むつ犬のおまぬけ日記
平成16年7月
7月31日 はれ
「散歩も嫌っ!!」・・・「ご飯も食べたくない!!」・・・「ボール遊びも駄目っ!!」・・・・これは、僕にとっては一番の楽しみでもあり生き甲斐でもあるのに、暑くて暑くてなんにもする気にならない。いったい僕は、これから涼しくなってくる秋まで何生きる糧として過ごしたらいいのだろうか?朝から晩まで小屋の床に死んだようにへばりついているだけの生き方なんて犬としての生き方を否定するような行為だ・・・・でも・・・暑い・・・・・

飼い主の談・・・などと、家の飼い犬はぶつぶつと暑さを呪っているようですが。「おまえが一番涼しいところにいるのだ!!」と、言ってやりたいです。

7月30日 はれ
ひえぇぇぇ〜っ、今日の最高気温が36度以上にもなったという。もはや人間の体温と同じになってしまっている。犬の体温は、もう少し上なので、血が沸き立つことはないけれど、人間達はひどいことになりそうだ。特に御主人は嫌でも外でお仕事をしなくてはいけない。いくら犬が夏でも毛皮をまとって暑苦しそうだとは言っても、日陰でじっと昼寝をしていればいい。ところが御主人達は外へ出てお日様の熱が痛いぐらいの中でお仕事だ。いくら僕を養うためと言っても、ほどほどにして欲しいと思う。今御主人に熱中症なんかで倒れられたら、僕の世話をする人がいなくなってしまうからね!!

飼い主の談・・・飼い主の心配をしてくれている殊勝な犬だと思って読んでいたけれど、結局は自分のためだったんだ!!

7月29日 はれぇぇぇ〜
昨夜はあまりの暑さのせいでご飯を食べることが出来なかった。ご飯と新鮮なお水はたっぷりともらったのだけれど、余り口を付けたくない・・・犬は出されたものはすべて食べるのが礼儀なのだけれど、今日ばかりはどうも食が進まない。何回かに分けて食べたのだけれど、すこし残ってしまった。それは今朝、御主人に捨てられてしまった。昨日の夕方散歩もそうだ。出かけてみたのは良いのだけれど、あまりの暑さに「散歩拒否」をしてしまった。でも、御主人にほっぺをつねられて、渋々歩き始めた。そして、もう一回「散歩拒否」・・・・また、ほっぺをつねられて、やっと大豆畑に到着、家から歩いて5分の距離の間に「散歩拒否」を2回もしてしまったよ。だいたい、今頃の季節に夕方6時からの散歩なんて早すぎるんだよ!!もっと、薄暗くなって涼しい風が吹いてから行こうよ。御主人!!

7月28日 はれ
今日は僕の4歳の誕生日だよ。平成12年の今日、山形県の余目町ってところで生まれたんだ。6匹兄弟だよ。雄犬が2匹に雌犬が4匹・・・・って事らしいけど、生まれてから50日でこの家の家族の一員になったから、あっちにいた時のことは良く覚えていない。4歳と言えば人間の世界では「保育園の年中組さん」だ。それなりに知恵も付いてきて、いたずら盛り好奇心盛りと言ったところだ・・・と言う。犬は、いたずら盛り好奇心盛りと言えば、生まれてから一年ぐらいまでの間のことだ。後は、愛想も何もなくなり、一見素っ気ない態度に見える。人間だって大人になると、こんな感じだろうと思うけど、犬は生まれてから一年が過ぎると、もう大人の仲間入りって事なんだ。結婚もだいたい1歳ぐらいからが普通だしね・・・・・でも・・・・僕・・・「雄の秋田犬、4歳!!、未だ独身!!花嫁募集中!!」・・・・でも・・犬って雄犬は雌犬を選べないんだよね。反対に雌犬は雄犬を選べるんだ。・・・・・

7月27日 はれ
今日は僕の誕生日の前夜祭だよ!!明日は僕の誕生日なんだよ。つまり、今日はクリスマスイブのようなものなんだ・・・(今日の内に誕生日を強調しておくと何かもらえるかもしれないので・・・)
ところで、今日は気温が32度にもなった。毎日毎日、この日記でお天気や気温のことばかり書いているので、退屈した人もいるかもしれない。だけれど、これは犬にとっては最大の関心事なのだ。下手をすると犬の生命財産にも関わることなのだ・・・最も、犬には財産なんてものはないけれどね。僕なんか、あまりに暑いので、一日中、舌を出して「ハァハァハァ・・・」とやっている。当たり前のことだが、舌を出すためには口を開けなければいけない。一日中口を開けていなければいけないので、あごがくたびれてしょうがない。今日も小屋の奥深く、暑さを忍ぶために隠れ暮らした僕なのだった。「ハァハァハァハァハァハァハァ・・・・・・・・」

