名前 地域 特色 コラム
ナーガ インド  ナーガの語源はサンスクリット語で蛇、特にコブラを表している。後に仏典と共に中国へ渡ったときには龍と漢訳された。ナーガは様々な姿で表されるが、多くはコブラの特徴をどこかに持っている。能力としては猛毒を持ち、変幻自在で、飛行能力もある。
 ナーガは男性名で、女性はナーギーまたはナーギニーと呼ばれ、容姿端麗だとされている。
なし
日本  正体不明の怪物。万葉集や古事記にもその名が記されており、昔から凶鳥として嫌われてきたようである。
 平家物語には源頼政に退治された化け物として登場し、頭は猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎のようだったと記されている。
なし
ノルン 北欧  ノルニル(ノルンの複数形)の長の三人の女神をノルンという。長女はウルズ(運命)、次女はヴェルサンディ(発生させるもの)、三女はスクルド(支払うべきもの)で、人間の生と死を見守るとされている。 なし
ハッグ ヨーロッパ  後に魔女のモデルとなった精霊で。鼻は鉤のように尖り、爪を長く伸ばし、目つきは鋭く、しわくちゃで醜い老婆の姿をしている。
 ゲルマン系の伝承では、杖や大釜に乗って空を飛んだり、魔法を使うとされている。
なし
ハーピー ヨーロッパ  ラテン名ではハイピュイアという。顔と上半身は女性で、下半身は鳥の姿をしていて、背中に翼を持つ。セイレーンと似ているが、セイレーンほど美しくはないという。
 以外と臆病で、強そうなものに進んで襲いかかることはない。
なし
バジリスク ヨーロッパ  蛇の王といわれている。プリニウスの「博物誌」によれば、体長が30センチほどで、頭部に王冠のような鮮やかな白い文様を有し、他の蛇のようにくねくねと身体を曲げて進むことはなく、中ほどを持ち上げて進む。触れることはおろか、その息によっても灌木は枯れ、草は焼きただれ、石は砕かれるというほどの猛毒を持つとされている。
 視線による石化能力もよく知られているが、これはプリニウスの時代以降に付けられたものである。
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バロン スマトラ、バリなど  獅子舞の獅子を思わせる四足獣で、全身を白く長い体毛で覆われている。顔は真っ赤で、ぎょろりとした目と、上の歯茎から生えた二本の牙を持つ。
本来は人を襲って喰うという猛獣だったが、供物を捧げることで、人間側の守護神となり、聖獣へと立場が逆転した。
なし
パズズ メソポタミア  熱風の魔王。人間の身体に、二対の鳥の翼と、獅子の顔を持ち、額の上からは、一本または二本の角が伸びている。いつもしかめっ面をしていて、南風の風とともに病を運ぶ。
 神に屈せず、魔王として風の世界に君臨している。。
なし
パ・ビル・サグ メソポタミア  サソリと人間の合成獣。様々な姿が描かれているが、最も有名なのはサソリの尾を持ったケンタウルスの姿である。背中には美しい鳥の羽が生えていて、首の後ろには、犬とも馬ともつかないもう一つの頭がある。
 サソリと、地をかける馬、天を飛ぶ鳥、知性を持った人間という全ての要素を兼ね備え、天において最も美しく、最も優秀な生き物とされた。
なし
パン ヨーロッパ  半神半獣の牧神。上半身は毛深く、髭を生やし、額には山羊のような二本の角があり、下半身は山羊の姿である。
 パンの雄叫びは、ゼウスでさえも一目置くと言われ、これを聞いたものは全て混乱状態に陥るという。これがパニック(panic)の語源である。
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ヒュドラ ヨーロッパ  9つの首を持ち、そのうち一つは不死の能力を持っているという大蛇。その毒は強力で、その毒が体内に入ればたちどころに死ぬ。また、ヒュドラの吐く息や、通った後の匂いをかいだだけでも死に至るとされている。 なし
ビヒモス ヨーロッパ  神が作った無敵とされる陸の怪獣。聖書のイメージでは犀、カバ、水牛、象などを連想させるが、その中でも象に近い。本来は聖獣であったが、後年、その特異な姿から、悪魔の一員とされるようになった。 なし
ピュグマイオイ ヨーロッパ  名前は普通の人の肘から拳までの長さしかないという意味からきていて、英語のピグミー(Pygmy)の語源となっている。
 ギリシャ神話によればエチオピア、スキタイ、インドなどの山中に住むとされている。越冬のために北方から飛来するツルまたはコウノトリと死闘をくりひろげることで名高い。
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フェニックス ヨーロッパ  日本では不死鳥と呼ばれる。アラビアに生まれ、エジプトにその死体を横たえるとされているが、アラビアにはその伝承はない。
 500年生きると、自ら香料を積み上げて薪の山を作り、その上に横たわって自らを焼き、そこからまた再生すると言われている。
ブルー・マン ヨーロッパ  スコットランド沖のある特定の海域に出現する魔物で、肌が青く、顔が灰色である事を除けば、見た目は人間そっくりの外観をしている。
 不思議な能力で沈没した船を浮かばせて、人間の船に襲いかかる。
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ヒポグリフ ヨーロッパ  「アラビアンナイト」では真っ黒い駿馬に羽が生えた姿で描かれている。その形態に関しては他にも様々な記述があるが、鷲の頭を持つ羽の生えた馬で、馬(Hippo)とグリフィン(Gryphios=別項参照)の合成語から生まれた動物である。 なし
ペガサス ヨーロッパ  ギリシャ神話で、英雄ペルセウスがメデューサのくびをおとしたときに、その血から生まれたと言われる翼をはやした白馬。
 暴れ馬と同様に気性の激しいが、アテナ神の黄金の手綱をつけさえすれば、この馬に乗ることができる。
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ペリュトン ヨーロッパ  地中海に出没する魔物の一つ。頭と足が鹿、胴体が青い羽毛の鳥の姿をしていて、大きさはほぼ人間と同じである。
 ペリュトンの太陽に照らされた影は人間の姿をしている。神に見捨てられた人間の魂がペリュトンとなり、人間を一人つつき殺すと、本来の姿になりどこかへと飛び去っていくとのことである。
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鳳凰 中国  中国の神鳥。四霊の一。「鳳」が雄で、「凰」が雌を表す。立派な君主が帝位に就くとよく目撃されると言われる。
 梧桐の木だけを巣にし、冷たい泉の水だけを飲み、竹の実だけを食べて暮らしているとされている。
ホムンクルス ヨーロッパ  錬金術によって作られた人造人間で、通常は小人であるが、成長して成年に達すると巨人になるのもいると言われる。生命や肉体を技術によって与えられたため、生まれながらに技術を身につけているとされている。 なし

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      (ナ〜ホ)

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