□■一枚の写真から■□
ひとはどこまで想像(妄想)することができるのか。


『誘拐犯』

このたった1枚の写真から、ちょっとしたロード・ムービーをつくってみました(笑)。ストーリーは悲しいくらい稚拙です。おまけにリーズサポーターから石をぶつけられても文句がいえないようなバカ扱い。
これでも英国映画によくあるいい歳して毎日ぷらぷらしてる、おバカだけど魅力的な男達がおりなす、コメディ・クライムフィルム目指したつもりです。
わかりやすくいえばガイ・リッチーとか。(いや全然違うから)文末ながら、ミルズにはホント、悪いことをした。スイマセン

 

資産家・スミス家の一人息子、アランを誘拐した3人組(笑)。
逃走途中、事情を知らない親切な(写真好きの)老夫婦に、『1枚撮ってあげましょう』と言われた時の会話。 (3人組は金はないが、基本的に悪い人間ではなく、特に老人には弱い)

リオ:『それではお言葉に甘えて(笑)』(小声で『ほら、笑えよ』と言いつつ、がっちり肩をおさえこむ)
ミルズ:同じく小声で、『妙な気を起こしやがったらただじゃすまねーぞ!』(しかし暴力は苦手ッ子)
左の男:にっこり微笑みながらも、後ろに回した手の先にはアランくんを縛っているロープが握られている。
アラン:『・・・・』(引きつり笑い)

だが事件はこの後、難なく解決(笑)なぜなら、『写真が出来たら送って差し上げるわ』という老婦人の申し出に、うっかり屋のミルズが本名と現住所をバカ正直に書いてしまい、そこから足がついちゃったのである(笑)。

しかし、スコットランドヤードに踏み込まれ、あえなくお縄を頂戴した3人組を救ったのは意外にも被害者のアラン。彼は数日間、このおバカちん達と行動を共にした結果、彼らのことがすっかり気に入っちゃったのである。(ありがちな設定)

『僕は誘拐なんかされてないよ!ちょっとふざけてみただけさ!!』と言い張るアランに両親もしぶしぶ納得。(警察はさらにしぶしぶ/笑)

その後、ホントに仲良くなった彼らの部屋にはそれぞれ、あの老夫婦が送ってくれた(ある意味)思い出の写真が大切に飾られていましたとさ。おしまい。


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