平成16年4月
5月1日
4月30日 はれ
昨日も晴れたんだけれど、すこし風が冷たかった。でも今日は御主人が半袖でお仕事をしているぐらいだから、昨日に比べたら随分暖かい一日なんだろうと思う。僕は、地面に「ごろん」と横たわってお昼寝を楽しんだよ。でも・・・時々御主人が動かすトラクターの音にビクビクしていなければならなかったので、「満足、満足」とまでは行かなかったよ。ところで、今日の夕方散歩に御主人が「犬用ビスケット」というおやつをポケットに忍ばせてきた。お家が近くなった時、僕の前に、それを出して見せた。僕は、いったい何のために持ってきたんだろうと不思議に思った。何か僕の躾の為にでも持ってきたのかもしれないと思ったりしたが、別に散歩の途中で躾のようなことはしなかった。結局、僕を甘やかすためのおやつだったようだ。散歩が終わると、僕にそれを食べさせてくれたよ。でも・・・くれるんならもっと早くくれればいいのに・・・散歩の途中で見せられたものだから、散歩をしている間中、それを食べたくて食べたくて、よだれがだらだら出て止まらなくて困ったよ・・・・・
4月29日 はれ
今日の御主人は、なにやら忙しいようだった。僕と朝散歩に行ったっきり姿も見せない・・・午後の3時頃になってやっと帰ってきたと思うと、自転車に乗って何処かへ行ってしまった。なんなんでしょう?・・・普段の日だったら僕は世話もされずにほったらかしになってしまっていたところだ。今日が「みどりの日」という休日で助かったよ。お母さんがいてくれたからね。少なくとも、ご飯だけはもらえたよ。
4月28日 くもりのちあめ
またも雨降りの一日になってしまった。おかげで田んぼにはたっぷりと水がたまって、御主人は水を引く手間がいらないと喜んでいる。迷惑なのは僕の方だ。雨が降ると何も出来ない・・・毎日寝てばかりいると、身体がなまって「佃煮」にでもなってしまいそうだ。今日も、朝散歩は行ったけれど、夕方散歩は中止になってご飯のみになってしまったのだ。早くすっきり晴れて、お日様の下でごろんと横になってお昼寝したいなぁ〜・・・えっ?運動?・・・もっ、勿論、運動も大切だからたくさんするよ!!お昼寝の時間に支障がない限りね。
4月27日 あめ・・・
今日は、一日中雨がしとしと降っていた。そんなに寒い一日ではなかった。かといって、コンクリートの床に寝ころぶほどの暖かさでもない。僕はすることがないので寝犬小屋の中に入って一日中居眠りをしていた。何しろ、御主人がこっそり僕の側に近寄って、間近に立っているのも気付かなかったぐらいだ。御主人の口笛に「ハッ!!」と驚いて起きあがると、目の前に御主人の顔があった・・・・御主人も雨で暇なようだ、僕とお話がしたいらしく、一生懸命しゃべっているんだけれど、僕の方はというと、御主人のお話を聞いていると、だんだんまぶたが重くなって「こっくり、こっくり」と座ったまま、居眠りを始めてしまう始末だ。人間の漢詩というのに「春眠暁を覚えず」と言うのがあるらしい。それによると春はとにかく眠い季節らしいのだ。どうやら、犬も例外ではないらしい・・・
題 春暁
春眠不覚暁
処処聞啼鳥
夜来風雨声
花落知多少
というのが、元々の詩らしい・・・・最も犬の僕にはちんぷんかんぷんだけどね。よし!!漢詩に負けてはいられないぞ!!
と、いうわけで、今日の一句
「春泥を よけて千鳥の 犬の跡」・・・・禄食
4月26日 はれ
やれやれ・・・・昨日の夕方から夜にかけての雷はひどかったよ。ゴロゴロ、ピカピカッ・・・ゴロゴロ、ピカッ!!」と何度も何度も繰り返して暴れ続けたんだ。まるで、ひどく調子の悪い僕のお腹のようだった。僕は雷が大嫌いだから、光を見たり音を聞くたびにうろたえて右往左往していた。すると御主人が心配したのか僕の所へやってきて「犬小屋の中に入れ」と言ってくれた。でも、出来れば安心できるトラクターの下へ潜り込みたかったんだ。ところが僕を束縛している紐がそこまで届かない・・・・それで、仕方なく犬小屋の中に入っていった。御主人も「心配して」と言ったけど、本当のところ、僕が雷でうろたえているところを見たかったに違いないと思っている。でも、表面的に親切はそれなりに素直に受け止めた僕なのだった。そこで、今日の一句
「春雷や 犬の昼寝を 脅かし」・・禄食、だよ!!
