ド短気なトリニティ姐さん(キャリー=アン・モス)はじめ、ナイオビ(ジェイダ・ピンケット=スミス)とかジー(ノーナ・M・ゲイ)とか、戦う女がいちいちカッコよくて惚れ惚れした。近頃、男がカッコイイ映画ばかりが続いたので、久しぶりに女が大活躍する作品を見れて嬉しい〜。特にトリニティの「誰が話し合うなんて言った?ごちゃごちゃ抜かしてないでさっさと吐きな!」の大暴れぶりがたまりません。ゲスなフランス人(ランベール・ウィルソン)の眉間に銃を突きつける姿の神々しいこと!ネオ(キアヌ・リーブス)がどっかの駅のホームで呆然と考え込んでたのとはえらい違いっす。やっぱりトリニティあってのネオなのね。だから最期はやっぱり悲しかった。あれでなにがどう終わったのかは全然わかってないけど。
ストーリーについては一切聞かないでいただきたい。前作の”リローデッド”の時点ですでに考えることを放棄しましたから。だいたい、HTMLのいろはも知らないで、勘だけでサイト作ってるような人間が「ソースに戻る」なんて言葉の意味、理解できるとお思いか。オラクル(メアリー・アリス)の予言もスミスがうじゃうじゃいる意味も全然わからん。あのインド人の女の子は何者?最後に出てきたじーさんは誰?(見覚えはあるよ)あの人は人間じゃないの?つうかこの映画って人間出てきてたっけ?そんなことにさえ自信が持てない有様です。そういうわけで映画として面白かったかと聞かれたら非常に困るわけだけど、アクションシーンは見応えあったな。つってもネオとスミスの戦いはどうでもよろしい。私が好きなのはトリニティとモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)、セラフ(コリン・チョウ)の3人がフランス人の店に乗り込むとこ。マトリックスを初めて見た時の興奮が蘇る感じでカッコヨカッター。あのシーンだけはもう一度観たい。
それとイカが!!多すぎてキモイーーーーー!!!!あんな物量作戦でこられたら敵うわけないがな。せめてあの中で一番でかいイカをやっつけたらあとはみんな死ぬみたいな設定にしてくれないと!←根本的に間違ってます。あとキアヌってやっぱり大根なんでしょうか。せっかくエージェント・スミス(ヒューゴ・ウィーヴィング)が「お帰り〜アンダーソンくん。会いたかったよ〜ん」とネチっこい芝居してるのに「今夜が最後だ」って棒読みはないだろう。淡泊だなチミは。
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