※薔薇十字思想
古代キリスト教(十字)とルネサンス魔術(薔薇)の総合をめざしたもの。すなわち東方伝来の秘教的知(カバラ,新プラトン主義)と中世の神秘主義(エックハルト、タウラー、トマス・ア・ケンピス)を縦軸に、同時代の改革思想(パラケルスス主義,汎知学,カンパネラの思想)を横軸にして、十字のうちに普遍的知を総合して薔薇の全円をもたらそうとする試みであった。