

平成15年2月
2月28日 はれたりくもったり
がうっ!!がるるるるる〜!!!、おなかがすいだぁ!!散歩に行きたいぃぃぃ!!!なぜだ、なぜ今日もみんなみんな家に帰って来ないのだぁぁぁ!!!また、ご主人は午後からお出かけして夜になっても帰ってこない....僕の家の近くを通る電車で秋田と言うところへ出かけたらしい。おじいちゃんが車に乗せて送っていったよ。夜になっても、昨日と同じ状態だった。困ったなぁ....と思っていると、おじいちゃんがやってきて、僕にご飯をくれた。ぼくはうれしくて、うれしくてぴょんぴょん跳びはねたよ。ご主人にご飯をやってくれるように頼まれたらしいんだ。さすがのご主人も昨日のことで反省したらしい。昨日の状態は「犬飼育の放棄」に近いようなもんだ!!、でも、反省しているんだから許してやろう.......かな?
2月27日 くもりときどきゆき
わん、わん、わん!!!おなかがすいたぁ〜、散歩に行きたい〜...あれれれっ、僕を
束縛している係留ひもが柱にぐるぐる巻きになってしまっってみうごきがとれなくなってしまった。
ああ〜ん、最悪の状態だ。ご主人は午後から何処かへ出かけたきり帰ってこない...上のお兄さんも、お母さんもみんなみんな夜の9時になっても帰ってこない....あっぁぁぁっ、おしっこがしたくなってきた。うううっ、このまま我慢し続けなければいけないのかなぁ......
2月26日 ゆきのちあめ
今日は、一日中雪のような雨のような天気だった。僕は昨日濡れ濡れになった布団をまた引きずりおろしてその上に寝ている。あまり良い天気とはいえないので一日中退屈で退屈で....ふぁぁぁぅ、あくびばかり出てしまう。朝散歩はそんなに降っていなかったので濡れずに行ってきたけれど、夕方散歩は濡れ犬になって帰ってきた。あっ、そういえば、散歩の途中で白鳥さん達が30羽ぐらいの群れで鳴き声を上げながら南西の空から飛んできたよ。北の方へいくんだなって思ってみているとね、どういう訳か南東の空に飛んでいってしまった。きっと、何処かのため池か川にお泊まりするんだなって思った。すると、まもなくして、またあの白鳥さんたちがやってきてね、今度は北の方に飛び去っていった。どうしたんだろうねぇ〜、白鳥さん達も迷ってしまう事ってあるのかなぁ?
今日のおまぬけ....夕方散歩が終わって散歩ひもから係留ひもにつなぎ替えられたんだけど、どういう訳か、知らないうちにそれがはずれてしまっていたみたいなんだ。僕はそうと知らずに「伏せ」の格好でご飯を待っていたんだけれど、ご主人がご飯を持ってきて「むつ、ひもがはずれているじゃないか!!」という声に、「えっ?」と思ったけれど、もうそのときはご主人が、しっかりと係留ひもを僕の首輪につないでしまっていた。「しっしまったぁ....」もっと早く気づいて、自由に歩き回ればよったぁ...お間抜け犬むつの馬鹿馬鹿ね馬鹿ぁぁぁぁぁ....あれっ、でも?、本当にお間抜けなのは、係留ひもをしっかりと僕の首輪に結ばなかったご主人だよね...そうなんだ、ご主人が一番お間抜けだったんだ。僕はただ、自由になるチャンスを失っただけなんだ。安心したよ。と、同時にがっかりしたよ。僕が自由になれるチャンスといったら、こんな時か、山の中に遊びに行ったときぐらいだもんね...
2月25日 はれのちくもってゆきがふったりやんだり
久しぶりに「おまぬけ犬」になったよ。やっと、この日記にふさわしい話題ができてよかったよ.....なんて、喜んではいられないんだった。僕のおまぬけぶりをここに書き込むと言うことは、僕の恥を公に広めているってことになるんだよね。犬の単純な頭でもそれぐらいのことは理解できるよ。えっ...おまえの話はいつも前置きが長すぎるって...でも、落語も本題に入る前に枕と言って小話やなんかあるんだけどねぇ......これはご主人の受け売りだけどね。え〜と....あっ、あんまり前置きが長すぎて、何を言おうとしたのか忘れてしまったよ。ちょっと待ってね。今思い出すから.......そうそう、今日は、午前中あまりに天気がよかったものだから、犬小屋の前に敷いていた布団をくわえて引っ張り出して、乾かそうと思ってお日様の当たるところに広げておいたんだ。つぎに、犬小屋の中にある座布団も干そうと犬小屋の外まで出したんだけれど、とたんにもそもそと雪が降ってきた。「これは、いけない」と思って座布団を外に出すのをやめたんだ。僕は、もうそれで安心してしまって、外に広げてある布団のことなどは頭の中から「すっ」と消えてしまっていたんだ。そして、そのまま犬小屋の中に入ってお昼寝をしてしまったよ。「こら、むつ、布団がぐしょぬれじゃないか!!」というご主人の怒鳴り声に「はっ」として目を覚ますと、ご主人がぬれた布団のしずくを払いながら取り込んでいる姿が僕の目に映った.....。
犬の性質 第一項.自分のしでかした事の後始末は必ずと言っていいほどできない!
