住職つれづれ日誌 2003年 11月
  ※下に行くほど日程がさかのぼります。

11月30日(日)

早くも師走。あっという間に秋が過ぎ去った感じだ。
この一週間では、やはり27日(木)の晩に、本山の本堂で「通夜布教」という、夜を徹した説教大会があり、そのトップバッターを勤めさせていただいたのがトピックか。

しょっぱななので、あまりマニアックになってもと思い、「仏光寺の歴史」みたいなのを、クイズ形式でさせていただいたのだが、クイズが易しすぎたのと、早口過ぎたので、できはいまいちだったかもしれない。

娘の愛も、夜中の学生会の寸劇で、イダイケ王妃役を務めていた。一応劇団経験者なので、素人の中ではがんばっていたほうだったか?

土日は、ご法事と、月初めに発送予定の寺院ニュース作り。
それと気分転換に(しょっちゅうやけど・・)、加藤周一講演会の実行委員会でご一緒した遠藤剛き先生の美術館で行われた、インド音楽のコンサートにも参加。

初めてシタール他のインド楽器の音色をじかに聞く機会だった。いつかお寺でもやってみたいものだ・・。





11月24日(月)

世は三連休。連休にしては珍しく、あまりお寺の予定がつまっておらず、本山御正忌も、代表出勤(お堂でおまいり)も、まだ正座ができないのでパス。昨日の婦人会総会には顔を出さしてもらったが、今年は団体参拝も取り組んでいないので、後ろで聞いているだけだった。

いつもボーイスカウトのマッタケご飯の接待があるが、今年はそのパックを配る手伝いなども少しさせてもらっていた。

娘も学生会の関係で手伝いに行き、それぞれがマッタケご飯を2パックづつもらい、おまけに後からも届けていただいたので、合計7パックものマッタケご飯が集まり、嬉しい悲鳴?

また午後から知人らの開催する「在日外国人・無年金訴訟チャリティー・コンサート」に出席。趙博(チョウパク)さんの歌や、韓国の民族舞踊などを鑑賞させてもらった。


11月20日(木)

先週ギブスがはずれてからは、ずいぶん身軽になって、補そう具をつけているとはいうものの、全然フットワークがちがう。あちこちに出やすくなり、気持ちまで前向きになってしまうから不思議なものだ。

先週末、十二年ぶりに小学校の同窓会。二次会はうちの本堂を会場にさせてもらった。時間を気にしなくていいので、三十数名、結構皆リラックスしていたみたいだった。けっこういいおじさん、おばさん達だが、集まると数十年前の感覚に却ってしまうのが面白い。

火曜日の夜は、例の新風館の作業所の作品展「屯展」の打ち上げ。これも後片付けが大変で、時間と予算の関係でうちでやることに・・。
夜の11時近くにやっと全員が集まれた次第であった。土日にけっこう人手が多く、売り上げは80万円ほどだったようだ。
記念にうちもいくつか作品を買わせてもらった。

「屯展」で買って、うちに
やってきた土偶達。

ユーモラスな表情が
とてもユニークです。

明日から一週間、本山の御正忌。27日の通夜布教の準備で頭が痛い。

11月13日(木) 

また1週間過ぎた。足の方は、明日ギブスがはずれる予定。大分、松葉杖にも慣れたが、次の3週間は補装具をつけるそうだ。完治にはなかなからしい。

火曜日、十数年ぶりに税務署の方から調査に来られる。女性と新任らしい男性の二人組。物腰は柔らかだが、なかなか細かいところまでチェックを入れられる。しかし、お寺の収入全体でも、普通のサラリーマンの給料より少ないぐらいの「弱小寺院」なのに、そんなに厳しくしなくてもと思うのだが・・。向こうも仕事だから仕方ないか・・。

いよいよ、今日から「新風館」で、「屯展」という名の、共同作業所関係の陶芸その他の作品展が始まる。今日、ちょっと昼にのぞいてきたが、なかなか迫力のある作品が並び、「新風館」の空間にもマッチした、オシャレなレイアウトで展示されていた。

明日は美也子さんも、売り子のボランティアで会場につめる予定。
夜のライトアップも明日から始まるらしい。是非、見に行きたいが、金・土・日となかなかスケジュールがつまってきている。


迫力ある陶芸作品群
会場となったおしゃれな
新風館。
中庭と3Fの大広間で
作品展が開かれている。


11月6日(木) ぼちぼち

11月初めの連休は、それなりに予定も入っていたのが、なにしろ足が「不自由」なので、ほとんどキャンセルしてしまった。

入院よりはましと、言い聞かせても、家の中ばかりにいると、だんだん欲求不満がたまってきてしまった。TVや読書も飽きて、肩から「何でもBOX」をぶらさげて、本堂へ行ったり、事務室に篭ったりして、気を紛らわせていた。

連休明けから、知人が関わっている「障害者無年金訴訟」の裁判の傍聴や、障害者団体関係の新聞のインタビューなどで、ぼちぼち、例のスクーターに松葉杖をひっかけて走るスタイルで出かけている。
やはり目的があって、外に出られるというのはいいものだ。
お参りも同じ格好で走っているので、ずいぶん変わった坊さんと見られているかもしれない。

今日の夕方には、この13日から18日まで新風館で開催される、障害者作業所の陶芸展などで、前にも来られた岸和田市のMさんが、事務局の女性を連れて来られた。その方は、もう京都に張り付きだそうだ。

来週は小学校時代の同窓会や、その作業所のイベント関係などで、急にばたばたしそう。
おまけに、急に十何年ぶりに、税務署が調査に入ることになり、現住職の時代になってからは、初めてのことで、一体どうなることやら・・。




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