4月25日 あめのちあられはれまもあるけどさむいあめふり
この前、予告していた「宝物を隠して後の梅見かな」という、僕が映っているビデオが僕のホームページで堂々公開されたよ。とってもおもしろい・・・・と、御主人は言っているけれど、僕としてはプライべートな行動、しかも最も秘密にしたい行動を見られた上にビデオにまで撮られてしまったのだから「がうん、がるるるる〜」と御主人に唸り声を上げたい気持ちだよ。でも、撮られてしまったのだからしょうがない・・・何しろ、僕は飼い犬だから余り文句も言えない。御主人にしたって悪気で撮影した訳じゃなくて、むしろ僕が、かわいいあまりの撮影だと思うから、それで良いのかもしれないよ。でも、このビデオを見る時は気をつけてね!何しろファイルサイズが約15メガバイトもあるんだ。僕の家のは「えー、でー、えす、える8めがばいと」と言うタイプだから、それ以上の環境だと平気だよ!!!
4月24日 はれ、かぜさむし
今日は我が家の先代飼い犬である「まる」さんの命日だよ。誕生日は8月1日で誕生星座は「獅子座」だよ。僕と同じだね。ちなみに下のお兄さんも僕達と同じ獅子座だよ。と、言うわけで、いつもとまったく変わらない退屈な一日だった。ただ、夕食に大きなお魚が一匹丸ごと入っていた。これはまるさんの命日供養という意味で、お魚が僕のお食事に出されたのだろうか・・・?それとも、単に昨日の夕食のお余りをくれたのだろうか・・・・?
4月23日 くもりときどきあめ
今朝の御主人の話によると、昨日の夜にお母さんから、取り込んだ洗濯物が「犬臭い」と言われたという。きっとムツが洗濯物に何かしたに違いないと言われ、御主人は随分、僕を弁護したと言うけれど、結局、二人して「これはムツの仕業だ!!」と結論づけてしまったらしい。そこで、今朝の御主人の話になる。御主人は僕の所へやってきて、事の嘘か誠かを僕に問うた。僕は、その話を聞いて少なからずショックを受けた。身に覚えがないからだ。いくら物忘れの激しい犬でも、自分のしたことぐらいはかすかな記憶として残っている。断じて僕の仕業ではない!!・・・・最も、数日前の「洗濯物取り込み手伝い事件」の前例はあるのだけれど・・・でも・・・御主人とお母さんが僕の仕業と決めつけたのなら別にそれでも良いよ。フン!!、僕さえ我慢して悪者になって丸く収まるんだったら、それでも良いんだよ。御主人には逆らえないよ。だって、僕・・・飼い犬なんだもん・・・
4月22日 あめのちくもり
犬には、「おて」だの「おすわり」、「フセ」などと言う芸は必要ないという人もいる。芸を教え込んでしまうと、たとえば「秋田犬」の場合、秋田犬が持っている本来の堂々たる風格が失われるというのだ。実際、秋田犬史上、名犬と讃えられた初代「まる」さん(大雲女号)と言う犬は前に上げた芸が出来なかったとご主人は言う。最も、小学生か中学生だった御主人は初代まるさんに馬鹿にされてしまって、言うことを聞いてもらえなかったのだと僕は思っているけど・・・・。暇を見つけては僕に執拗に芸を強いる御主人の考えは違っている。秋田犬である前に人間と共存する上で、人間に対する「服従心」を持たせる為に芸を仕込むのは大切なことだ・・・と思っているらしい。聞く人が聞くと「なるほど!」と思ってしまうかもしれないが、芸をやらせられる僕としては、「またかよぉ〜」と思ってしまう・・・特に、腹ぺこのご飯時にこれをやられると「がぅん、がるるるる〜」とうなり声を上げたくなってしまう・・・・
4月21日 はれ、かぜつよし
