住職つれづれ日誌 2003年 7月
  ※下に行くほど日程がさかのぼります。


7月31日(木)

いやー疲れました。2泊3日のオーストラリアのホームステイの受け止め。女性3人、50代の女性一人と10代のスカウトの子二人。うち一人は障害をもっていて車椅子など使用。

それはいいのだけれど、今まで何度もホストを務めているけど、考えればネイティヴ・スピーカーは初めて。こちらの会話力におかまいなくの英会話は非常に大変だった。

詳しくは美也子さんの「ハッピートーク」などにそのうち載るだろうが、しかし何で受け止める方が、相手の言葉に合わさねばならないのだろうと、ふと疑問も・・。でも、それなりに喜んでもらえて、良い経験ではありました。



今朝、3人をテルサまで見送り、続きに、9月に仏光寺境内で開催予定の「ベジタリアン・フェスティバル IN 京都」の事務局の方々と本山側担当者の打ち合わせ会にも参加。なぜか、なりゆきで本山との仲介役になってしまっている。いつも変わった?企画を持ち込む大善院さんと思われていることだろう。


7月28日(月)

先週土・日曜日は、当寺の2軒隣にある「光薗院」(こうおんいん)「土蔵」に、龍谷・大谷・同朋大学などの合同チームの調査隊が入り、本山から派遣された形で、お手伝いをさせていただいた。

と言っても、古文書が読めるわけもなく、言われたとおりに、文書を計ったり、写真に撮る手伝いぐらいだったが、初めての経験でそれなりに興味深かった。

「蛤御門の変」で焼けなければ、うちの蔵にも資料がたくさん残っていたはずなのだが、今や「光薗院文書」が唯一の、残された「貴重資料」であり、本山仏光寺としては、8年後の御遠忌に向けての、ひとつの目玉になる予定らしい。

しかし、近所に居ながらも、生まれて初めて、光薗院の蔵を見せてもらったのだった。


 数日前から、我が家の大型冷蔵庫の様子がおかしかったが、今日ついに、全然冷えないようになり、氷も溶け出した。販売店の方から見に来てもらい、結局買い換えなければならないことになった。明日からのホームステイ受け入れを控えて、美也子さんも大慌て。

他のアクシデントもあり、今日一日、いろいろパニックっていた、我が家であった。


7月23日(水)

昨夜、突然思い立って、頭を丸刈りにした。今までもまあ短い方だったが、少し伸びてきていたので、お盆前でもあるし、この機会にやろうと思い立ったわけだ。実に丸刈りは数十年ぶりの経験だ。

風呂場で美也子さんに電気バリカンで刈ってもらった。どうなるかと思ったが、一度してしまうと、それなりに覚悟も決まり、まあこんなものかという感じ。一晩明けるとずいぶん違和感もなくなった。

ご承知のように、浄土真宗では他宗派のようにどうしても剃髪しなくてもいいことになっているので、髪を伸ばしている僧侶は大勢いるが、自分がしてしまうと「やはり坊さんは丸刈りが基本でしょう。」などと、えらそうに言ってみたい気になってくる。

まあ、あまりサングラスなどをかけては、外へ出歩かないほうがいいと、助言されているところである。

        容疑者?の写真

7月18日(金)

16日から18日まで「真宗教団連合」という組織の、中央研修会に参加。3日間、なかなか内容の濃い講義の連続だが、ちょうど1日目は祗園まつりの宵山にも当たっていて、恒例の「宵山パーティー」の予定をしていたので、夜は抜けさせてもらって、準備や接待にあたる。

天気も良く、昨年に続いて延べ50人ぐらいの人が出入りしていただろうか?夜遅くまでご近所にはご迷惑をかけたかも??
(宵山パーティーアルバムあり)

みやこさんも、17,18日と、本山の「坊守研修会」に参加。立花声明を習ったそうで、それぞれ、パーティーから気持ちを切り替えて難しい会議に参加で、結構疲れてしまった。


7月14日(月)

先週金曜日の夜は、アイアイハウスの理事会が9時に終わり、続きに、知人のSさんの誕生パーティーに顔出しのため、久しぶりに鴨川河畔のアパート「E荘」へ。旧い(失礼)E荘の6畳の一室に大勢集まると、学生時代が思い出される。12時過ぎ帰宅!

土曜日は、昼は「写経会」。夜は、御門徒のIさんが市民合唱で出演される、コンサートホールへ。「カルミナ・ブラーナ」という演目。クラシックは苦手系だったが、オーケストラと総勢100人以上もの人たちの原語の合唱は圧巻!

日曜日は、夕方から本堂で、9月に行われる「加藤周一講演会」の実行委員会。大雨で、来る人皆、ずぶぬれで大変だった。
50代以上の旧「白沙荘」時代の人から、現役の大学生まで、15、6名ほど集まられた。

ということで、3日間続きで夜のとりくみ。昨日の昼間も、美山方面へ親戚の見舞いに行っていた、みやこさんもやや疲れ気味。


7月9日(水)

本当に梅雨らしい梅雨。毎日よく降ること。
先の日曜日は、うちの本堂で叔父の三回忌を勤めたが、比較的早く終わり、雨も上がったので、久しぶりに飼い犬モモの散髪。

何せ体中毛だらけの人なので、散髪も大変。下毛がもつれ合っているので、思うように刈れない。本当にシベリアアラスカなら良かっただろうに、京都みたいな気候のところで10年以上も良く生きてきたと思う。少しはすっきりしただろうか?



紛失したデジカメが結局出てこないので、仕方なく新しく3倍ズームのを買う。いろいろ考えたが、店頭で勧められた、比較的安いオリンパス製を選ぶ。買い物も縁やね。結婚と一緒で?

今週末から、「写経会」、「加藤周一講演会実行委員会」、「宵山パーティー」と本堂を使う行事の目白押し。平行して「真宗教団連合研修会」「坊守研修会」(美也子さん参加予定)もあり、来週はハードな週になりそう。

おまけに今年もまたボーイスカウト連盟から「ホームステイ」の要請もある。どうなるか?


7月4日(金)

七月に入ってもう4日目。梅雨もますます快調?
昨夜は近くの五条警察署で地域の「社会を明るくする運動」!のとりくみで人形劇などが演じられ、それに参加するために往復するだけで、傘をさしていても、体中ビショビショになってしまった。

今週も半ばに本山の研修会。今回は「声明」(しょうみょう)、いわば「お経」についての勉強会である。御門主自らの講義の他、大原の「天台声明」の専門家の方が来られ、いろいろ天台宗と仏光寺派の声明の関係などを、実演を交えて教えていただいた。

現在の天台宗より、仏光寺派の方に、古い形の天台声明が残されていることもあると聞いて、やや誇らしい気持ちも・・。

祇園まつりの雰囲気も高まってきて、今年も宵山(16日)の夜にうちの本堂で「宵山パーティー」を計画。昨年は50名ぐらいの人出でもう限界かと思ったが、今年はどうなることでしょうか!?

これを読んでいる皆さんもどうぞお越しください。




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