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2022年6月1日発行 No.648
キリストの証人との出会い
金田 佐久子
「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」(使徒1・8)
私が牧師となってからの生活も20年以上となりました。その間に、教会内外の素晴らしい信仰の友との出会いを与えられ、神からのプレゼントと感謝しています。出会った方々に「西川口だより」と週報を毎月郵送して恵みを分かち合い、祈り合っています。
最近約1ヶ月間、相次いで年配の3人の信仰の友の逝去の知らせが届きました。もうお会いできない寂しさと、最期までキリストを仰いでおられた様子を伺い、こころ打たれました。
そのお一人Kさんを紹介させてください。
Kさんとは2014年の日光オリーブの里アシュラムで出会いました。私が驚いたのは、彼女がリュウマチで、指も足も若干不自由な中にあっても、ペンを取って書いておられたこと、ご自分で車を運転し、お連れ合いと友人もお乗せして来られたことです。それらもいつものことであり、当然のように過ごしておられた姿に感動しました。それ以来お便りを送り合っており、時々お電話もいただきました。お体が弱くされた中にも、真実なお便りをくださいました。2020年11月のお便りが最後となりました。
“主を崇め賛美し感謝申し上げます。いつもお便りありがとうございます。厚く御礼申し上げます。
先生に初めてお会いさせていただいてからずっとお送りいただきまして以来、お忙しい中を私にまでお心を用いてくださり、詩編33篇をお贈りさせていただきます。
2018年9月夫の大腿骨骨折により私たちの生活が一変し、2019年2月に私も脊椎骨折、入院中に悪かった腎臓悪化、5月まではもたないと言われておりましたのに、復活。2020年の春は敗血症で、陰府まで行きましたのに、また復活。ここ2年続き、主の十字架と復活祭を病院で過ごし、この10月、〔アシュラムセンターの〕榎本恵先生がお訪ねくださる日、退院させてもらい、喜びの再会でした。
コロナのため、先生の毎週のメッセージを拝見でき、感謝し、友人にコピーして届けさせていただいたり、大活用です。こころの友伝道紙のカラーのお写真、時々眺めたり、ご活躍を喜び、お祈りさせていただいております。オリーブの里でもメッセージされ、お聞きしたかったと思ったりしています。…
お父様もご健康が守られ、良いお働きをとお祈りさせていただいています。
腎臓のため、リュウマチの良い薬が飲めず、ペンが持ちにくく、乱筆乱文おゆるしくださいませ。”
2020年4月、緊急事態宣言が出されたため、礼拝堂での礼拝をしばらく見合わせました。そこで私は説教要旨を発行しました。対面礼拝を再開してからも、説教要旨を続けました。Kさんはそれをコピーして友人に届けてくださったと知り、驚き、神の言葉を大切に受け取る姿勢に感動しました。Kさんは、肉体は弱くされても、スマホでオンライン集会に参加され、IT技術に感謝して、神の恵みを喜んでおられました。お体にも状況にも制約があっても、心は自由で、聖霊の力を受けて、キリストの証人として生かされたKさん。この出会いを感謝いたします。
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