今日は、風が強くてすこし寒かったけれど、とても良い天気になったよ。雲一つ無い青空だ。昨日お話しした「洗濯物乾し場」には、御主人の干した洗濯物が「満艦飾」のように強い風に翻っている。御主人は農繁期に入っているのでとても忙しいらしく、干し物を干した後、僕をナデナデしないでトラクターで出かけてしまったよ・・・・その後、番犬のお仕事を適当にこなしながら「お昼寝」をして時間をつぶした。午後になって、洗濯物も乾いたようなので、忙しい御主人に代わって、僕が取り込んでやろうかなと思って、洗濯物を口でくわえて、引っ張り、洗濯ばさみからはずしてみたけれど、これがなかなか難しい・・・どれ、もうひとつ・・・とやってみて、これもなかなか面倒だ。結局、二つ取り込んでみたけれど、疲れてきたので止めた。そして・・・そして、夕方にお仕事から帰ってきた御主人が見たものは・・・・地面の上でほこりにまみれた二つの洗濯物だった。たしか、朝に干していったはずなのに・・・と思った途端「犬の仕業だ」と深く確信した。御主人は二つの洗濯物を僕の目の前につきだして「いたずら犬めっ!!」と厳しく僕を叱って鼻先を叩かれた。僕は、まだ自分のしたことを覚えていたので、はいつくばって、両前足を鼻の上でこすりあわせて、ひたすら許しを請うた。しばらくお叱りの言葉が続いたが、犬に小言を長々と言っても仕方がないと思ったのか、残りの洗濯物を全部取り込むと家の中に入っていった。よかれと思ってしたことが裏目に出た事に対する今日の教訓は「人間に出来ても犬に出来ない物事や仕事には手を出してはいけない」と言うことだった。
4月20日 あめのちすこしはれ
僕が宝物(この前の種まきの時おばあちゃんからもらったパンの塊)を埋めた場所のすぐ側におじいちゃんが洗濯物乾し場をこしらえた。おかげで、埋めた場所を守るための見張りが出来なくなってしまった。おまけに、うっかりその場所に近づこうものなら、洗濯乾し場の支柱にぐるぐる巻きになってしまい、最後には身動きできなくなってしまう・・・・人間世界では良くやっている土地の乱開発と同じだね。人々が大事にしていた土地を全く別なものや場所に変えてしまうことと同じだ。僕は飼い犬だから、「もの乾し場設置反対運動」なんかしたくても出来なかったけどね。
4月19日 くもりのちときどきあめ
朝から、鼻に湿り気を感じる。どうも風が湿り気を運んできているようだ。敏感な僕の鼻はかすかにそれを感じるんだ。午後も遅くなって、空がどんよりし始めてしばらくたった頃、雨粒が「ポツポツ・・・」と空から落ち始めた。「わ〜い、わ〜い、久しぶりの雨だぞ!!」とはしゃく僕を御主人はしかりつけた。御主人は、雨が降る前にと、朝早くからトラクターで田起こしの作業をしている。お昼ご飯も、お昼休みも無しでお仕事をしている。だから、すこしは御主人に気を遣って、雨が久しぶりに降ったからと言って浮かれ騒ぐな・・・と言う訳なのだ。でも・・・御主人・・・僕のご飯は一日一回だけなんですけど・・・御主人は一日3回もご飯を食べているくせに・・・一回ご飯を抜いたからと言って死ぬ訳じゃないでしょ!!それに、ダイエットになって良いかもしれないよ・・・・と、言うようなことを口には出さず、お腹の中で「ぶつぶつ」つぶやいた僕だった・・・
4月18日 はれ
夕方散歩は上のお兄さんとお兄さんの友達、そしてそのお子様の三人と一匹の道中だったよ。最近の御主人のように短い散歩じゃなくて歩き散歩でのんびりと散歩を楽しむことが出来たよ。でも・・・お子様が僕に「お座り!!」なんて言うんだ。僕は余り御主人以外に命令されるのが好きじゃないんだけど、その子が、とてもかわいかったからお座りしてあげたよ。みんなとても喜んでくれた。ちょうど家に帰り着くと、御主人が白い服に布きれで首を絞めたようなものをつけて立っていた。お母さんも一緒にいたよ。僕は大喜びで尻尾を振って御主人に近づいていった。そして、一杯ナデナデしてもらったよ!!今日はたくさんの人に会えたし、暖かい日だったし、とっても良い日だったよ!!
