住職つれづれ日誌 2003年 6月
  ※下に行くほど日程がさかのぼります。

6月30日(月)

昨日はうちの本堂や境内を使って「タオ・指圧」という団体のギャザリング(集会)が行われた。僧侶で指圧師のE氏の主宰する団体で、半分ぐらいが外国人のお弟子さんたち。

天気も良く、美也子さんはついでに?玄関前を使ってフリーマーケットも開き、住職も体が空いていたので初めて本堂のギャザリングに参加。日本語と英語半々で進行されていく。

主に「気」を感じる体験や、瞑想をしたり、よほどお寺の日常より「宗教的」な感じ。しかし、一つの宗教に偏るのでなく、それぞれの神や仏をイメージしてもいいらしい。

そして、お昼は独自の地域通貨?を使って、持ち寄りの食べ物を交換したり、指圧やお絵かきをしたりして過ごし、午後も合気やゲームの時間。ちょっと変わっているけど、不思議な体験だった。

ある意味、法事中心の今のお寺のあり方を考えさせられ、今後の宗教のありかたを示唆されているようにも感じられた。
なかなか急には変えていけないかもしれないが・・。

参加者の方々は、お寺の雰囲気をほめてもらえ、適度に天気も良く、気持ちの良い一日だった。


6月27日(金)

今週は本山関係の会合多く、毎日ほど本山へ行っている。
火曜日は「法要儀式小委員会」といういかめしい会議。
大遠忌に向けていろいろ法要のあり方などを検討するらしい。
初参加なので、かってわからずおとなしく聞いている。

水・木は「布教講習会」。毎年この時期に全国から布教使が集まって勉強会と総会。
今年は、「差向布教」という、御門主の言葉を地方に伝える特別の布教の典型例などを見せていただく。
夜の懇親会での論議などで得ること多し。

金曜は午後から本山の「ホームページ会議」。これも月一回の召集。ここと違って、あまりくだけた内容で作れないが、ぼちぼちやっているというところか。

今年は雨が多くて遅くなったが、昨日今日と境内に植木屋さんが入ってくれた。人間の散髪と一緒で、気分まですっきり。

「シネマ法話度チェック」更新。久々の「法話度5」作品も!

6月23日(月)

土曜日の午後、かっての職場の盲学校寄宿舎の「寮祭」に行く。昼飯もそこで済ますつもりだったのに、チケットが売り切れ。それでも舞台裏にもぐりこんでカレーライスとかをゲット!

ステージが始まると、知らない間に音響係をやっていて、このあたりの体制の柔軟さ?も昔どおり・・。
卒業生他、なつかしい顔にも大勢会えた半日だった。

私生活上、いろいろアクシデントがあり、心休まりきれない日々だが、何とか過ごしている。いつか梅雨も明けるだろう。

NHKニュースに映っていたねという声を何人か聞く。さすが恐るべしマスコミの力。

デジカメが1週間ほど前から行方不明。ひょっとして車の中で盗難の可能性も・・。ないと不便なことも多いのだが・・。

「みやこのハッピートーク」更新。

6月20日(金)

またまた5日ぶりの更新。朝の法話の代理が2日間急に入ったり、行事も多かったけれど、いろいろアクシデントも・・。それでも強く生きていく・・。

水曜日、知人に誘われていた清水寺の成就院の「イスラエルとパレスチナ遺族の会」と宗教者の交流会に出席。実際に子供さんなどをテロなどで亡くされながら、それぞれ敵・味方を超えて連帯されている方々の生の話を聞く。

住職もどうしてそのような困難を乗り越えて連帯できるのか質問させてもらったが、「残された子供たちを失いたくなかったから」と答えられていた。実践に裏打ちされた真の強さと優しさを見た思いだった。

夜、NHKのニュースで住職が発言しているところが流されていたそうだが、見られなかった。

今夜は秋の「加藤周一氏の講演会」の実行委員会。北区の小さな事務所に何と加藤氏本人が見えられ、短時間学生たちと意見交換されていた。来月はうちで実行委員会。地図はホームページを見てと言ったので、わかりやすくしておかねば・・。

地図のためにこのホームページを見ていただいた皆さん、あまりお寺らしくない変わったサイトですが、まあよろしく!