2月24日 はれ
毎日、毎日、朝は霜が降りて犬でも寒いと感じる今日この頃だ。でも毎日言っているように日中は春のようなぽかぽか陽気だ。今日もご主人は黒い服を着て、午前中から何処かへお出かけのようだ。今度は夕方になっても帰ってこない。よっぽど忙しいのだなと思っている。人間の風習はよくわからないことが多いので、あまりご主人には尋ねないことにしている。もっとも、聞いても僕にはとうてい理解できないと思う。だから、家に誰もいなくなったのをいいことに、地面に横になりながら、ぽかぽかのお日様と一日中お話をした。お日様は人間と違って複雑にはできていないので話がしやすかった。「いつ春がやってくるのか」とか「梅や桜はいつ頃咲くのか」と聞くと親切に教えてくれる。お日様の言葉は暖かい日の光だ。お日様は、時々僕に愚痴をこぼす。「寒い北風さんが、なかなか頑固で立ち去ってくれない」だの「意地悪な黒雲さんが時々やってきて、自分を隠してしまう」といったこと、「あまり自分が顔を出しすぎると、動植物が困ってしまう」等々、犬の僕よりいろいろな悩みを抱えているらしい。でも、お互い愚痴をこぼすのもいいけど、お日様!こんどは、高い空から見える広い世界のことをお話ししてよねっ!!
(今日の夕方散歩とご飯は、上のお兄さんにしてもらった)
2月23日 かいせい
今日は「ぽかぽか陽気」だった。僕はゆっくりと地面の上で腹を広げてお昼寝をした。ご主人と少しだけボール遊びもしたよ。今日のご主人は忙しいらしくて、午前中出て行ったきりなかなか帰ってこなかった。お昼過ぎには帰ってきたのだけれど、今度はご主人とお母さんそれに上のお兄さんが一緒に出てきて、みんな黒い服を着てお出かけのようだ。この時は、ちょっとしたら帰ってきて、ご主人はすぐに僕を夕方散歩に連れ出してくれた。今日の散歩の時間はいつもより早い。このところ日が長くなっているせいなのか、以前から比べると散歩の時間が遅くなっている。でも、今日は5時を告げる市役所の音楽が散歩の途中になったので、だいぶ早い時間だったようだ。
真っ赤な夕日が西の空に沈んでいくのがとてもきれいで、僕たちはのんびりと散歩を楽しんだ。ため池の土手には、もうふきのとうが顔をのぞかせていたよ。驚いたねぇ。霜が降りたり風が冷たかったりして、まだ冬なんだなって思っていたら、ひっそりと春はやってきていたんだね。これからが楽しみだね。もっとも、ご主人はこれからが忙しい季節になるんだけどね。
2月22日 なごりゆき
朝散歩に行った後、雪がもそもそと降ってきた。これは、たぶん冬が悪あがきして「そう簡単には春にさせないぞ」とがんばって、暴れているに違いないと思った。でも、派手に降り始めた割にはつもらないですぐ消えてしまった。春を目前に控えての「なごり雪」だったんだね。今日は風が冷たかったので、なごり雪の降るのを犬小屋の前に敷いた布団の上に横たわって眺めていた。ご主人は午前中、黒い服を着て出かけたので、僕は自然にお留守番を任せられることになった。幸い誰も来なかったので、のんびりとお昼寝をすることができた。今日は、朝散歩も夕方散歩にも順調にいくことができた。今日は僕にとって平穏無事な一日だった。でも、ご主人にとっては、一生に一度の一日だったらしいけどね....
