元旦

 「一年の計は元旦にあり」とか申しまして、年の初めということで、この日は何か目標をたてるきっかけとする方もありますでしょう。
 ところで、ふと、気がついたのは、この年賀状なんかにも書く「元旦」という文字。これって、何気なく使っていますけど、どういう意味を持つんでしょうかねえ。
 広辞苑(第四版)には、こう書いています。
 「元日の朝。元朝。また、元日」
 ずいぶんとあっさりしていますが、「旦」という文字は「朝」という意味なんでしょうか?この説明が違うというわけではないのですが、ちょっとだけ説明を付け加えさせていただきます。
 「旦」という文字は、形を見ていただければおわかりかと思いますが、「日」という文字に「―(地平線)」を加えた文字であります。つまり元旦というのは、正確に言えば元日の朝に太陽が地平線からでてくるとき。初日の出の時を表しているわけです。
 一年の最初の夜明け。これはめでたい。ですが、みんながみんな初日の出を拝めるわけではないので、時刻を拡大して、元日の朝のうちなら元旦ということにしておこう。と、いうようなことなんでしょうかね。

それでは、本年もどうぞよろしくお願いします。みなさまにとって良い一年でありますように。








2002年元旦

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