住職つれづれ日誌2006年1月・2月
  ※下に行くほど日程がさかのぼります。
2006年

2月20日(月)

■今日はKBS京都ラジオの街角情報コーナーから依頼されて、ゲスト出演。「おてらハウス」の話題を中心に話してきた。ラジオ出演自体は、昨年「ラジオ・カフェ」にも出演したし初めてではないのだが、やはりスタジオその他の規模が違う。それに今回は美也子支配人が同行しておらず住職一人で、やや心細かった。

しかも本番は、ほとんど打ち合わせもないまま(事前におおよその質問予定事項は送ってきていたが・・)、「ハイ!スタジオに入って下さい!」とぶっつけ本番同様に送り込まれ、約15分。

アナウンサーさんとレギュラーコメンテーターさんの質問に答える間にあっという間に終わってしまった。

後で美也子に聞くと「ちょっと緊張してたんと違う?」と言われてしまったが、本人はアドリブで冗談も入れながら、それなりに無難にこなしたつもりだったんだが・・。

まあ、何事も経験。次は是非TV出演を目指したいが、この次は、美也子支配人に出てもらおう。

■このホームページももう4年半も続けてきて、つれづれ日誌も長く続けてきたが、今度「おてらハウス」のサイトにブログを新設したので、日誌はそちらにして、こちらは純粋に寺院の情報のみを載せるサイトにしようかと思案中。まあ、半分マンネリになりながらも、よく長いこと続けてきたものだとも思う。


もう少しだけ続けて4月以降は本格的に前面改定していきたい。

2月4日(土)

■ようやく2月。今週はおてらハウスで蔓で籠を作られる作家さんが個展を開いておられ、毎日奥さんがギャラリーにつめられてお客さんの接待にあたっておられる。

そんなことで、寒い中だが何とか人の出入りはコンスタンスにある感じである。

ところが一昨日あたりから支配人・美也子が急に体調を崩し、医者に行くとインフルエンザではないものの、ウイルス性の風邪ということで、とうとう昨日はカフェコーナーだけは臨時休業させてもらった。

何とか今日からは復帰しているが、喉からくる風邪で体調が良かったり悪かったりする住職共々、体調に関しては低空飛行が続く。

■そんな中、何とか新しい企画をと、あちこち連絡し、3月から4月にかけて、知人関係の個展や、本堂での藍染作品展と合わせたイベントなども企画中。

平行してまた4年目を迎える仏光寺花まつりの企画で、今年はコンサートに女性ボーカルとキーボードのユニットに出演してもらおうと、打ち合わせをしたりしている。

■「おてらハウス」のサイトも、フォトギャラリーなど、バージョンアップさせる予定で、今日は夜に5月以降に計画している、あるエイブルアート関連の打ち合わせをする予定。

ということで、相変わらず何やかんやと計画ばかりたてている今日この頃である。


1月21日(土)


■と、いうことでまだ1月である。毎年1月は長く感じる。今年になってすでに2件目のお葬式があった。今日の昼はその2件目のお葬式。

12月にお会いしたばかりの元総代さんの奥さん。普段は京都の自宅で一人ぐらしをされているが、年末から名古屋の息子さんの家に逗留しておられる間の出来事だった。一人で自宅で亡くなられたのでないのがせめてものなぐさめだったか。

このかん、お葬式は12月にも2件あって2ヶ月で4件。過去2年間に1件という時期もあったのでかなりのハイペース。4件のお葬式の中陰が重なっていてかなり密度の高い日程が続く。

これだけは人間に決められることでないので仕方ないのだが・・。数日前、風邪気味で通院していて喉が痛かったが、いざお葬式が始まると緊張感で忘れて声を出していた。

■さて懸案の「おてらハウス」であるが、なかなかお客は増えない。そもそも家の前を人が通らない状況では仕方ないか。今日付の「リビング京都」に又記事が掲載されたのだが、あちこちで見たという声は聞いたが、すぐにお客数につながることではないらしい。

美也子ともども、新しい企画を考えるか、家の前でガレージセールでもしようかと思案中。まあぼちぼちいこうかとは言っているのだが・・。新しいことを始めると何かと気苦労も絶えない。

■新しいクールのTVドラマでは「白夜行」が第1回目から面白かった。世間的にも評判が高いようだ。やはり子役が素晴らしかった。裏番組の「けものみち」も録画で見たが、結構金がかかっていそうな割には全体的に薄っぺらい感じがした。

松本清張VS東野圭吾の対決は今回のTVドラマに限っては東野圭吾に軍配か?ちなみに「白夜行」の執拗な刑事役を武田鉄也が怪演しているが、彼が時々独り言で口にする言葉は「歎異抄」の一説。

ご存知浄土真宗の開祖親鸞聖人の言葉を弟子の唯円がまとめたと言われるものだが、主役の二人の子供が出会う場面で一つの「キーワード」になっていた「泥に咲く花=蓮」といい、密かに仏教関係のキーワードが散りばめられているのが面白い。

1月11日(水)

■今年の冬は本当に寒い!雪が降っている時ももちろんだが、雪が降っていなくても京都の「底冷え」で、身体の奥から冷えてくる感じだ。朝の本山のお参りや、バイクで月参りに寄せていただく時にことさらそれを感じている。

今年は正月も本当にどこへも出ず、本山の当番と家の中の仕事で過ぎていっている。5日ぐらいに「おてらハウス」の買い物と昼食をを兼ねてダイヤモンドシティーへ行ったぐらいか。

■7日(土)にお寺の修正会と新年会を開催して、ようやくエンジンがかかってきた感じだ。本堂でお勤めした後、初めて「おてらハウス」を利用して新年会を持たせてもらった。今年は13名様ほどの参加があった。

新しい方もおられて自己紹介を兼ねて今年の目標などをお一人ずつ話していただく。60代から90歳近くの方まで、皆さんお元気で、人生の先輩方の生き方を勉強させていただく機会に恵まれているのもお寺の「役得」かもしれない。

■10日から「おてらハウス」営業再開。前日に岸和田のつちのこ陶房のスタッフさんが3名ほどで陶芸作品とさをり織作品を飾り付けてくれた。題して「土と布の饗宴」。今月いっぱいはこれでいくつもり。初日のお客は・・・まあまあ。20日ぐらい発行の「リビング京都」に記事が載るので、それぐらか少しは増えるかもしれないが・・。

■本山の機関紙の表紙コラムを担当することになり、四苦八苦?しているが、急にお葬式が入って時間的にも余裕がなくなりあたふたしている。さてどうなるか。

1月3日(火)

■ようやく正月三ケ日も過ぎようとしている。昨年末は美也子の怪我のこともあり、例年の大掃除も最低限で終わった感がある。また急にお葬式が入り、大晦日などはそれで過ぎたのでよけいであった。

元旦は例年通り、5時起きで本山の当番に行かねばならないので、大晦日は基本的にTVなどを見ながら年を越し、寝過ごさないように、そのまま居間で仮眠をとるような形で過ごしている。

■毎年、近隣の寺院住職などは元日のお参りに参加することになっているが、多くの参拝者の人たちは深夜の「除夜の鐘」突きには参加されるが、朝早くから本堂へ参拝する人はほとんどいない。

せっかくなら「除夜の鐘」の時に、正月のお勤めをしようと、近隣寺院から本山へ提案しているのだが、なかなか長年の規則は簡単に変えられそうにない。

■朝と昼とに本山のお勤めに行くので、遠出など、基本的にあまり動きがとれないまま過ぎる正月で、専ら食べることとTVを見たりして過ごしている。運動不足もあり、心なしか体がむくんだような気がする。恐ろしい・・。



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