2月21日 くもりときどきこゆき
僕は、ひじょうに怒っている。!!「ご主人のやつぅ!!」、僕が夕方散歩へ出かけようとご主人の出てくるのをいまかいまかと待っていたのだが、いつまでたっても出てくる気配はない。やっと出てきたと思ったらよそ行きの服に着替えて、「むつ、今日は散歩なし、ご飯だけだぞ」とあっさりと言われた。今まで散歩に行く時間はいくらもあったのに、ご主人は面倒くさがってさぼったのだ。ご飯を僕に与えた後、トラックに乗って何処かへ出かけていくご主人....僕は、ご飯を食べ終えた後、無性に腹が立ってきた。やがて、僕は不敵な笑みを浮かべながら犬小屋の中から一枚の座布団をくわえてきて、コンクリートの地面に思いっきり怒りを込めて「バシッバシッ」とたたきつけた。これでいくらか腹立ちが紛れるというものだ。僕のいつものストレス解消法だ。だいだい、犬はいつも人間に気を遣って生きているので、人間も犬に気を遣ってほしいと思う今日この頃である。散歩は、犬にとって最高の楽しみの一つなんだからね!!!!!
2月20日 くもりのちあめ...
朝散歩はお日様が顔を出し始めた頃に行ってきた。今日もよい天気になると喜んでいたのに、雨が降ってきてしまった。お昼から何処かへ出かけたご主人がなかなか帰ってこない。夕方になってもこないので、僕は雨の中でぬれながらご主人を待ち続けた。やっと帰ってきたと思ったら、「ちょっと、待ってろ。夕ご飯の支度をしたら散歩に行くから」といわれて、1時間ぐらいも待たされた。僕は、いらいらしながら雨の中で待ち続けた。....やがて、ご主人は体中からいいにおいを漂わせながらやっと出てきた。僕は、それを何度もかいで、どんなごちそうなのか想像したよ。「僕にも、お裾分けしてくれるのかなぁ」と聞いたら、「ごちそうの中にタマネギが入っているからだめだ」といわれた。ざんねん....犬にとって、タマネギは猛毒なのだ!!。そんなことを言いながら散歩に出たときは、もうあたりは真っ暗になってしまって、雨はざぁざぁ降ってくる。それでも僕は散歩に行けるのがうれしくてはしゃぎ回ったよ。でも、散歩に行ったのはいいけれど、雨が一段と激しく降ってきたところで、僕もご主人もこれ以上いくのがいやになって、帰ってきてしまった。明日は晴れるといいねっ!!
2月19日 はれ!!
今朝は雲一つ無く晴れわたったので、犬も驚くぐらいの寒さになった。氷点下5度....おまけに辺り一面に真っ白い霜が降りている。朝散歩に出かけた僕と御主人は、ざくざくと霜柱を踏みつけ、ぱりんぱりんと薄氷を割りながら歩いた。朝のキリリンと冷えた空気の中で、そんな音が響かせてとても楽しい朝散歩は終わった。日中は、毛皮を脱いで、洗濯をしたいぐらい、暖かい風と光が僕を包んだ。僕は昨日と同じように腹を出してたっぷりとお昼寝をした。午後になると、なんだかお空の方が騒がしいので、見上げると、白鳥さん達がくさび形の編隊を組んで40羽ばかり、北へ帰っていくところだった。いいなぁ〜白鳥さん達は旅が出来て....色々僕の知らない町や山や野原なんかをいっぱい知っているんだろうなぁ...ときには列車と競争したりするかも知れないよ!楽しそうだなぁ。僕も、将来、背中に羽が生えて来たら白鳥さん達にお願いをして、旅へ一緒に連れて行ってもらおうかなぁ......あっ、でも白鳥さん達は寒いところでしか生活できないらしいから、ぽかぽかな光のお布団にくるまってお昼寝をするのが大好きな僕は一緒に生活できないかもね。一緒に行っても、向こうで暮らせなかったら、一人でこっちへ帰ってくる事も出来ないし....迷子になってしまうよ。やっぱり、「旅」は想像するだけのほうがいいのかなぁ。当分そうする事にしようか。でも、僕って、いつ羽が生えてくるのかなぁ....御主人の話によると、大昔には羽の生えたライオンとか馬なんかは、いたらしいけどねぇ....?