4月17日 はれ
やれやれ、今日も一日無事に終わったよ。御主人も忙しい時期を迎えて、僕はお留守番を言い渡されることが多くなった。今日の御主人は午前中、トラクターで田んぼの土起こし、午後からは良い服を着てトラックで何処かへ出かけていったよ。夕方頃に帰ってきて、一緒に散歩に行ったよ。わ〜い!!今日もきれいな夕日だ!!人間の世界では大昔から「春は曙(朝日)夏は蛍、そして、秋は夕暮れ・・・」なんて言われているらしいけれど、春の夕暮れもなかなかオツなものだと思う。自称「夕日の写真家」と言っているご主人だが、この所カメラを持ち歩かなかったり、きれいな時のタイミングが合わなかったりしているようだ。単にカメラのシャッターを押すぐらいなら犬の僕でも出来るよ。僕の爪は鍵状になっているので、シャッターの部分にぴったりだと思うよ!!
4月16日 はれのちくもり
今日も、ものすごい風が吹いた。この所、雨らしい雨が降っていない。御主人は、もう少し降らないで欲しいと言っている。何でも田んぼがなかなか乾けないそうなのだ。乾かないとお仕事の進行具合に差し障りがあるらしい。でも、僕は嫌だ。乾燥注意報が続くと、僕の鼻が乾きすぎるので困る。このままだと、しょっちゅう舌で鼻ををなめ回していなければならない。なにしろ、犬の鼻の湿度は健康バロメーターだからね。どうも、みっともなくてしょうがない・・・・今日は午後から曇ってきたので、すこしはお湿りがあるのかなぁ・・・・?
4月15日 はれ
今日は僕の家の種まきだったよ。勿論お米の種まきだ。朝から、御主人が忙しそうだった。おかげで僕の朝散歩はなかったのだ。しゅう〜ん・・・・でも、おじいちゃんもおばあちゃんもやってきて、お母さんと上のお兄さんもお手伝いだ。家族みんなそろっての種まきだ。僕は張り切った!!と、言っても僕がお手伝いするわけではない・・・去年の種まきの時は作業の監督をやったのだけれど、今年はもう作業員達に任せて、のんびりお昼寝をしたりしたよ。時々作業の進み具合はどうなっているか見に入ったけどね。案ずるより産むが安しのたとえ通り、別に僕が見ていなくても作業は順調に進んでいるようだ。そして、そして・・・僕が一番楽しみにしているのが途中で出てくる「お、や、つ」なのだ。僕はかわいがられて(甘やかされて)いるので、おやつはもらい放題なのだ!!たくさん、もらいすぎてお腹が一杯になってしまったので、穴を掘って埋めなくてはならなかった。ふう〜、満足、満足!!今日はいい汗をかいたよ・・・・僕以外の人達だけどね。
4月14日 くもりときどきはれ
今日の夕方散歩で眺めた夕焼けはとてもきれいだったよ。西の空がぼんやりと蜜柑色に染まって、それはそれはこの世のものとは思えないような美しい情景だったよ。人間達がよく言う「西方浄土」とはあんな所にあるのじゃないかと思ったりもする。動物も命を終えたら「西方浄土」とやらにいけるものなんだろうか?・・・・南の方には鳥海山という高い山が白い雪の綿帽子をかぶってそびえ立っている。その山にも蜜柑色の夕日が映えて、すこし薄暗くなった空にくっきりと浮かび上がって見えている。これも又、美しい・・・・まるで神様が出現したような神々しさだ。西の空には「西方浄土」で仏様、南の空には、鳥海山という神様を拝むことが出来て、僕はうれしいよ。明日はなんか良いことがありそうな気がするよ!!!
