★ブルーな気分
●先週、夫の叔父が亡くなり、親族が病院からお寺へ、お寺から葬儀場へ、葬儀場からお寺へと移動し、台風にも影響されてかなりばたばたとした時間が過ぎていきました。
喪主の叔母と従姉妹は長い病院での生活と寂しさからかなり疲れた様子だったので、私にできることがあればと、お寺でのことは「私にまかせて」とばかりにちょっとがんばりすぎたのでしょうか・・・終わった時にはクラクラしていました。
義父の弟にあたる３人の叔父のなかでは、息子が幼い頃お泊まりしたり、娘がイチゴ狩りに行かせてもらったりと、うちの家族とは最も親しくおつきあいさせていただきました。
納棺のあとお寺での最後の日に、本堂でいっしょ（？）にクラッシクを聴きました。本当に寂しいことです。
●「明日選挙やけど、誰に投票しようかな・・・」
「へえぇ〜〜、あんた、選挙へいくの？」
「あたりまえやん！」
はっきりいって社会の動きにはほとんど無関心の娘が、「初めての選挙」に行こうとしていました。あわてて選挙公報を渡すと各政党の政策を音読しはじめ、
「ユーセーはようわからん、年金はどうなってんの？」と次々と質問してきました。
投票には、比例と小選挙区があること、最高裁判所の裁判官の信任投票があることを説明し、（これは私の得意分野）、次に政党の主張する主な政策や今回の「小泉劇場」と言われる情勢を簡単に言った後で、私が注目する障害者自立支援法案に対して各政党がどんな態度をとっているか話しました。
急にむずかしい話を聴いた娘はあまりすっきりしなかったようで、「じゃ明日、いっしょに行こう」と約束してバイトに出かけていきました。
投票日、１０時すぎに娘の母校でもある投票場の小学校へ向かう途中、「決めたんか？」と聞くと「うん、○○さんや」と明快な答えが・・・私の説明はまあまあだったのかな・・・などと思いながら到着し矢印に従い順番に記入していきました。
ところが「比例」のところで娘はしばらく固まっている・・・やっぱり説明が悪かったのかな・・・とにかく無事「選挙デビュー」し、本人は満足げでした。
●その後、選挙の結果について娘と話す機会はないのですが、どう思っているのでしょうか。
私としては再び障害者自立支援法案が、もうすぐ開かれる国会に提出されるらしいので、今回当選された議員さん方には、当事者や家族・関係者の意見を十分聴いてほしいという気持ちでいっぱいです。ほとんどマスコミにも登場せず、国民が知らない間に決まってしまう法律っておかしいですね。
前回はとてもリフレッシュしていたのに、今回は寂しくなったり悲しくなったりと、また秋以降の新しい仕事を控えてか、結婚前の新婦のように？ブルーな気分です。
こういう時はうんと伸びをして両手を広げ「ワアー」と叫ぶといいのかも・・・・。（９・１５）
★リフレッシュ
●長い夏の後半やっと休暇がとれて、美山への里帰り・信州の旅と、久々に自然を満喫しました。
美山にはめずらしく家族４人揃ってでかけることができ、実家で妹たちの家族とも合流してバーべキューに花火、スイカ割り、川遊びをするなど、おとなも子どももおおはしゃぎでした。
●実家の寺の周辺が道路工事のためにすっかり様変わりし、境内の石段や植木はほとんどなくなっていましたが、私が生まれた時に境内に植えられた「みやこ桜」は、「寺にとって由緒ある老木」として残されていました。（私と同じやのになんで老木やねん・・・）これから境内を作り直していくそうですが、見積もりの時この木をどうするかでちょっともめたらしいです。（残ってよかった・・）
●信州では、諏訪湖･蓼科・白樺湖（元勤務校のスキー実習で行ったことがある）から霧が峰・美ヶ原高原へ続く標高２０００ｍ近いビーナスラインをドライブ、台風前で天候が悪く霧で景色はいまひとつ・・という状態でしたが、涼しくて過しやすかったです。
●夫はお盆からの風邪がなおっておらず、旅行前日に抜歯するという体調の悪さ・・・しんどうそうでした。宿泊したペンションでフランス料理をいただいたのですが、シェフおすすめのワインも私が２人分飲むことに・・・。
霧につつまれて部屋からは何も見えず静かで怖いくらい・・・「名探偵コナン」に出てきそうな雰囲気で「超静か」でした。夫にはちょっと申し訳なかったけど、日頃の喧騒から少し離れてリフレッシュしたひとときでした。
●ギャラリーの工事が進み外壁が塗られて足場がはずされると、すっきりとした「蔵」風の建物が現れました。完成まであと1ヶ月余、ドキドキしてきて興奮気味です。オープン企画の準備も本格的になり、私はカフェのことやギャラリーの運営などまとめていこうと、クリアファイルとノートを用意したものの、あれもこれもと落ち着かない感じです。
ここしばらくは、こんな状態ですが「リフレッシュしたことやし、エネルギー蓄えてる・・・」と自分に言い聞かせて
います。（９・３）