2月18日 はれ
今日は、一日中お日様の光がぽかぽかと僕の身体にしみこんでくる様だった。僕はと言えば、少しでもお日様の光が当たる面積を大きくしようと身体を一杯一杯広げて、地面に横たわったよ。お日様が出ていても風が寒いと身体を丸めてお昼寝するんだけれど、今日はお腹をお日様の方に向けて4本の手足を一杯一杯伸ばしてのお昼寝だ。「番犬」のお仕事をしなくちゃと思っても、自然に上のまぶたと下のまぶたが仲良くなってしまうんだ。つい、いい気持ちで寝ていて、ふと人の気配を感じて寝ぼけ眼を開いてみると、御主人が、黙って僕の寝顔を見ているんだ。人が側に来るまで眠りこけているなんて番犬の恥だ。御主人は、僕の寝顔がかわいいと言って側から離れない。これじゃぁ、いくら何でも気が散ってゆっくりとお昼寝を楽しめないよ。御主人、早くどこかへ行ってくれ!!
2月17日 はれたりくもったり
このところ毎日、穏やかな天気が続いている。僕も毎日外へ出て地面の上に寝そべっている。寝てばかりいるのは退屈なのでパトロールのまねごとなどをやっている。と言っても、僕を束縛しているヒモがとどく範囲内をただ、うろうろと歩き回るだけだけどね。それでも、けっこう動き回れるよ。僕のヒモは10数メートルもあるんだ。だからけっこう自由に動き回れるんだ。その代わりあちこちに引っかかりやすいのが困りものだ。そんな事をしていても、あくびが出てくるのは止める事が出来ない。毎日、どうやって暇をつぶそうかと考えている、今日この頃なのである。....
2月16日 うすぐもり、はれまあり
今日は日曜日だというのに「犬のお仕事」をいっぱいしたよ。今日はお日様も出て暖かそうだったので、外へ出て地面の上に横たわっていると、入れ替わり立ち替わりお客さんがやってくる。僕はそのたびに「ワンワンワン」と吠えなければならない。番犬の勤務態度として横たわったまま吠えるわけにも行かない。きちんと立ち上がり、4つの足を地面に踏ん張って、たくましく凛々しい姿をして吠えなければならない。特に「番犬としての勤務態度条項」は無いのだけれど、秋田犬の先輩達から密かに伝えられている事がらなのだ。この勤務態度を破ると、「秋田犬の恥」として、外見上は秋田犬でも、実質的な秋田犬とは見なされなくなってしまうのだ。少しぐらい...と思っていても、何処で、どんな犬が僕を見張っているかわからないので、勤務態度だけは立派にしようと思っている。
ところで、僕の家にやってきたお客さんと言えば、家を間違えた宅配便のお兄さんとか、回覧板を持ってきてくれた近所のおばさんとか言った人達だった。僕は、あまりの忙しさに、犬小屋に近づいてきた御主人にも吠えそうになってしまった。やっと落ち着いたところで、目が回りそうになって地面に倒れ込んだ。そして、腹を出してお昼寝をしたよ。その後で、御主人と一杯、一杯ボール遊びをしたのでストレス解消になってとってもうれしかったよ。とっても楽しかったよ!
2月15日 はれたりくもったり
夜中にひっそりと積もった雪も、日中の暖かさでみんな消えてしまって、風景は早春そのものと言った感じだ。お日様の光が暖かく差し込んで、暑いぐらいだ.....御主人達のお家の中はね....僕のお家はと言うと風除けのむしろがかけられて薄暗い。暖かいのか寒いのかわからないけれど、とにかく陰気なのだ。そこで、今日は地面の上に寝そべって一日を過ごしたよ。気温は5度ぐらいと言っていたけど。北国の犬にとっては暖かい方だ。夕方散歩はいつもの2qコースをゆっくりのんびりと歩いた。ひさしぶりに夕日を見る事が出来たよ。雲が多くてあんまりきれいじゃなかったけど、オレンジ色に染まって沈んでいく夕日は、いつ見ても心がなごむ。
そこで、一句浮かんだよ。「春めいて 犬の毛皮の 温みかな 禄食」
2月14日 くもり
今日は、人間の世界では「バレンタインデー」とか言って女の人が男の人にチョコレートをプレゼントするという、犬には良く理解できない風習を実行する日なのだという。実際、御主人もお母さんから「チョコレートケーキ」をプレゼントされたという。まあ、犬には「甘いもの」は無関係な存在なのだからチョコレートがどうのケーキがとうのと言うつもりはないけれど、女の人から男の人へプレゼントというのが気にかかる。僕は、ついこの間まで妹と婚約関係にあったのだが、あまりに血が濃すぎるというので婚約を破棄されて、落ち込んでいたところだ。もうすぐ3歳になると言うのにガールフレンドもいないのだ。....身近な女の人と言えばお母さんなのだけれど、これは人間なので対象外だ。誰か僕に秋田犬の女の子を紹介してくれないかなぁ....