4月13日 はれ
以前は、よく焼いたお魚がご飯の中に入っていたり、おやつ代わりにもらって食べていたんだけれど、最近は全然無くなった。僕は日本の犬だから、焼いたお魚は日本における食の原点だよね。日本の犬なら日本食を食べなくちゃ駄目だよ。でも・・・・実情は、ご飯にドッグフードに犬の缶詰(牛肉と野菜の混ぜ合わせたもの+カルシュウムとチーズ入り)それに牛乳をかけたもの・・・・これって、いわば洋食じゃないの?何でも、御主人が「人間の食べるものと同じものを犬にやってはいけません」と書かれた本を鵜呑みにしてそれを実行してこんな僕のお食事になってしまったらしい・・・それと、先輩犬の「まるさん」のお食事が家族の余り物を戴いていたらしい。そして享年8歳・・・この食事が関係あるかどうかはわからないけど、御主人はこれが寿命と関係あるかもしれないと思って、僕のお食事を人間と別にしたんだなって思うよ。でも・・・どっちが良いのかなぁ〜?
4月12日 はれのちくもり
昨日よりはだいぶ肌寒い一日になってしまったよ。午前中はお日様もでていたけれど、午後になったら曇ってきて、辺り一面ぼんやりとかすんで見えるようになった。おまけにぐんぐん気温が下がっていく・・・これが俳句の季語で言う「花曇り」とか「花冷え」って言うものなのかなぁ〜?犬のくせに俳句を習っていると、こんな季節のちょっとした変化にも敏感になるね。でも、本当は犬にとって季節の微妙な変化は犬自身の体調にも影響するので、これを感じ取るのは犬にとって必要かくべからざる事なのさっ!!。
4月11日 はれ
今日は、僕が住んでいるところの「村祭り」だったよ。今は町内って言う言い方で呼んでいるらしいけど、少なくとも御主人が生まれるずっと前から行われているお祭りだから「村祭り」に違いないと思う。朝から太鼓の音や笛の音が遠くから聞こえてきてにぎやかだったよ。御主人は「交通整理」が担当らしく、それなりの格好をして「お祭り」に出かけていったよ。僕も行きたかったけど、僕が行ったら、大勢の人に興奮してまともな状態じゃなくなるかもしれないので、音を聞きながら頭の中で「お祭り」を想像して楽しんだよ。そんなことをしていると、長い棒の先にひらひらするものをつけたものを持った人が現れて、僕の家の玄関先でお払いをしていった。それに引き続いて、お獅子がやってきて、やっぱり玄関先で、口をパカンパカンと開けたり閉めたりしながらお払いをした。僕は恐かったので「ワンワンワン」と吠えてしまった。お獅子ってライオンのことだから猫さんの仲間だよね。つまりお獅子も猫さんと言うことになる・・・僕って猫さんとは相性が悪いからなぁ〜、つい吠えてしまったんだよね。お獅子って神様のお使いだと御主人に聞いたことがあるけど、僕・・・神様に吠えてしまったのかなぁ?この後、何事もなければいいけど・・・
4月10日 はれ
今日はうららかに晴れたよ!!。でも・・・・お天気とは正反対に僕のお腹の中では雷様が暴れている。昨日と一昨日の夕食があまりにも多すぎて食べ過ぎたからだ。犬は出されたものはすべて食べるのが礼儀だから、一昨日の夕食は全部食べきった。さすがに一度では食べきることが出来なかったので残ったのは、すこし間を置いて食べた。昨日の夕食は、やはり全部食べきることが出来なかったので、今朝食べようと思って残していたら、御主人に捨てられてしまった。今度は、朝散歩から帰ってきて、お母さんから大きなお魚を焼いたのを丸ごともらって骨まで余さず食べてしまった・・・・おかげで、今日の僕のお腹はこんな調子になってしまったのさ・・・・ああっっ・・また、雷様が「ゴロゴロ・・・」と・・・
4月9日 はれ、きょうふう
今日は、ものすごい風が吹いた。立っているだけで僕なんか吹き飛ばされそうになったよ。春にはよくこんな風が吹く・・・だから今の季節に「防火週間」をやるんだね。防火週間は明日で終わりだけれど、この前の火曜日(6日)から「春の全国交通安全運動旬間」と言うのが始まっている。これが10日間も続く・・・僕の御主人も、これに携わっていて、朝などは交通安全の見張り役で街頭に立たなければいけない。すると、僕の朝散歩は中止と言うことになってしまう。しゅう〜ん、つまらないなぁ・・・最近の犬新聞で、何処かの飼い犬が「交通安全」と書かれた、たすきを掛けて飼い主と街頭に立って交通安全に一役買っているそうだ。僕もこんな格好で御主人と街頭に立ってみたいなぁ〜、散歩と兼ねることが出来るので一石二鳥だと思うよ。御主人!!