7月26日 くもりいちじあめ
夕方、大粒の雨がぼつぼつと降ってきた。一時は僕との夕方散歩をあきらめた御主人ではあったが、雨が止んだのを見て散歩に出かけた。ちょうど、そこへ上のお兄さんが帰ってきた。僕は散歩の途中ではあったけれどお兄さんが気になって何度も何度も家の方を振り向いていた。そして、一大決心をしたのだ。せっかく僕と散歩に行く気になっている御主人には悪いけど、「僕!!!!!、散歩拒否をさせて頂きます!!!」4本の足で、しっかりと大地を踏ん張り全身全霊を込めて、断固散歩を拒否した。・・・・そんな僕にあきれかえった御主人が、まだ家の前から人間の足で10歩も出ていない距離だったのに、僕の散歩紐を離して「そんなら、家に帰れ!!」と気分を害したように言った。僕は一目散に家の方に走り去った。帰ってしばらくすると、また大粒の雨が降り出したのであった。きっと、僕には予知能力があるんだね。又、雨が降ってくるって言うのを直感で感じ取ってしまったのだからね。これで、御主人が無理矢理、僕をひきづってまで散歩を続けていたら、きっと雨に打たれてずぶぬれになってしまったに違いない!!!!

7月25日 はれ
今日の気温は31度にもなってしまった。朝晩はぐっと涼しいので、まだ犬にとっては救いがある。今日もトラックの下に潜り込んでみた。でも・・・暑い!!、暑くって暑くって腹立たしくなっているところへ、暇なご主人が僕の毛を抜きにきた。昨日のシャンプーで毛が抜けやすくなっているのだ。「やれやれ・・・この暑いのに・・・そりゃぁ毛を抜いてくれるのはありがたいけれど、何もこんなうだるような暑いさなかにしなくても良さそうなものだ。」そんな僕の思いにかまわず、ご主人は「むっし、むっし!!」と勢いよく手でむしったり櫛を使ったりして僕の毛をとっていく。僕は痛いのと暑いのとうっとおしいのと腹立たしいので、「がうん、がるるる〜」とうなってしまった。つまり「ご主人!!、そんなに乱暴に毛をむしるなよっ!!」といったのだ。するとご主人は、僕の鼻先をはたいて「うなるな!!」と叱りつけた。そして平気な顔をして、また毛をむしり始めたのだった。しばらくたって、また僕が「ガウン、カルルル〜」とうなると、鼻先をはたかれる。そんなことが何度も繰り返されて、今日の「毛抜き」は終わった。収穫?した毛はバレーボールぐらいの大きさの固まりになっていた。さらに、僕のあだ名が一つ増えたこと・・・がうん、がるるる〜、とうなるから「がうん犬」・・・・・・

7月24日 はれ
「暑くしようねって
   おひさまが言ったから 
         今日はシャンプー日和」・・・禄食
※犬新聞特報!!
ついに、今年3回目のシャンプーがむつ犬に対して執行された。シャンプーされる犬はそう珍しいものではないが、3回目というのは異常に少なく特筆に値する。これはひとえに、むつ犬のシャンプー嫌いと、飼い主の面倒くさがり屋が原因と思われる。
今日は朝から気温が高く、ムシムシするような天気の中、シャンプー場にひかれていくむつ犬は意外にも軽い足取りだった。しかし、その後はお湯を全身に浴びせられシャンプー液を全身にこすりつけられている間中、絶え間なくせわしなく動き回り、飼い主をイライラさせていた。シャンプー場へひかれてから終わるまで45分の時間が費やされ、おそらく犬史上に残るシャンプー最長記録ではないかと思われる。最後のタオルで身体をふく時は、暴れ犬になってしまった。ここでも、むつ犬の性根が如実に表れている。つまり、往生際の悪さである。日本の犬はすべからく古来から有る武士道に則って自らを律しなければいけない。しかるに、この無様な行動は犬社会のひんしゅくを一手に買うことは必須である。むつ犬に対しては犬新聞社としても猛省を促したいと思うので、読犬の皆さんにも賛同のお手紙を戴きたいと思う。・・・犬新聞社論説委員(犬塚志乃)
むつ犬の談・・・いったい、何処でのぞいていたんだよっ!!