2月13日 くもりいちじゆき
前略、「ま〜て〜ど、く〜らせ〜ど、こ〜ぉぬひとの〜」と、歌いたくなる今日この頃、御主人におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。?....
御主人は朝の9時頃、家を出て行ったきり、あたりが真っ暗になっても帰ってこなかった。家族の人達も帰ってこない...僕はただ一匹、この家ごと捨てられたのかと思ってしまった。はたまた、家族みんなで「夜逃げ」ならぬ、「朝逃げ」でもして行方をくらませたに違いないとも思った。散歩には行きたいし、お腹は空くし...僕の運命はこれからどうなるのだろうかと天を仰いだ。そこへ突然と二筋、ヘッドライトの明かりが差し込んだ。「はっ!あれは上のお兄さんの自動車の音だ。お兄さんが帰ってきたんだ。!!」天は我を見放さず、僕は神様に感謝しながら、期待を込めてお兄さんに身体ごとぶつかっていった。お兄さんは、僕を散歩に連れて行ってくれて、ご飯もたっぷり与えてくれたよ。
散歩にも行った。ご飯もお腹いっぱい食べた。「さて、寝ようかな」と思っているところへ、やっと御主人が帰ってきた。どこかへ逃亡したわけではない様だ。でも、僕はご飯も散歩も終わったので、取り立てて御主人には用がない。喜びを表す事もなく、お愛想を振りまく事もなく、義理でお出迎えの挨拶をしただけだ。御主人は寒いせいか僕の頭を一なでしただけでお家に入っていってしまった。「やれやれ...」僕はため息をつきながら、また犬小屋の中に戻ったのだった。
2月12日 くもり
ひえ〜、今日は一日氷点下の気温だよ!!。驚いたねぇ、この前9度まで気温が上がったので「春が来た、春が来た」と浮かれていたのがウソの様だ。「う〜、寒い、寒い!」.......と、御主人は言っているよ。別に僕はどうって事無いんだけどね。寒がりの御主人にしてみれば、この気温差は異常とも言える寒さだろうね。僕は、また犬小屋の上からぼろぼろになった布団を引きずりおろしてコンクリートの床の上に敷いてお昼寝だ。「性懲りもなく、またやっているなっ!!」と御主人に言われたけど、こうしているのが好きなんだもの、しょうがないよね。御主人は、「こんな事をしているのは近所の犬ではおまえだけだ。みっともない」と言うけれど、近所の犬がこんな格好でお昼寝していないという補償は何処にもないし、第一「みっともない」と言ったって、誰がこんな格好を見に来るの?せいぜい見られたって家の家族ぐらいなもんだ。それなら全然恥ずかしくも何ともないもんねっ。それに近所の犬と言っても、ホントの近所の犬と言えば、はす向かいのお家の犬だけど、お互い顔を見た事もないし、どんな犬なのかも知らない。たまに声が聞こえるだけだ。でも、....日刊犬新聞にだけは知られたくないけどね....
2月11日 あめゆき
やっぱり犬の品評会に出る様な犬は違うねぇ〜、毛はふさふさとして、くっきりと赤い毛と白い毛とはっきり別れていて、凛々しい顔をしているよ。あっ....実は、御主人に大会に出ている僕たち秋田犬の仲間の写真を見せてもらったんだ。みんなすごいねぇ〜僕なんか毛はごわごわだし、目やには着いているし、毛皮は汚い...でも洗濯すればそれなりにきれいにはなるんだけどね。大会に出る様な犬たちは、堂々として、たくさんの観客を前にしても落ち着いて態度が変わらないんだろうね。僕なんか、たくさんの犬や人間を見ただけでオシッコを漏らしてしまいそうだ。4月だったか5月だったか、秋田犬の故郷「秋田県大館市」で「秋田犬全国品評会」があるようだけど、影ながら仲間の秋田犬たちが表彰さるるのを祈っているよ....
2月10日 くもり
今日は雲って昨日ほど暖かくはなかった。でも、地面の上にごろんと横になってお昼寝する事が出来るくらいの暖かさだったよ。午後になると少し風が出てきて寒く感じる様になってきたので、犬小屋の前に布団を敷いてそこでお昼寝をしたよ。そして、今日の夕方散歩は、久しぶりに自転車散歩だった。僕はしばらく走っていないので、最初は早足で歩いて見たけれど、だんだん調子が出てきて一生懸命走ってみたよ。久しぶりなので気持ちがいい。だけど、しばらく走っていなかったせいなのか、御主人の乗った自転車に僕は追い越されてしまった。以前はこんな事がなかったのに....?きっと、食べるだけ食べて運動をしなかったのが一番の原因だと思う。そう言えば、時々御主人が僕を持ち上げようとするけど重くて持ち上げられないらしい。僕、太ったのかなぁ?少しダイエットする必要があるかも知れない。そうしたら、今度の「走りっこ」は負けないぞ!!!
