★「きものでお散歩」
きものを着るとなるとちょっと「かまえてしまう」というのが本音です。
きものと帯の色合わせやヘアースタイル、バックまで考えていると迷ってしまい、次に着付けで悪戦苦闘、すっかり疲れてしまい、「やっぱり洋服にしとこう」となってしまいます。
知人のKさんは着物愛好家で、おでかけはほとんどきものだということ、先日南座で歌舞伎観劇をご一緒した時もきものでした。「ええなあ、うらやましい」。
最近は若い女性にもアンテイークきものが流行し、明治、大正、昭和初期のものから近代的な柄物までモダンに着こなしています。
私くらいの歳では「アンテイークがアンテイークを着ている」のでは(笑)
この間「きものでジャズを」という催しに行ったのですが、参加者は全員きもので若い女性やカップルが多く、やっぱりアンティーク、赤い足袋に下駄、羽織、半幅帯までさまざま、「若いって何でも似合うのね・・・」ちょっと悔し涙。
私は黒っぽい紬にアンテイークの帯をあわせ、背筋を伸ばしてシャキシャキと年相応な身のこなし、鏡に映る姿に「私、きもの似合うやん・・・」と気をとりなおしジャズを楽しみました。
その場で抽選もあり高額の帯地で作ったかばんが当たり大満足でした。きもので歩くと、道行く人の視線が集まり「やあ、私の事見たはる」と思うといつもより姿勢が良くなり顔もひきしまって・・・。
ということできものを着たら美しくなると勘違いした私は12月の観劇にも挑戦しようと思っています。
私を誘っていただく方、今度はきものでお会いいたします。
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