7月23日 はれっ・・・
ちょっと、ちょっとぉ〜、みんなぁ〜、聞いてくれるぅ!!!、昨日、梅雨明けが発表になったんだけどぉ〜、いきなり気温30度になるなんてぇ、それはないんじゃないのぉ〜!!・・・犬でも人間でも、初めて人にあった時とか、初めて行った場所ではたいがい遠慮するもんだと思う。慣れてきてやっと自分という個性を出すことが出来ると思うんだ。それが、お日様と来たら、今年初めての夏空にいきなり30度の気温でご挨拶だ。犬にはたまったものじゃない。いつもはトラクターの下に潜り込んでいれば幾分涼しくて、それで間に合わせていたのだが、今日はトラクターの下よりも、もっと涼しい場所を求めて小屋の奥の方に入り込んでいった。御主人が「秘密の飲み物」を隠している「冷蔵庫」とやらがある場所だ。この機械はものを冷やしてくれる機械らしい。犬も冷やしてくれるのかと近くへ行ってみたが、どうも犬は冷やしてくれないらしい。・・・・でも、トラクターの下よりひんやりしていたので、当分ここでお昼寝することになりそうだよ。

7月22日 はれっ!!
やっと、やっと、僕の住んでいる秋田県を含んだ東北地方の梅雨明け宣言が出た。梅雨明け宣言と言っても「梅雨明けしたと思われる・・・」という、余り威勢の良くない発表なのだ。僕も御主人も一安心と言ったところだ。これでじめじめの湿気からは逃れることが出来る。ほっ、としてまぶしいお日様を見上げていると、御主人が僕の耳元で「シャンプー、シャンプー・・・」と呪文のように何度も何度もささやき始めた。僕は、その言葉に寝っ転がっていた身体を起こしてビクビクビクンとふるえた。「そうか!!晴れたらシャンプーされるのだ」こんな単純な決まり切ったことを今まで続いた長雨のせいですっかり忘れてしまっていた。御主人は、さらに僕の耳元に恐ろしい通告をした・・・・今度の土曜日にシャンプーする、と言うのだ。今日と明日の両日、僕は差し迫るシャンプーの恐怖におびえ続けなければいけないのだ・・・・

7月21日 くもりのちときどきはれ
午前中、雲が多くてまた雨が降ってくるのかな〜と思っていたら午後からお日様が顔を出した。「わお〜ん、お日様久しぶりっ!!」とうれしくなって、お日様に向かって手を振ろうとしたのだけれど、犬は物理的に手(前足)を振れないような肉体的構造なのであきらめた。それで、お迎えの踊りでも踊ろうかと身構えた。・・・・・
※注・・犬のお迎えの踊り・・ご主人およびその家族が家に帰ってきたとき、喜びのあまりぐるぐると円を描くように動き回って「お帰りなさい」を表す行動をいう

それをお日様に向かって踊ろうとした・・・だが、この踊りは家族のための限られた踊りである。仕方なく、僕はお日様を体いっぱいに受け止めるためにごろんと横になった。だけれどお日様は久しぶりに僕に会ったためか恥ずかしがって雲の間から顔を出したり引っ込めたりしていた。お日様っ!!、久しく会わなかったからといってそんなに気にしなくてもいいよ。明日っから毎日会おうねっ!!

7月20日 あめがふったりやんだり
もう10日以上もお日様の顔を拝んでいない・・・いったいお日様は何処へ行ってしまったのだろうか?厚い雨雲に遮られて、遙か彼方の空から地上を心配しているに違いない。かくして、今日の僕は毎日寝てばかりいるのにも飽きて、舌を使って身体の毛繕いにいそしんだ。雨が止んだと思って外へ出て寝ころぶと、その途端に雨が降り始める。はぁぁ〜・・・夏はいったい何処へ?、青春のシンボルである夏を迎えずに3歳の夏は終わり、そして4歳へと年を重ねつつも夏はそのまま秋へとなだれ込むように移ろってしまい。気が付くと、「あれっ?、今年って夏なんかあったっけ?」なんて言うことになりかねない。下のお兄さんの住んでいる東京という処では、お日様がカンカン照りつけて気温が40度ぐらいにもなったという・・・それも又、犬にとっては困ることだけれど、「夏のない日本なんて!!」、と、声が涸れんばかりに主張したい日本原産の秋田犬「ムツ」なのだった・・・・!!