2月9日 はれ!!
今日は一日中お日様が出ていたよ。春の様な風が吹いてきて、とっても気持ちが良かった。地面の上にごろんと横たわって気持ちよくお昼寝を楽しんだよ。御主人とボール遊びもいっぱいしたよ。野山の雪も大部分解けてしまって景色は早春そのものと言った感じた。僕たちは足取りも軽く夕方散歩の2qコースを歩いた。日足も大部長くなって夕方の5時を過ぎたのにあたりはうっすらと明るさが残っている。道ばたには青々とした草の新芽も見えている。雪の下で寒さにも負けないで伸びてきたんだね。野生の植物のたくましさを感ずるよ。野生の動物たちもこの寒い冬の中でたくましく生きているんだろうなぁ。僕達のご先祖、オオカミたちもそんな風にして生き延びてきたんだと思う。そんなご先祖の苦労のおかげで僕たちが存在するんだから、ご先祖に対して「ありがたい」という気持ちを持たなくちゃぁだめだね。飼い犬は現状の安楽さに甘んじて感謝の心が足りないのかも知れないね。まず、ご先祖に感謝して、父犬、母犬、に感謝して、僕が生まれたところに感謝して、.....後は...え〜と....なんだろうなぁ?..あっ!!忘れていた、御主人とその家族の人達にも大感謝だ!!!!
2月8日 うすぐもり
今日は、御主人のお誕生日だよ!!僕、なんにもお祝いできないけどいつも一緒にいるよ!!そして、一杯、一杯御主人のためになる事をするよ!!........さて、歯の浮く様なおべんちゃらはこれぐらいにしてと....今日は、うすぼんやりとしたお日様が一日中顔を見せていた。気温も、なんと!8.5度ぐらいまで上がったんだよ。僕は一日中外に寝そべっていた。まるで春の様な天気で、心も「うきうき」とした感じだ。午後になったら、「お花売り」のおばさんがやって来たよ。御主人は何か買った様だ。夕方になって御主人が出てきたので散歩に行くのかと思ったら「黒い服」を着てきた。町内の人の「お通夜」とか言うものに行ってくるらしい。僕はがっかりして御主人の帰りを待った。しばらくすると、見慣れない人がやってきたので、「ワンワンワン」と吠えたら、「むつ!!」と呼びかけられた。不思議に思って、よく見ると御主人だった。黒い服を着ていたのでよくわからなかったよ。それからはいつもの通り、着替えをすませた御主人と、いつもの2qコースをゆっくりと散歩をしてきたよ。南に一匹の犬、東にもう一匹の犬がそれぞれの御主人と散歩をしているのが見える。僕はそれが気になったんだけど、御主人がのんびり歩いているので、それに従わざるを得ない。あの犬たちの匂いを嗅ぎたい僕と、ゆっくりのんびりと歩きたい御主人との思惑がぶつかり合った散歩だった。
2月7日 くもりのちおおあめ
御主人がお昼前に出かけた後、僕は大雨に見まわれた。その雨で、たちまちあたりの雪が消えていくのが見える...僕はそれを黙って見ているしかなかった...でも、僕の散歩道にも雪が無くなったので歩きやすくなって助かっているよ。夕方、遅くになって帰ってきた御主人と2qコースの散歩に出かけたのはいいけれど、途中から雨が降ってきて僕の背中は濡れてしまうし、お腹の方は泥だらけになるし散々な散歩になってしまった。......えっ?...そんな話はどうでもいいから昨日の続きの話を聞かせろだって...う〜ん、じゃあ話すけどね。夕方散歩の途中で御主人をおだて上げながら聞いたところに寄れば、財布は昨日の内に見つかったんだって、しかも軽トラックの中の見えないところに落ちていたんだってさ!!それを御主人が「財布を落とした!!」と勘違いして警察署に届け出たんだけれど、全く御主人の「おまぬけ」のなせる技に過ぎなかったんだね。でも、すぐ「見つかりました」というのも恥ずかしいものだから、一日黙っていたんだって。そして、今日のお昼前からの会議の後、「お酒の飲み会」があったらしいんだけど、お酒も飲まずにまっしぐらに警察署に行ったんだって、そして、係の人に一言....「財布見つかりました....」と言ったそうな。それですべてが元に戻ったのだという。そしたら、係の人の隣にいた、昨日とは別の知り合いの警察官の人と雑談していたら「何処にありました。」と聞かれ、御主人は、こらえきれず、「自分の軽トラックの中です...」と、すべてを白状に及んだという....!!.....あっ!!、まずい事になった、御主人が僕の後で拳を振り上げているっ!!
