No.447 

ディボーションの恵み

                            金田 佐久子

  だから、あなたが祈るときは、奥まった自分の部屋に入って戸を閉め、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたことを見ておられるあなたの父が報いてくださる。
(マタイ6・6)

 
  礼拝に生きる
 西川口教会の2005年度目標は、「礼拝の共同体」です。わかりきっているかもしれません。それでも、今年度は敢えて意識して、礼拝生活を三つの面から捉えてみようと少しずつ取り組んでいます。それを図示してみました(左図)。第一に「主日礼拝を豊かに」、第二に「ディボーション」、第三に「礼拝に生きる」。主日礼拝を中心に、一人一人が、日々のディボーション、また交わりや奉仕をとおして主を礼拝し、なによりもキリスト者は生活のすべてが礼拝であることを、改めて心に刻みたいと思います。
 そのことを確信させてくれるのが、日々のディボーションです。(ここでディボーションとは、御言葉を通しての主との交わり、祈りの時のことを意味します。)
 


  ディボーションスクール
 今月の西川口だよりには、今年4月から7月まで開かれた西川口教会第三期ディボーションスクールの受講生による「ディボーションの恵み」が載っています。どうぞお読みください。それぞれの奮闘ぶりが表れており、その中にきらりと光る主の恵みが示されています。聖書の言葉を通して、生ける神との交わりを喜び、教えられ、力にしていることが分かります。今回も他教会の方が受講されましたので、それぞれの教会の雰囲気も伝わり、互いの交わりが豊かになりました。このような学びが実現でき神に感謝しています。祝福されていると感じます。
 この祝福が受講生だけにとどまらず、証しを読まれた方々が、ディボーションに興味を持つこと、また以前に方法は学んだけれども、新たに祈りの時を築こうと決意されたなら、教会の空気が変わってくると信じます。

  恵みの拡がり
 わたしがディボーションを学んだのは、2001年春のことです。大宮教会を会場に、小牧者訓練会主催の「ディボーショントレーナースクール・大宮校第一期」に二人の姉妹と共に参加しました。
 受講生の証しを読むと、皆さん積極的に学ぼうと臨んでおられますが、わたしはそうではありませんでした。スクールへのお誘いがあったのに必要を感じなかったので、一度はお断りしたのです。しかし、大宮教会の疋田牧師の熱心なお勧めの言葉が、わたしではなく前任者の島隆三牧師の心を捉えました。私より牧会経験の豊かな島先生から勧められ、思い返し受講することにしました。
 今はその選択も神の導きと信じています。なぜなら、自分の考えで始めたのではなかったのに、祈りの生活が一新されるという恵みをいただいたからです。
 しかも、神の恵みは無駄にならず、ディボーションの輪はゆっくりと拡がっていきました。西川口教会において、2002年春と秋にディボーションとレーナスクール第一期・第二期の開講、2003年春にディボーションスクール第一期、秋から冬にはやさしいディボーションスクールを開講、2004年春にディボーションスクール第二期、そして今年は第三期と、毎年継続して学びの場を提供することができました。

  ディボーションの目的
 今年の西川口教会アシュラムで、講師の村瀬俊夫先生から「日々、自分自身に福音を告げよ」との素晴らしい言葉を紹介いただきました。核心を突いています。ディボーションにおいて、日々、福音(喜びの知らせ)を新しく聴き、主に愛されて、主を愛して生きる。そこに「礼拝に生きる」信仰生活が確立されていくのです。

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