4月8日 はれっ!!
今日は「犬の注射の日」だったよ。これは、犬を飼っている人は誰でも知っていることなんだけど、一年に一回「狂犬病の予防注射」というのをしなければならない、僕の住んでいる本荘市と言うところは、地区ごとに「注射日」が決まっていて、それが今日だったんだ。僕は、御主人のトラックの助手席に乗せられて、ぐらぐら揺られながら会場に向かったよ。犬用のシートベルトがあったら便利だし、もっと快適にドライブを楽しむことが出来るんだけどね。それで、会場に着いてみるとたくさん犬がいて、僕は、ちょっと興奮してしまった。特に大きくて焦げ茶色の犬に興味をそそられたので側に行きたがって騒いだけれど、御主人に「お座り」するように言われて渋々従った。やがて、御主人が受付をすませて注射料金を払うと、注射器を持ったおじさんがやってきた。御主人は僕の頭を押さえつけると、おじさんは「痛くないよ」と言いながら「あっ」という間に僕の首筋に注射器を打ち込み、そして抜いた・・・「よしよし、お利口さんだ」とおじさんから頭をなでられたよ。犬がいて、ちょっと興奮した以外は、平常心を保っていたよ。小さい時に注射に来た時はぶるぶる震えていたことを懐かしく思い出した。あのころの僕はほんとに幼かったんだなぁ・・・・と。こうして、僕は何事もなかったかのようにトラックに乗り込みお家に帰っていった。
4月7日 あめぇぇぇ〜
今日、1日中雨が降っていた。僕は、もう退屈で退屈で・・・・ふぁぁぁう・・・と、欠伸ばかりしていた。おまけに肌寒いので犬小屋の中でお昼寝をしている。でも、お昼寝ばかりだと、身体がなまってしまうので、時々外へ出ては何かすることはないか探してみる。
「あっ!、あったあった!!」僕は肥料の空き袋を見つけてひきづり出して、それに噛みついて遊んだ。ところが小屋の中でお仕事をしていた御主人に「いたずら犬!!」と叱られてしまったよ。しゅう〜ん・・・いったい僕は何をして遊んだらいいの?・・・・・雨の日は暇つぶしに苦労する僕なのであった・・・
4月6日 はれ
今日は気温がぐんぐん上がって、実に春らしい陽気になったよ。御主人も薄手の服を着てのお仕事だった。最も、今日もビニールハウスの中でのお仕事だったけどね・・・・・
ところで、昨夜はとてもきれいなお月様(満月?)だったので、僕はオオカミさんになった。そして、今までにないぐらいの美声で遠吠えをしたんだ。・・・・・なんてね。オオカミさんになったというのは嘘だけど、オオカミをご先祖に持つ、僕としては満月を見ていたらご先祖の血が騒いだと言ったらいいのかもしれないなぁ・・・でも、本当の本当は、一昨日の日曜日から「春の防火週間」が始まったんだ。夜の8時になると、消防団のサイレンが鳴り始める。「火の元に注意してください」という意味らしい。まず、そのサイレンに同調して「うお〜ん、うお〜ん」と一声張り上げる。いや、二声ぐらいかなぁ?そして、今度は消防団の自動車が防火宣伝にやってきて広報するので、それに対しても一声「うお〜ん、うお〜ん」とね。今週は、夜になっても忙しさが続きそうだ。日中はたっぷりお昼寝をして寝だめをしないといけなくなりそうだぞ!!!
