住職つれづれ日誌 2003年 10月
  ※下に行くほど日程がさかのぼります。

10月30日(木) ギブス生活

ということで、ギブス生活も1週間近くになった。当初は、足もさることながら、平行して風邪をひいたらしく、体調そのものが良くなく、日曜日の「報恩講」も、本当に何とかこなしていたような状況だった。

皆さんの御協力のおかげで、40名様以上の参加で盛況のうちに終えることができて何よりだった。自分が正座ができないので、導師初め法中(参詣僧侶)もすべてイス席で勤めさせていただいたが、これからも、これが何よりかも・・。

その後、週明けに内科にも通い、薬をもらったので、風邪の方も何とか回復し、足以外は元に戻りつつある。右足なので車の運転ができないが、幸いスクーターに乗れるので、却って、ある程度の距離のところの方がスムーズに移動できる。お参りや通院もスクーターに松葉杖をひっかけて!走っている。

むしろ、松葉杖だけで移動する家の中とか、近所、あるいはスクーターを降りてからの方が、移動に不自由を感じている。なるべく何回も移動しなくていいように、家の中でも予定表やミニバッグや電話の子機を入れた袋を常に身の回りに持ち歩いている状態だ

お風呂や階段も大分慣れたが、それでもなるべく回数を少なくすむように努力している。

動けない分、与えられた時間と考えて、本でも読んで勉強しようと努力するが、つい集中力が続かず、楽なTVなどを見てしまうこのごろである。

10月25日(土)  アクシデント

木曜の夜、地域のソフトバレーの練習に顔を出していた。
普通のバレーよりは柔らかいボールを使うが、結構な運動量になるので、ちょっと汗をかきたいような時にはうってつけのスポーツだ。

30分ぐらい試合形式でプレイしている最中、味方があげたボールをネット際で受けようと滑り込み、足先をガクッとひねってしまった。一瞬激痛が起こったが、捻挫程度に思って、一応その後は休んでいたが、翌日、外科に通院すると、靭帯が切れていることがわかって、急きょギブスをはめ、松葉杖をつくことになってしまった。
 
何分、正座などで座ることが多い商売なので、たちまち、お参り関係に支障をきたしている。昨夜はお隣の二七日の法要の導師をたのまれていたが、何とかイスを用意してもらい、済ますことができたが、頼まれていた本山の朝のお勤めの当番などは、イスでは無理と言うことで、代わってもらったりした。

明日は、うちの報恩講だが、本堂の準備なども、何かと不便で、美也子さん一人に負担をかけている状況だ。

今までなにげなくしてきたことでも、ほんのちょっとしたことで、たちまち日常生活に支障をきたすものだと、改めて思い知らされているところ。



10月20日(月)

また1週間ぶりになってしまった。だんだん更新が遅くなっているみたい。

先週は、お隣のお寺の奥さんのお葬式などがあり、役僧その他で、何回かお参りさせてもらった。まだ50代なかば。8月に急に入院され、かなりお悪いらしいとは聞いていたが・・。ご主人やご家族は、この数ヶ月、正にすさまじい日々を過ごされてこられたことだろう・・。

うちの「報恩講」もいよいよ後1週間後に迫る。今回は結局、昼食の弁当を知り合いの「彌光庵」にお願いすることになり、容器をこちらで都合する約束なのであちこち探しまわったりもしていた。


10月13日(月)

この1週間、毎日ほど違う関係の人と顔を合わせていた感じがする。
アイアイハウスの事務局会議、地域のソフトバレー同好会。小学校の同窓会の打ち合わせ会、美也子の大学の先輩で、今度「新風館」で福祉関係のイベントをされるM御夫妻。お寺の「写経会」と総代会などなど。

そして昨日は、地域の運動会。何しろ人手がない町内なので(10名もそろわない)、午前中お寺で法事を勤める予定ながら、朝だけ入場行進に顔を出し(人数が点数に数えられる)、法事を終えて又午後から参加。

綱引き、障害物競走などほとんど出ずっぱり。おまけに年齢別リレーで、30代以上のところで走らされ、何とか抜かれなかったものの、本人は全力疾走?しているつもりなのに、足が進まない!

それでも、本山仏光寺の学生寮の学生や、町内唯一のYさん宅三姉妹など、若い人の活躍で21チーム中10位は大健闘か。娘の愛も玉入れなどだけでも参加したのはご愛嬌!

がんばり過ぎて、後で身体に応えそうだ!

10月8日(水)

だんだん夏前の日常リズムが戻りつつある。太極拳や竜笛の練習などにも、ぼちぼち通ったり、夜の地域のソフトバレーに顔を出したりとかも。

昨夜は、4ヶ月ぶりに北野の「かようサロン」に出席。無理して白梅町までマウンテンバイクで走ったが、風邪気味のせいか頭が痛くなり、途中で後悔も・・。

「かようサロン」のゲストは、4月から開局されたNPOコミュニティーFMの「京都三条ラジオ・カフェ」の町田さん。日本で初めてのNPO法人による、ミニFM放送の開局までの苦労と、現状の報告。

何でも、今なら3分間1500円で自分の放送枠が持てるそうで、実は同じ日に放送のあった、知人が出演する「京障連」(京都障害者生活と権利を守る連絡会)の放送枠も、そうやって出資して時間を確保しているらしい。

お寺で放送枠を持たないかと、大分薦めていただいたが、本山にかけあってみると約束した。近所なので、意外と面白いかもしれない。

先週土曜日は、前に申し込んでいた大原のベニシアさんというイギリス人女性が自宅で主催する「アフタヌーン・パーティー」(有料)に初めて参加。

ベニシアさんは、30年前に日本に来られ、結婚して日本に住みつき、今はガーデニングや英語スクールの運営などの他、こうして自宅で定期的にハーブ教室ティーパーティーを開いておられる。(京都新聞の日曜版のエッセイでも有名)

こじんまりとした日本の民家や庭に手を入れ、とても感じよく作られていた。ごちそうになったスコーンやティーもおいしかった。本人もとても感じの良い人だったが、最初のご主人?が、たまたま知っていた人だとわかり、これまたびっくりだった。

大原の民家を改装したベニシアさんの自宅。
ガーデニング雑誌などにもよく紹介されているらしい。
参加者のおばさんたちの人気の的だった、お孫さんのジョー君。3歳にして、女殺し?の片鱗を見せる。

10月1日(水)

10月26日の「報恩講」の案内も兼ねている寺院ニュースを、今日ようやく発送。一年で一番大きい寺の行事の段取りも何とかこなせそうだ。昨年は僧籍のある、シンガーソングライターの鈴木君代さんに来てもらったが、今年はシンプルに法話だけを予定している。

本山もいよいよ御影堂の工事にかかるので、11月の「御正忌」も縮小された場所で開催される。よって今年の団体参拝は中止。

その代わり、昨日本山から電話があり、毎年11月27日の夜を通して(午前3時ごろまで)開催される「通夜布教」の出番を依頼された。

10年ほど前に午前1時ごろからの当番を務めたことがあるが、さすがにお参りしている人も居眠りしている人が多く、こちらも疲れてしまった。今年はしょっぱならしいので、午後8時ごろからになりそうだ。まだ先だが、さてどんな内容で話をさせてもらおうか?

フランスで買い送ったワインが1ヶ月たってもまだ届かない!?(キリ番の記念品にするつもりだったのに・・)





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