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2014年 12月 1日発行 No558 

永遠の命を得るために

                            金田 佐久子
 
 神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。(ヨハネ3・16)

 主の年2014年も12月となりました。国内外においても、皆様の暮らしにおいても、喜ばしいこと、悲しいこと、困難なことなど、様々なことがありました。
 西川口教会にとって特記すべき出来事の一つは、3月末に現会堂の耐震診断を行い、その結果を受けて、10月から会堂建築検討委員会が立ち上がったことです。まだ始まったばかりで、これからどのように導かれるか、祈りながら、お互いによく聞き合って、考えて進めていくことになるでしょう。
 もう一つ特記すべき出来事は、西川口の地における伝道開始から50年を記念して特別集会(礼拝と講演会)が行われたことです。
 今年も、救い主イエス・キリストのご降誕を祝うクリスマスが近づきました。クリスマスをお祝いするとは、わたしたち(世)のために、父なる神が独り子をお与えになった出来事、言い換えれば、御子をこの世に遣わしてくださった出来事を心から喜び、神を賛美することです。どんな人でも神の独り子なるイエス・キリストを信じれば、神がその人に永遠の命を与えてくださいます。
 今年10月の西川口伝道50年記念特別集会の講演で、山浦玄嗣先生は「みんなの憧れ永遠の命」と題して、喜びにあふれて語ってくださいました。神がわたしたちのために用意してくださった「永遠の命」とは何か。山浦先生が語ってくださった言葉をご紹介したいと思います。

 “「永遠の命」はギリシア語では「ゾーエー・アイオーニオス」は、ゾーエーは命と、アイオーニオスは永遠と訳されています。ゾーエーはゾーという動詞の名詞形。ゾーという動詞は、生活する、生きる、暮らす。そして元気である、ぴちぴちしている。喜びにあふれている、力に満ちている。これをゾーというのです。ゾーすること、つまりゾーエーは、元気で明るくぴちぴちとして暮らすことなのです。そこから生活という意味や暮らしという意味も出てくるし、ずっと後にはそこから派生して生命という意味も出てくるのですけれども、本来の意味は、元気で明るくぴちぴち力にあふれ喜びにあふれて、生きることなのです。
 ではアイオーニオスはどうか。アイオーンという名詞から生まれた形容詞です。アイオーンは一生という意味です。アイオーニオスとは一生の間という意味です。一生は非常に長いから、ものすごく長い時間、そして意味が広がり永遠という意味も生じたのです。もうひとつ大事なのは初めも終わりもない。ですからいつからでもいいし、いつまででもいい、ということなのです。初めも決めない。終わりも決めない。つまり「いつでも」。だからゾーエー・アイオーニオスという言葉のごく基本的で、日常的な意味は、いつでも明るく元気でぴちぴち暮らすことなのです・・・”

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