陶芸教室体験記 その1:絵付けができた!

上に戻る


 私は今年の5月から市の主催する陶芸教室に通っています。月2回で、8月末まで、計8回のコースです。詳しいことについてはいずれ書くことにして、今回は昨日、8月6日の第7回目の教室の様子について書きます。
 第7回目の内容は、素焼まで終っているこれまでの作品に釉薬をかけることと、先生が持って来てくださったマグカップと湯呑みに絵付けをすることでした。
釉薬をかける作業は、最終的な仕上げになるものですので、私一人ではとても自信ありません。いつも、色などを相談しながら、先生にしてもらっています。
 絵付けも一人では難しいなと思っていました。ふつうは鉛筆で下絵を描き、それに合せて、色の種類や濃淡を調整しながら絵の具を塗っていくわけです。このような作業は私にはできません。それで私は、あらかじめ家で切り紙のような物を作り、それを持って行って絵付けらしきことをしました。横 20cmくらい、縦 7、8cmくらいの紙を8枚に折り曲げて、それにいろいろな形(ハート、ダイヤ、瓢箪形など)の切り込みを入れた物を用意しておきました。その紙を広げてマグカップの表面にセロテープで固定し、その切り込まれた部分を指で確認しながら筆で絵の具を塗っていくのです。今回は1色しか塗れませんでしたが、おおむねうまくいったようです。皆さんのは花など具体的な形を表した物が多かったようですが、私のは幾何学的な模様でしかありません・・・・。この方法でマグカップ2個に絵付けをしました。そしてさらに、そのマグカップに透明釉(透明の釉薬、透明なので焼き上がった後絵の具の色がそのまま出る)をかける作業も、一部介添えしてもらいながらしてみました。
 この切り紙を使った絵付けの方法で、2色以上を確実に塗り分ける方法も頭の中では考えつきましたので、次の機会があればぜひ試みてみたいと思っています。
 また今回は他の参加者ともいろいろお話することができました。私は色とか絵にもとても興味があって、できることなら絵を描いてみたいなどと言うと、小学5年生のおこさんがいるあるお母さんは、「見える人には見えないものが見えていたり、聞こえていないものが聞こえているのではないですか」と言いました。このようなとらえ方は、物事の真実の一面を言い当てているのかもしれません。でも、私の場合に限って言えばいわば「過大評価」です。そのお母さんに私は「見える人もしっかり〈注意〉すれば、そのようなものも見えたり聞こえたりするかもしれませんよ」と言いました。そして、私は音楽を聞き分ける力はたいしてないようで、家族3人の中では私が一番鈍感なようだ、とも言いました。
 今回の教室はちょっと心配だったのですが、意外と楽しい経験をさせていただきました。