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2008年 8月1日発行 No.482
恵みのファミリーキャンプ
金田 佐久子
今年の夏も、幼子から高齢の方まで参加者あたえられ、神の家族としてのファミリーキャンプを体験できました。教会の兄姉の背後の祈りを主が聞き届けてくださって、恵みに満ちたキャンプを過ごしました。わたしたちに喜びと楽しみを与えてくださった神に感謝いたします。
さて、今年の3月ごろから夏のキャンプのためにわたしが思い巡らしていたことは、聖書のどこを取り上げ、どのように取り組むか、ということでした。
キャンプにはいろいろと楽しいことがあります。自然と親しむこと、仲間と遊ぶこと、一緒に食事をすること、キャンプファイヤーを囲むこと、同じ部屋に泊まってお話しすること。普段あまり話せなかった人とも親しくなることができます。
ところで、教会のキャンプにはなくてはならないものがあります。聖書の御言葉です。これは塩味のようなもので、キャンプ全体を引き締め、キャンプの生活を意味あるものとするのです。
加えて、日常の礼拝や分級や成人科ではなかなかできない活動が、キャンプではできます。わたしは常日頃、多くの人に聖書のおもしろさを伝えたいと願っています。聖書の言葉には人を真実に生かす力があるからです。教会のキャンプでは、そのことを普段とは違ったアプローチで体験できる絶好のチャンスです。
今回は祈りの中で、昨年に引続き教会全体で学び続けているルカによる福音書から、その最後の章である第24章を取り上げることに決めました。実務を担当した礼拝教育部の熊谷姉と平上姉と準備の時を持ちました。その折に「ちぎり絵の制作をとおして、福音書の出来事を味わってみよう」というアイデアがひらめいて、お二人がそれを形にしていってくれました。
ファミリーキャンプでは参加者がこの制作に期待以上に集中して取り組んでくれましたので、見ごたえのある作品が完成しました。しばらくの間1階集会室に掲示しますので、どうぞご覧ください。その制作の中で、また説教を通して、わたし自身が、主イエスは確かに生きておられ、わたしたちと共に歩み、わたしたちと共に食事をし、両手を上げて祝福し続けてくださるお方であること、その祝福の手が下ろされることはないこと、この方にわたしたちの希望があること、復活の主イエスのお姿が心に鮮やかに刻まれました。
キャンプの評価・反省はこれからです。奉仕者がいなければキャンプが企画できず、参加者がいなければキャンプが実現できません。今回、日程が土・日となっての影響も多少ありましたが、奉仕者が与えられました。27人の参加者は昨年より少ないですが、その中で子供8人、初参加7人、未信者は13人でした。福音の種まきをさせていただきました。奉仕者は力を尽くしました。あとは主の領域です。振り返って、変えられるべきところはもっと良くして、来年につなげたいと思います。
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