6月15日(日)

最近、更新期間がだんだん長くなっているよう気もしますが・・。
金曜日は役員をしている福祉法人「アイアイハウス」で「将来構想を語る会?」が開催。
今年15周年になるので何か「記念事業」をしたいということで、お酒も飲みながら、いろいろ論議。

「昔、岸部一徳森本タローとも同じ学年だった。京都出身のジュリーを呼んだら」という50代の意見。瀬戸内寂聴を知らない!20代の女性たちと、集まったメンバーからは、それぞれ年齢に応じたいろいろな意見が。

結局、今売り出し中の全盲のテノール歌手、新垣勉さんに手紙を出している職員がいて、可能ならその方向で行きたいということに・・。
しかし、いまやNHKにも出演の新垣さん、果たして実現するか!

後半は、勝手にギターを持ち出して「一人カラオケ」をやっていたような記憶も・・。

昨日、土曜日は写経会の続きで、今年初めて、お寺の護持会世話人会を開催。本堂にて議事の後、軽食とお酒で懇親会。こちらも、平均年齢70歳ながら、現役ジャズマンあり、ジャズダンス愛好者ありと、元気元気の方々。昔のダンスホールの話題その他で盛り上がっていました。

6月10日(火)

いよい京都も梅雨入りだそうで・・。
土曜日、お参りで近くまで行ったので盲学校の寄宿舎に寄ると、ちょうど小中学部などの運動会の最中。しばらく見学しながら、久しぶりの先生たちと立ち話も。

一昨日の日曜日は珍しく行事もご法事も入っておらず、朝から夕方まで本堂にこもって、新しく届いた御寄贈の仏具を設置したり、大掃除をしたりして一日過ごす。(住職として理想的な日曜日の過ごし方やな!=自画自賛)

おかげで、この3月に改修した本堂が、なお一層映えてきた。
ということで、3月には忙しくて更新できなかった本堂の「ビフォアー・アフター」を掲載してみました。 

6月6日(金)

火曜日は毎月恒例の「かようサロン」の日。今月のスピーカーは、住職の紹介で、建築家であり、お寺の坊守(奥さん)でもある、ドイツ人のベティーナ寺本さん。

ベティーナとは事前に打ち合わせをしておいたが、自分がどうして日本へ来ることになったか、来てからの色々な経験。ドイツと日本の建築事情やお寺のことなどを、参加した十数人の前で話してもらった。

美術関係や市民運動関係の専門家の人もいて、京都の町並保存の問題などで、論議が盛り上がっていた。

日本のお寺の状況が「葬式仏教」が中心になっていることや、念仏が聞かれなくなってきていることなど、住職も思っていながら、改めて「外から」の視点で指摘されると、痛いところを突かれる思いでした。

昨夜は、地域のソフトバレーに参加した後、メンバー何人かで新しく四条烏丸近くの路地の中にできた蕎麦屋へ。こだわりの料理やお酒の数々。メンバーにすぐ裏の家の人がいるので、時間的その他、融通していただいたみたい。
最近、うちの近所の「裏・四条烏丸」が、新しいスポットとして雑誌などでも注目され、新しい店がどんどんできてきているようだ。


6月2日(月)

ハードな土日も何とか終わる。途中で御法事などで抜けながらも、合間には、日曜日の地域の「子供大会」の準備や本番の要員で奮闘。ジャージ姿と、衣姿をとっかえひっかえ・・。

台風も何とかなって、少々雨模様ながらも、平安騎馬隊にも無事参加してもらえ、仏光寺の境内は大勢の子供で賑わっていた。
住職手作りの野球ゲーム?も何とかお役に立って、大変だけど、体を動かしているとそれなりにいい汗をかきました。



                             つれづれ日記 過去TOPへ