「おてらハウス」完成への道

★構想数年。企画一年。ついに実現化へ向けて踏み出した、大善院のギャラリー建設。その名も「おてらハウス」(仮称)。幾多の迷いはありつつも、ここまで来たらもう引き返せない。そんなわけで、半年後の完成へ向けての日々を記録する意味も含めて、ここに新コーナーを作りました。
 さて無事にオープンを迎えられるか!?

※下へ行くほど日程が遡ります。


11月1日  ついに完成 そして 記念作品展開催

10月末に落成法要を記念して、門信徒さんの作品展を開催。
延べ100点以上の作品が集まる。2日間で100人以上の方に見学していただいた。

力作が集まった作品展。中にはプロ級の50号の油絵も
ご自分の撮られた写真を見られる
作品の質の高さに感心されることが多かった
1階の受付とクラフト関係を飾ったコーナー。
スロープにも作品がずらり
親子3代で作品を出品いただいた方も
完成なったおてらハウスの前で、設計師やお手伝いの親類の方たちと記念写真を撮る美也子
皆さんを送りだして、ほっと一息?


10月18日  庭 そして 夜

もうほとんど完成しているので、建築途中というわけではないが周りの庭関係が造成中で、どんどん雰囲気が変わっていく。そして夜になるとまた雰囲気が変わる。

テラス前に敷石が置かれる。ぐんと庭に表情が出た。
頼んだわけではないのだが?1tもある棹石が運びこまれ、これはこれでなかなかのもの・・。
そして夜になるとライティングでぐっと雰囲気が変わる。
内部、夜の様子。
ほとんど居酒屋の雰囲気も。
二階もライティングでロマンチック?


9月22日

先日、展覧会プロジェクトの面々が、実際ギャラリーに絵を並べたりして、DM(ダイレクトメール)用の撮影をした。またメンバーのデザイナーがさっそくハガキデザインしてくれている。
まだ、建物も完成ではないが、扉も色が塗られ、外観上はかなりできあがった印象だ。


正面扉に絵を並べて撮影する。
こんな感じで仕上がるかな?
別バージョン。
1F床に並べてみる
これも可愛い。
2Fテラスに並べても撮影


9月13日

9月になってから外の外の足場もとられて、外観もすっきり。
今回は、リサイクル建具も含めて、和風テイストのディテールを写真でいくつか。

一階テラス。今では作られない、少し歪んだ昔のガラスがはまった建具を再利用。壊される直前の、吉祥院の料亭から数年前に運び出した。

同じく、覗き窓のついた扉。昔の職人さんの技に感激!
裏の厨房からの出口に。

同じく趣のある木製扉。
例のかまくらトイレの扉に。


2階への階段の目隠しも竹で和風のイメージ。

これもリサイクル建具。キッチンの下の物入れの扉に。



8月30日


お盆をはさんで約一ヶ月。外部の塗装などもほぼ出来上がり、内部も細かい部分もかなり進んできた様子。
外壁が白く塗られ、「蔵」らしくなってきた。

入口部分。ガラス戸の外に木の扉が付けられる。がっしりした印象。


内部、キッチン部分。
カウンターの基礎部分は出来上がり。床暖房の配管が見える。


壁面西側。西日を受けることを考慮し、極力窓を少なくしてある。1階テラス部分にも、オリジナルの木扉がつく。



7月25日(月)


外見、大きな進展はないが、内部で徐々にできあがってきているらしい。先日中へ入らせてもらい撮った写真をアップ。

2階から入口方面を見る。ユニークな円形の明り取り窓。


これもユニークな形のトイレの枠組み。かまくらのようになるらしい。


目玉の一つ。2階テラス予定の場所から庭をのぞく。


7月15日(金) 上棟式

ついに上棟式を迎えることができた。今日までに順調に工事も進み、屋根や壁の下地の板も張られて、すっかり家らしくなった。

急に気温が暑くなった中、午後からエアコンの無い本堂で打ち合わせの後、4時過ぎから準備をして新しい工事中の建物の中で上棟式。


短時間だったが、職人さんたちとも懇親を深められ、暑い中での労働をねぎらうことができた。


暑い本堂での打ち合わせ


おたふくの奉納木を作る棟梁

住職あいさつ

職人さんら十数名で会食

7月8日(金) 建て方


雨のせいもあって、10日間ほどは現場での目新しい進展がなかったが、今週の水曜日ぐらいから、雨があがって「建て方」の作業に入り、ほぼ2日間で建物の外観がわかる程度の著しい進展があった。

あれよあれよという間に、柱が組み合わされ、クレーン車で材木を運んで屋根の形ができていく。

設計図で見るよりずっと大きな建物に感じた。改めて大変な事業を取り組んでいる実感。これで壁ができて中に入るともっと大きく感じるそうだ。

今日は週一の関係者打ち合わせ会。建物の内外の壁の色を決めたりした。


いよいよ柱が建てられる。

内部スロープなど。

外はクレーン車が活躍。

 6月24日(金) 基礎打ち

★2週間でほぼ基礎は完成したようだ。しばらく「養生期間」という期間に入り、工場で木の寸法切断などの作業に入っているそう。まだがらんと広い空間が見えているので落ち着かない気分。心なしか道行く人が、何事かと覗いていかれることが多いような気がする。
 
基礎の部分がコンクリートのプールのように見えるので、冗談で今からプールに計画変更しようかと言っていたら。誰かさんが周りから水着を覗かれるとか言い出す。さて・・・それはどうでしょうかね・・。


6月15日 木枠で固める

6月23日 プールのような基礎完成


 6月10日(金)  起工式(地鎮祭)

★昨日から祭壇の道具などを用意し、今日も朝から準備して午前10時から「起工式法要」(地鎮祭)の開始。住職は施主でありながら法要の司祭もつとめる立場。

設計士さんや工務店関係者7〜8名が参列していただき、お勤めの後、交代で砂の山に鍬を入れ、四方にお酒をまく。

設計士のベティーナは、例によって赤ちゃん連れ。小さい頃からお母さんと現場回りしているムネマサ君は、どんな子に育つのだろう?

終わってから、建物の位置決めなどで最終打ち合わせあり。





 6月6日(月)  工事着工

★週明けで早速工事着工。いよいよ始まった。一日で境内と駐車場の間のブロック塀が取り壊され、アスファルトもめくられて更地になった。解体はやはりかなりの音量で、近所へは挨拶をしてあるとは言え、申し訳なく思う。

今まで仕切られていた前の庭が一気に見通しが良くなり、何かでいるような落ち着かない気分。







 6月3日(金)  契約

★いよいよ本日、工務店さんと正式の契約書をかわす。
合い見積もりを取って、ぎりぎりの日程で決定。結局、「森川工務店」というところにお願いすることになる。

何度も下見に通っていただいていたし、何よりもう一方の業者さんより、見積もりが安かったのが決定的だった。どちらも当初、予算よりかなりオーバーしていて、設計士さんのところで、かなり苦心してもらったようだ。

それでも、削られていた一階の「床暖房」などは、結局復活してもらうことにした。

聞くと、森川工務店さんは、驚くほどうちに近く、子供さんがうちの子等と同じ、四条大宮の光林保育園に通っておられたことなどもわかり、一気に親しみがわいた。

建設予定地