4月5日 はれ
今日も良く晴れた。でも、お日様は春らしく暖かい日射しを降り注いでくれるのに風が冷たい・・・・でも一年中、毛皮を身にまとっている僕は、これぐらいがちょうど良い暖かさなんだよね。気持ちがよくて「ごろんごろん」と地面に身体をこすりつけたよ。ところが、驚いたことに僕より上手なのが御主人だった!!・・・なんと、御主人は一足早く「夏っ!!」という状態になっている。ティシャツ一枚で汗を著しく吹き出しながらお仕事をしている。僕は不思議に思って首をかしげていたのだけれど、ビニールハウスの中でお仕事をしていたんだね。それじゃあ、春を通り越して夏になっているのも当たり前だよね。
4月4日 はれ
朝、暗い内から御主人が僕の所へやってきた。今日は日曜日なので早く起きて僕と散歩に行くのかなぁ・・・と喜んでぴょんぴょん飛び跳ねてお出迎えをした。・・・・ところが、今朝は絶好のビニール張り日和だとご主人は言う。この前から、再三再四ビニール張りの話題をお話ししていたのだけれど、実はビニールハウスの屋根を張るのが大仕事なのだ。今まで苦労してサイドのビニールを張っていたのは、単なる序章でしかなかったのだ!!今朝は5時前からトラクターで重いビニールを運んだり、ビニール張りが始まると、御主人は走り回ったり、はしごに登ったりと大忙しだった。風が吹いてくるとビニールがあおられてしまってどうしようもなくなる。風がいつ吹いてくるかわからないので、その前に張り終わらなければならない。焦りがいらだちを生み、あわただしく人々が動き回る・・・・僕はそれを見ながら、下手なアクション映画やサスペンスドラマを見るよりおもしろかった。僕は手に汗を握りつつ・・・いやいや・・・足の裏に汗をにじませつつ我を忘れて見入っていたよ。おかげで、僕は朝散歩へ連れて行ってもらえなかったと言うことすら忘れてしまっていたよ。
4月3日 あめのちはれ
午前中、雨が降っていたけれど夕方には晴れた。けど、寒い・・・・それでも、木の芽や草なんかは新芽を出して、すくすく育っているよ。梅なんかもだいぶ花開いてきた。梅、と言えばこの前、ビデオの撮影会があった。梅というものを主題にした撮影会だったよ。勿論、モデルは僕なのさっ!!撮影前に、カメラを向けられているからといって緊張しないように言われたけれど、平気だったよ。何しろ、カメラを向けられている間中、夢中になって穴掘りしたり、それを又、埋め戻したりと忙しかったからね。えっ、穴掘りが「梅」という主題にどうつながるのかだって?だって、梅の木の根本に穴を掘ったんだから間違いないでしょう。僕が宝物の「骨ガム」を梅の木の根本に隠しているという、実に叙情的な作品に仕上がっている。題して「ほうもつ(宝物)を隠して後の梅見かな」だよ!!近日、僕のホームページ(最近の僕のコーナー)で公開予定だよ!!
4月2日 あめ
昨日は、風が強くてあんなにハウスのビニール張りに苦労した御主人だったけれど、今日は、その風を利用して雨が降る中、瞬く間に張り終えてしまった。東から吹く風を利用してビニールを東側のサイドに張り付かせたらしいんだ。そして、留め金で次から次と固定していくんだ。つまり「風の力」という人をただで雇ったようなものだ。昨日は西側からの風だったのでうまくゆかなかったんだね。今日は天気が悪くなって東側からの風が吹いたのでうまくいったんだ。たいしたもんだよ。立派なもんだよ。人間の知恵というものは。犬の僕としては、出来れば「パチパチ」と拍手をしてあげたい気分だよ。・・・・と、御主人が雨の降る中、一生懸命奮闘している姿を犬小屋の中から眺めながら、大きな欠伸を連発している僕なのであった。
4月1日 はれ かぜつよし
御主人はハウスのビニール張りのお仕事に一生懸命だったよ。ところが、風が強いものだからとても苦労していた。僕もお手伝いしてあげられたらと思うけど、犬の身体ではとても出来そうにない。時々人間の姿に変わることが出来たら御主人のお手伝いが出来るだろうに・・・と考えることがある。「猫の手も借りたい忙しさ」という言葉が人間の世界にあるようだけれど、猫さんはいつも寝そべっていて暇そうに見えるからそんなことを言われるんだよね。その点、犬は番犬をしてみたりと、一応任せられた仕事があるから、一見暇そうに見えるけれど実際は大変なのだ。ペットの中でお仕事があるのは犬ぐらいなものかなぁ・・・?