新しい喘息治療(H22.8)


重症喘息治療に抗体製剤の使用も開始しています。

喘息では、炎症によって気道が狭くなりさまざまな症状がおこります。その炎症を起こす原因にアレルギー反応があります。ゾレアは月に1-2回の皮下注射で、アレルギー反応の原因である免疫グロブリンE(IgE)を特異的に阻害しアレルギーの源流を抑えるこれまでにない新しい抗体製剤です。現在ゾレアは重症喘息の方のみの適応となっています。ゾレア投与により喘息の悪化や喘息発作での定期外受診の回数が減る効果が報告されています。