***あぁ憧れのムービー☆スターさま***

過去、そして今も好きな俳優について好き勝手に語ってみました。第2回目は、ティム・ロスです。

Tim roth(Timothy Simon Smith)
1961/5/14

Filmography
■殺し屋たちの挽歌(1984) 未見
■ワルシャワの悲劇/神父暗殺(1988) 
■コックと泥棒、その妻と愛人(1989)
■ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ(1990)
■ゴッホ(1990)
■ブロンクス/破滅の銃弾(1991)
■レザボア・ドッグス(1991)
■恋愛の法則(1993)
■マーダー(1993) 未見
■愛に囚われて(1994)
■リトル・オデッサ(1994)
■パルプ・フィクション(1994)
■フォー・ルームス(1995)
■ロブ・ロイ/ロマンに生きた男(1995)
■孤独の絆(1996)
■グリッド・ロック(1996)
■世界中がアイ・ラブ・ユー(1996) 未見
■夢の旅路(1997)
■ライアー(1997)
■奴らに深き眠りを(1997) 未見
■海の上のピアニスト(1999)
■ラッキー・ナンバー(2000) 
■宮廷料理人ヴァテール(2000) 
■ヤング・ブラッド(2001)
■PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001)


額に書いてる文字は
《GARY−OLDMAN LETS−DO−IT》
ティムから親友のゲイリー・オールドマンへのラブ・メッセージです(笑)。一緒に仕事したいなぁってことらしいですが最近は没交友との噂も。面白いコンビだと思うのに。

ティムとの出会いはレザボア・ドッグス。でも最初に観た時は映画のインパクトが強すぎでティムのことは『血まみれオレンジ』くらいの印象で。その次は一気に海の上のピアニストまで飛ぶのですが、この映画で久々に彼を観た瞬間、『けっこう好きかもよ』と思い至り、その後はだーーーっと過去の作品をレンタルしてきて見まくりました。

好きな作品はやはりなんといってもレザボア・ドッグスですね。この映画でのティムはほぼ最初から最後まで瀕死の状態です。つうか普通は死んでますってくらいの大出血サービス状態(笑)。セリフも『頼むから病院に連れてってくれ!』とか『もうダメだ・・・死ぬ・・・』とか弱々しいことこの上なしなんですが、実はスーパークールな潜入捜査官なんですな!←すごいネタばれ・・・。撃たれたショックでパニくりまくるシーンでは駆け出し捜査官の若さと脆さがモロ露呈していて、ホワイトが思わず父性本能を発揮してしまうのもムリなかろうと。なんかかなり情けない役どころのようですが、それなりにスーパークールガイとしての見せ場も用意されていますんで。このバランスがオイシイ役どころだなぁオレンジは。同じタランティーノ監督作パルプフィクションでの役名はパンプキン。非常に短絡的に強盗をやっちゃうバカな男にまさにうってつけの名前です。でも可愛いんだなぁこれが。

そうなんす。ティムってどうにもこうにも可愛いんですよ。はぁ?と思われてもしょうがないですね。ほとんどの役がチンピラなんですから。たとえ猿になってもチンピラ。あーだけどどうかグリッドロックを観てください。これはもうティムの可愛さ120%増量です!!バンド仲間のうちで最年長にもかかわらず、短気で役立たず。おまけにヤク中ともうどうしようもない男なんですが、どうしても放っとけないんですなこれが。なんつうか誰にも躾されなかった子犬がそのまま大きくなってそれをうっかり拾ってしまったような。手がかかってしょうがないんだけど、そんな目で見られちゃ今さら捨てられないよねぇ・・・ともうあきらめるしかないという。ある意味最強(笑)。そんな男を35歳にして演じられたらそらたまりません。

可愛いだけじゃないのよとばかりに、憎たらしい役も好んでやるようですがアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされたロブ・ロイでも結局のとこ、誰にも愛されなかった没落貴族ぶりが可愛くみえてしょうがなかったっす(笑)。


River Jude Phoenix
1970/8/23

Filmography
■エクスプロラーズ(1985) 未見
■モスキート・コースト(1986)
■スタンド・バイ・ミー(1986)
■ジミー/さよならのキスもしてくれない(1987)
■リトル・ニキータ(1988)
■旅立ちの時(1988)
■インディ・ジョーンズ/最後の聖戦(1989)
■殺したいほどアイ・ラブ・ユー(1990)
■マイ・プライベート・アイダホ(1991)
■恋のドッグファイト(1991) 未見
■スニーカーズ(1992)
■アメリカンレガシー(1992) 未見
■愛と呼ばれるもの(1993) 未見

はじめて観たのはスタンド・バイ・ミー。行方不明だった少年の事故死体を森の奥まで探しに行く4人の少年(テディ、バーン、ゴーディ、クリス)のうち、一番大人びているクリスを演じたのがリバーでした。賢くて凛々しいグループのリーダー格だったクリスが一番ひよひよのゴーディだけに、学校でお金が無くなった時に家庭環境が悪い自分が犯人だと疑われた話をするシーンが印象的だった。『確かに盗んだのは自分だけど、反省してお金は先生に返しに行った。でも金は戻ってこなかったんだ。そして次の週、先生は新しいスカートをはいて学校にきた。』と、焚き火の前で涙ながらに打ち明けるクリス。このシーンで完全にやられましたね私は。強さと脆さが半々のクリスがリバーそのものの気がして。

それ以来、映画はほとんど観に行きました。人気と実力を兼ね備えていたわりに出演作品で大作といえるのはヤング・インディを演じた最後の聖戦くらいで、あとはリバーファンなら知っているみたいな作品ばかり。その微妙な作品選びも彼らしいといえばいえるでしょうか。

亡くなったのは1993/10/31。ジョニー・デップが経営するバーで倒れ急死。死因はコカインとモルヒネの大量摂取・・・。朝、新聞でその記事を見た時はショックだったけど、同時に『長生きするタイプじゃなかったな』と思ったのも確かです正直いっちゃうと。

その後、出演予定だったインタビュー・ウィズ・ヴァンパイアのインタビュアー役がクリスチャン・スレーターに代わり、映画のラストに『リバー・フェニックスに捧ぐ』みたいなクレジットが出たときが一番リバーの死を実感したかな。もひとつ残念だったのは吉田秋生さんの漫画BANANA FISHをリバー主演で映画化する話がかなり本格的に進んでいたらしいってこと。アッシュ・リンクスはリバー以外の誰にもやれないのにな。 リオ、やっぱり早く逝きすぎたよ。

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