『我ながらヒマだとしか思えん企画』

  映画が好きである。ただし、こだわりはない。面白ければオールOK!
そんな自分が、ふと、「ところで一体、誰の映画を一番多く見、どんな映画を気に入っておるのか?」と
思い立ち、いつものごとく仕事をしているフリをして延々と統計作りに励んでみた。なんせ使ったソフトが
エクセルである。一見まともになんらかの業務をこなしているように見えるのが心強い。そしてしみじみと思った。
「”並べ替え”と”オートフィルタ”を考え出した人は天才だな!」と。ホントに便利な機能をありがとう。
というわけで、出た結果が↓である。(自分でもあまりにわかりやすい答えが返ってきたのでじんときたり。)

映画総数:569本。今回は欧米映画のみに絞ってみた。 

まずは、『誰が主演の映画をより多くみておるのか!』について検証してみました。

■最多主演男優部門・第一位■/ティム・ロス
好きな作品ベスト3:「レザボア・ドッグス」「海の上のピアニスト」「グリッドロック」

569本中、22本の映画がティム主演。ファンを名乗る人間ならば当然の結果である。ただし劇場で観たのはわずか3本・・・。スイマセン。 正直、役の幅は狭いです。ほとんどがチンピラ役だということが判明。 しかしその狭い範囲できちんと変化をつけているところがティムのえらいところなんですな。それから同じ監督の作品に続けて出ることもないような。唯一、タラちゃんくらいかな3作に出てるの。

好きな作品について:「レザボア・ドッグス」はもう何回観たか分からんくらい好き。スーパークール捜査官・Mrオレンジを演じたティムがとにかくセクスィーで困るのよ。「ちょっとホワイト、お前代わってくれ!」というくらいに。(特にあの髪に櫛を入れるシーンに萌えました。)この映画を作ったタランティーノにはひたすら感謝。「海の上のピアニスト」はピアノを弾いてるだけで萌え。


■最多主演男優部門・第二位■/トム・ハンクス
好きな作品ベスト3:「ビッグ」「アポロ13」「フィラデルフィア」

これまで観た映画19本。ということで僅差で2位のトム・ハンクス。このひとのスゴイところは1人で場をもたせられるところだと思う。「キャスト・アウェイ」なんか彼とバリボーのウィルソンくんだけのシーンが延々1時間近くあったように思うのですが、それでも退屈しない。それにどの作品も質が高いんであるよ。最近、あんまりラブコメに出てくれないのが残念〜。メグ・ライアンとのコンビは最高なのに。

好きな作品について:「好きな映画は?」と聞かれたら真っ先に思い出すのが「ビッグ」。それくらい好きな作品。ある日突然大人になってしまった少年(トム)が、狼狽しきって親友に助けを求めに行き「誰だお前!」と言われて「僕だよ、ほら!」と二人にしか分からない変なフリ付きの歌を唄うシーンが何度見てもなぜか泣けてしょうがない。(別に泣くとこじゃないんですよ。むしろ笑うとこかと。)「フィラデルフィア」は彼がゲイの役をやったことに驚き。痩せると男前だったことにさらに驚き。


■最多主演男優部門・第三位■/ブラッド・ピット
好きな作品ベスト3:「リバー・ランズ・スルー・イット」「ファイト・クラブ」「スナッチ」

初めてブラピさまを観たのが「リバー・ランズ・スルー・イット」。でかい鮭だか鱒だかを片手にニッコリ微笑むその笑顔の美しいことといったらなかったですな。もう参った!って感じでした。アメリカ万歳!みたいな。もうわけわからん。そんな生まれながらスターのオーラを身に纏ったゴージャスな男のわりになぜか主演作がオモロナイのが面白いところ。「テルマ&ルイーズ」とか「トゥルー・ロマンス」のチョイ役の方が印象深いとは・・・。どうお慰めしてよいやら。

好きな作品について:「ファイト・クラブ」はこのバカみたいなタイトルがまず素晴らしい。そしてなんといってもブラピさまの肉体美が存分に拝めるところですな。タイラー兄貴にメロメロなむさ苦しい男どもがひたすら殴り合ってるという絵だけで最後まで引っ張り続け、オチで観客をなぎ倒したデヴィッド・フィンチャー監督にはもはや脱帽。「スナッチ」は別にブラピが出てなくても好きです(笑)


■最多主演男優部門・同率第三位■/ロバート・ダウニー・Jr
好きな作品:「愛が微笑む時」「ワンダー・ボーイズ」「ヒューゴ・プール」

17本でブラピ様と並んで堂々3位。ここ1ヵ月でかなりの数を稼いだ模様(笑)。この人はホントに芝居が上手い。コメディからイッちゃってる人、さらには敏腕弁護士までなんでもこなすその達者さぶりに惹かれて、「映画自体はしょうもないだろうな」と思ってもついつい見てしまうんである。それと忘れちゃならんのが歌の上手さ。「アリーmyラブ」の”Every Breath You Take”もたまらんかったけど、「愛が〜」でのアメリカ国歌斉唱のシーンは鳥肌もん。声がいいのよね〜♪話してる時とはまた微妙に違うハスキーな声に萌え。

好きな作品について:「愛が微笑む時」の1人5役は見事としかいいようがない。女性の霊が乗り移った時の仕草、話し方は必見すよ。「ワンダー・ボーイズ」ではゲイの編集者、「ヒューゴ・プール」ではありえない人。どちらもダウニーであってダウニーじゃない。それぞれの役への入り方は天才的です。


その他、10本以上観ているのは
アーノルド・シュワルツェネッガー(10)、エディー・マーフィー(10)、ケビン・コスナー(11)、ジム・キャリー(11)、トム・クルーズ(10)、ハリソン・フォード(10)、ブルース・ウィリス(14)、メル・ギブソン(12)、ロバート・デ・ニーロ(10)。

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