*注・・・僕の誕生日は7月28日だよ。4歳になるんだよっ!!

7月19日 くもりときどきあめ
御主人は、タイミングの悪い人だ。間が悪い。その代わり、やりたくないことを誰かが引き受けなければいけない時は、ぴったりと御主人に当たる。やれやれ・・・である。宝くじぐらい当たればいいのにと思っているのだけれど、この前の宝くじ(グリージャンボ宝くじ)は一番違いで賞金1万円を逃してしまった。しかも、その番号というのが末等の300円というのだから始末が悪い・・・でも、御主人は全然気にしていないようだ。もしかしたら、世の中はそんなもんだと悟ってしまっているのかもしれない。
ええ〜と、何を話そうとしていたんだっけ?・・・そうそう、ご主人は間が悪いって言う話だ。今日の夕方散歩で「よし、行くぞ!!」と勇んで出かけたのは良いのだけれど、途端に雨がざーざー降ってきてしまった。それでも、濡れながらいってきたけれどね。これまでは、たびたびあった出来事だ。問題は、帰ってきた途端に雨がぴたりと止んでしまったと言うことなんだ。これほど間の悪い出来事は、そうあるものではない。僕が思うにきっと、御主人は密かに悪いことをしていて、今日の夕方散歩の時に「天罰」を被ったに違いないと僕はにらんでいる。いやいや、絶対そうに違いない!!!!!別に御主人だけに天罰が当たるのならかまわないけれど、その影響が僕にも降りかかってくるなんて迷惑なんだよね・・・

7月18日 くもり
今日、僕は「優柔不断犬」と言われてしまった。これは時々言われてしまう言葉だ。なぜかというと、以前の日記にも書いたことだけれど、僕は散歩に出かけてオシッコを引っかけなければいけないところがあると、しようかしまいか迷ってしまう。迷った末に、たいがいはするんだけれど、しないで通り過ぎてしまうこともある。それも長い間迷っているので、御主人がじれったがる・・・そういう御主人だって「優柔不断者」だ。買い物する時もそうだし、それと、犬にはよくわからない話なので、御主人に聞いたとおりに言うと、ノートパソコンのwindows meからwindows xpへ替える決心をするのに一ヶ月以上迷ったそうだ。最後にはwindowsが夢にまで出てきてうなされたそうなんだ。それでも、まだ迷ったという。夢でうなされるようだったら、さっさと替えればいいじゃないかと僕は思ったのだけれど、本人はまるで人生の岐路にでも立っているつもりになって悩んでいる。それに、悩んでいる自分自身を楽しんでいる節があるような気もする。ところが結局、何事もなく移し替えはすんでしまったようだ。そんな「優柔不断」な自分を差し置いて、僕を「優柔不断犬」だなんて!!・・・よぉし!!、犬の世界には人間には理解できないような八幡の藪知らずのような迷いや、苦渋の決断があるんだって事を、いつか御主人に思い知らせてやろうと思っている!!
「優柔不断犬」は「ゆうじゅうふだんいぬ」って読んでね!!けっして、「ゆうじゅうふだんけん」って読まないでよね!!お願いだよっ!!

7月17日 あめ・・・
今日も一日中、雨降りだった。退屈だ。欠伸ばかり出てくる。しばらくすると欠伸をするのも退屈になってしまったので、近くに転がっている愛用の植木鉢にじゃれついた。僕は時々、退屈が高じてくると、この植木鉢に飛びついて噛んだりなめたりしているんだ。今日も、それに飛びついて前足で押さえ込んで、裏返しになっているのをひっくり返して口でくわえやすい様にした。そうして、くわえて犬小屋の中に持ち込み、一度床の上に置いた。さて、これからが「ひまつぶし」の本番となる。僕は床の上に置かれた植木鉢に向かってジャンプをしながら飛びついていった。犬小屋の中は狭いので天井に頭がぶつからないようにジャンプしなければならない。植木鉢を前足で押さえ込んで口を大きく開けて噛みつくんだ。そして唸り声を上げながら、それを何度も何度も繰り返す。そんな僕の姿を御主人がおもしろそうに見ている。この仕草はおもしろいけれど、長く続けられるものではない。すