【ペンテコステ・墓前礼拝】
ペンテコステって?・・・日本語ではこの日を「聖霊降臨日」と言いますが、過越祭(すぎこしさい)から50日目のこの日はもともとユダヤ教の収穫の祭り・五旬節(ごじゅんせつ・ペンテコステ)でした。初代教会が名前もそのまま引き継いで現在に至ったものです。イエス様がよみがえられたのが過越祭の朝でしたから、それはイースターから50日目ということにもなります。この日は特に古代キリスト教ではイースターに次ぐ大切な日でした。天から聖霊がくだって弟子たちに注ぎました。弟子たちはイエスのみ言葉を伝えるために立ち上がり、やがて世界中に伝道を始めました。そのことからこの日を教会の誕生日とも言います。(「教会の春・夏・秋・冬」より(日本基督教団出版局)
イエス様の約束の言葉「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。(使徒言行録1:8)」が、この日実現したのです。このペンテコステの出来事を記念し、今も働いてくださる神の力・聖霊をほめたたえました。
午後は、春日部にある教会墓地で、召天者のご家族と教会の方々と共に墓前礼拝がささげられました。年に一度初夏のころ、日曜の午後にこの礼拝をささげます。墓碑は 口語訳ピリピ3:20「わたしたちの国籍は天にある。」です。ペンテコステの日、弟子たちは、イエスの十字架と復活の証人とされました。「イエスは復活してここ(墓)にはおられない」。墓の前に立つということも意味深いことです。生も死も神の前にあるということを覚えさせられます。召された方々の信仰の日々、また、召されてもなお愛している家族への思いを新たにしました。