住職つれづれ日誌 2003年 9月
  ※下に行くほど日程がさかのぼります。

9月28日(日)

土曜日は2ヶ月ぶりの光薗院の古文書調査に参加。お役にたったのか、たっていないのか?
午後からは少し抜けさせてもらって、四条大宮近くの浄土宗のお寺のご住職の葬儀に参列。

ここのS御住職は、父の学生時代からの友人であり、またうちの子供たちが小さい頃、お世話になった保育園の園長さんでもある。

2年前のお彼岸の時に、うちのお寺に法話をしにきていただいたこともある。そんな、大変縁の深い方であった。

葬儀は、大勢の参列で、中でも目を引いたのは、お寺の塀に飾られた50枚以上のパネル。これは毎年、保育園の卒業生たちが共同で製作する大屏風絵をパネルに縮小したもの。

とてものびのびと、カラフルで、50年以上にわたる、園長先生の芸術指導の賜物だ。そして、最後の出棺は園児たちも含めて、全員で「夕日の歌」を合唱して見送られた。

どちらもS住職ご自身の「遺言」に沿ったものだという。最後に朗読された「園長の願い」という文章ともども、とてもS御住職らしい最後だったように思えた。

人はいつかは去っていく。終わることによって初めて完成するのが「人生」という「芸術作品」なのかもしれない。そんなことを考えさせられたお葬式だった。


9月23日(火)

お彼岸の最中だけれど、寺院としての行事はしていないので、こちらからお参りさせていただく予定だけ。

特に19日、20日はそれぞれ、「加藤周一講演会」「アイアイまつり」とイベントが続き、一応実行委員会などに名を連なさせていただいている関係で、当日は要員などを務める。

加藤周一氏の方は、前夜に銀閣寺前の「白沙村荘」において、氏の84歳の誕生会を兼ねたパーティーが行われ、末席に連なっているつもりだったが、思わぬ発言を求められる場面もあり、緊張。

しかしさすがに加藤氏。少しのところから森羅万象に通じる発想が飛び出してくるのには、改めて感銘! 
19日、造形大学の「春秋座」で行われた講演会も600名を越す聴衆で盛況。

「アイアイまつり」は何もお手伝いができていないので、せめて当日だけでもと、バザーの要員などを務める。今回は初めて北区の楽只小学校を借り受け、やや雨模様ながら何とか最後までもった。
高校生ボランティアなど多数参加でおおいに助かったようだ。

そろそろ秋の報恩講に向けての準備も。今週中にニュースを作って案内を出す予定。


評論家、加藤周一氏の講演前夜祭、兼誕生パーティーにて。
(白沙村荘内「ノアノア」)


9月15日(月)

世の中は三連休でしたね。そして今日ついに阪神が優勝決定。
残念ながらあまりスポーツ関連ではミーハーでない住職。
めちゃくちゃ嬉しいということもないのですが、少しでも景気に影響するのならありがたいことです。

土曜日は2ヶ月ぶりの「写経会」。かえって8月よりむし暑い気温で、冷房もない本堂の中、それでも参加の皆さんは熱心に集中されてました。集中すると暑さも忘れてしまうそうです。

来週土曜日は春から準備してこられた「加藤周一講演会」の当日。何度か実行委員会に出たのですが、この夏でとぎれてしまいました。当日だけでも何かお手伝いできたらとは思っていますが?

翌日21日は、「アイアイまつり」の当日。これも名前だけ実行委員長になっているらしいのですが、一度も実行委員会に出られず。
今回はバザーの品も要員も少なくて困っているそうです。今からでも何か品物などありましたらお知らせください。

9月8日(月)

昨日は仏光寺境内にて、前に場所使用の取次ぎを頼まれていた「ベジ&ピース フェスティバル」のイベント開催。
一応当日だけは、いろいろ場所がらみの責任もあるので、昼過ぎからなるべく会場に詰めていた。

しかし来る来る・・。マスコミにも流れていたこともあり、たくさんの人出。普段あまり界隈で見かけない種類?の人が多く、外国人の多さも目立った。最終、1500人ぐらい来ていたらしい。

ベジタリアン、精進関係の店の屋台や、環境問題などのブース。そして本堂前のステージでは、沖縄音楽アフリカのダンスなども披露され、住職も紹介されて一言あいさつも。

しか猛烈な暑さで、本堂廊下などの陰で休憩する人も多かったが、店をやっていた人は大変だったろう。

関西ベジタリアン協会としては、初のとりくみらしく、大成功に事務局の人も感激していた。なんといっても今回の事務局長「カフェ・ピース」岩佐明子さんの手腕によるところが大きかっただろう。

ほとんど難民テント?状態と化していた本山御影堂周辺。


9月6日(土)

ジャジャーーン!何と10日以上ぶりの更新。決して倒れていたわけではありません。実は8月末から昨日まで、念願の「フランス旅行」に出かけていたのです。

美也子さんの「退職旅行」も兼ねて、父の従兄弟にあたる人たちが居るパリ近郊の家にホームステイさせてもらいながら、色々案内してもらいました。

あちらからはもう10数年にわたって、ほぼ毎年来日されていて、その度に接待させてもらっていたのですが、こちらが寄せてもらうのはもちろん初めて。1週間以上家をあけるのも初めて。

お孫さんまで含め、一族20人以上の歓迎を受けてあちこちへ。
留守宅も、いろいろありましたが、子供等もがんばってくれて何とか行ってこれました。もうこんな機会は二度とないかも・・?

詳しくはまた「みやこのハッピートーク」ででも・・。

帰宅早々、課題満載で、あちこち電話かけなどであたふた。
明日はまた仏光寺で「ベジ&ペース大会」も開催予定。


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