2月6日 くもりいちじゆき
今日は、何もなく実に平凡な一日だった。....おわり
だって、本当になんにもなかったんだから...毎日、僕がおまぬけな事ばかりやっていると思ったら大間違いだよ!!最近は「おりこうさん犬」に変わりつつある僕なんだから。でもねっ!、その代わりと言ったら変だけど、今日は御主人の方がとってもおまぬけな事をしたんだ。というのは....あっ、この話を僕がしゃべったって事は御主人に内緒だよ。知られたら何をされるかわからないからね。下手をすると「夕食抜き」なんて事を言われるかも知れないからね。えっ、前置きが長すぎるだって、それじゃあ今から話すけど、御主人が僕のご飯用の「犬の缶詰」を買いに行ったところ、財布をなくしたのに気が付いた。あれこれ探しても無いのでお店の人にも尋ねてみたのだけれど、これも「届いてない」と言われた。御主人はついに警察署に駆け込んだんだ。知り合いの警察官の人も心配してくれて、「遺失物届け」を出して、運転免許証の「再交付」の手続きをして、キャッシュカードの取引停止の手続きは、銀行が閉まっていたので、帰って電話で届け出ようと思っていたんだって......これからが噺のおもしろいところだよ!!続きは、また今度ね!だって、この、「御主人の大おまぬけ」というおしゃべりが感づかれそうになったんだ。また、御主人のいないところでお話しするよ!! じぁね!!
2月5日 はれ!!...とおもったらまたゆきだ...
朝は「キリリン」とマイナス7度まで冷え込んだ。僕たち「朝散歩隊」は朝日がまだ昇ってこない道を「ぎゅっ、ぎゅっ」と雪を踏みしめながら東に向かって歩いていった。さて、帰ろうかなと思って、尻尾を東に向けると、西の空には、真っ黒な分厚い雲が、大きな山の連なりの様に迫ってくる。それに朝日が当たってオレンジ色に輝いてきれいなのだけれど、また天気が崩れるのかと思えば、そんなきれいな光景もあまりありがたくない。でも、心配したほどじゃなかったよ。お昼まではねっ...お昼まで僕はアスファルトの地面の上に寝っ転がって、ただただ惰眠をむさぼり続けたんだ。僕の毛皮がお日様の光を十分に吸い込んで暖かいのなんのったらなかったね。御主人もやってきて、僕の毛並みをなで回しながら、「むつ、いいなぁ」と何度も言っていたよ。午後からは曇ってきて、夕方散歩が近づく頃には雪が激しく降り始めた。だから、夕方散歩は、二人とも雪だるまになっての散歩だった。でも、お昼まで春の様なお日様の光を浴びる事が出来たので、今日は大変幸せな一日だったよ!!
2月4日 くもり
昨日は、あんなに叱られたので本当にグレて「不良犬」になってしまおうかと思っていたのだが、今日の夕方、散歩に行くときに身体をナデナデされてほめられた。だからグレるのは一時止めようと思っている。と、いうのは.....以前までは、御主人が「散歩に行こう」と言って散歩ヒモを手に持つと、僕は、うれしさのあまり興奮してそこいら中を駈け回る癖があったのだ。それがいつまでも、いつまでも続くので、御主人はじれったがって僕に散歩ヒモを投げつける事もあったんだけれど、最近の僕は、一通りはしゃぎ回るけど、「こっちへ来い」と言われると御主人の側へ行って「おすわり」をするんだ。そうして散歩ヒモを付けてもらうんだ。こんなところが御主人にほめられた理由だけどね。近頃、僕も大人になって落ち着いてきたって事かなぁ?御主人は、このままこういう状態が続けば良いと僕に言ったけど、心の中では、単なる「犬の気まぐれで、いつまで続く事やら」って思っている様だ....。違うよ。僕、これから大人の犬になって、言う事を聞く様にするよっ!!、だって、7月が来ると僕、3歳になるんだよ!!
