ど   動物裁判の判決

 殺人罪のブタは死刑。ぶどう畑を荒らした毛虫に対しては破門の判決が下された。殺人に対し手をこまねいて見ていた森は死刑。耕地に侵入した氷河も破門。畑を荒らしたネズミは弁護士のがんばりで退去命令で済んだ。

 以上は中世ヨーロッパで実際に行われた動物に対しての裁判の結果である。裁判は正式に裁判所で行い、ちゃんと弁護士もついたものだった。
 引き続き、動物裁判の結果を書いていこう。

 ぶどう園を荒らしたゾウムシは、所有権が認められ、適切な土地が与えられることとなった。畑に穴を掘り被害を与えたモグラは、裁判の結果が永久追放であったが、子供モグラとその親、妊娠中のモグラには安全通行権と、十四日の執行猶予を与えた。

 そして未成年であるとみなされた毛虫。さてその裁判の結果は?

未成年であるとみなされた毛虫

その裁判の結果