2月3日 はれのちくもってゆき
えっ?...何で...どうして...朝、あんなにピカピカとお日様が昇ってきて、ここら辺一体は「キリリン」と冷え込んでいたのに、午後なって、ひどい雪が降ったり止んだりし始めた。今日も昨日の様に穏やかな一日が過ごせると思っていたのにとんでもない天気になってしまった。これは御主人の今朝の行動に原因があると僕は思っている。と、言うのは...今朝、御主人が出てきたので、「散歩だ、散歩だ、わ〜い、わ〜い!!」と浮かれてはしゃいだら、御主人は僕の頭を一なですると、こういったんだ。「今日の朝散歩は無し!!」....「きゅう〜ん...どうして」、そう言えば御主人はいつもと違った格好をしている。どうやらどこかへお出かけの様だ。御主人が車でお出かけしてしまうと、僕は朝散歩へ行けなかった腹いせに、犬小屋の中から座布団を1枚引っ張り出してきて、雪の上に置き、その上にいじけた様に座って御主人の帰るのを待っていた。御主人は1時間ほどで帰ってきたけれど、僕の格好を見ると、ただただ叱るばかりだった。「フン!、僕があんなに朝散歩に行きたくてはしゃいでいたのに無視したりして!!....グレてやるもんね!!」.....不良犬「むつ!!」...ちょっと格好いい...!!あこがれに近い妄想を抱く僕だった。
2月2日 うすぐもり、はれまあり
今日は、一日穏やかなお天気だった。今朝なんか、御主人が散歩に出てくるのが待ちきれなくて除雪して出来た雪のお山に上って「伏せ」の格好で辺りを見回していたよ。
夕方散歩に行こうとしたら、黒いワンコが二人の人間に連れられてやって来たよ。きっと御主人夫婦と一緒に散歩の途中なんだね。でも、僕は今まで見た事もないワンコだったので夢中になって吠え立てた。あまり夢中になって吠えたので、声が裏声になってしまって、「ワン、ワン、ワン」と吠えたつもりだったのだが、どう聞いても「きゃん、きゃん、、きゃん」としか聞こえなかったと御主人は言っていたよ。その時は夢中になって吠えていたので自分では気が付かなかったんだ。ちょっと恥ずかしいねっ!!、秋田犬だったら、少し低い声で堂々と「ワン、ワン」と吠えなくちゃぁ「もぐりの秋田犬」って言われてしまいそうだ。その黒いワンコが行った後も大変だったんだ。散歩に出かけると、そこあたり中にワンコの足跡と二種類の長靴の跡だらけ...僕は、その匂いをかぐのに忙しくて、散歩を楽しむどころじゃなかったよ。おまけに、その足跡が僕の散歩コースのすべてと一致しているので、僕は地面に顔をつけながらコースをひとまわりしてきた様なものだ。御主人は、あまり僕が立ち止まったりして匂いをかぎ回るものだから、じれったがって僕を叱るんだ!「ほらっ!!、早く帰ってご飯だよっ!!」ってね。
でも、久しぶりによそのワンコの匂いをかぐ事が出来て、今日の散歩は楽しかったよっ!!!
2月1日 くもりときどきゆき、おひさまもかおをみせたよ!....のちふぶき
今日は少し風が強かったけどお日様も顔を出して、久しぶりに落ち着いた天気になった。夕方になって、僕は、また5時の時報に合わせて「遠吠え」をした。昨日「遠吠え」をしたら御主人が、すぐ散歩に連れ出しに来てくれたので、調子に乗って今日もやったのだ。御主人は今日も、僕の「遠吠え」を聞きつけると散歩に連れ出しに来てくれたよ。でも、.....人間もそうだけれど、犬もあんまり調子に乗るとろくな事がないね。きっと天の神様が見ていて、調子に乗った人や犬たちに天罰を与えるんだと思うよ。と、言うのは....調子に乗って「遠吠え」で御主人を呼び出して散歩に出たのはいいけれど...日中は、お日様も顔を出して穏やかな天気だったのだが...僕たちが散歩に出たとたん、強い風が吹いてきて、おまけに雪も降り始めて吹雪になってしまったんだ。「ひえ〜、これはたまらない!!」、僕が調子に乗って「遠吠え」をしたばかりに、御主人まで吹雪に巻き込んでしまったよ!!、
これから、犬を飼う人達に忠告!!、「犬には絶対、甘い顔を見せない無い事!、さらに調子に乗らせない事!」、犬の僕が言うんだから絶対間違いはないよ!!
おまぬけ日記をご愛読いただき誠にありがとうございます。
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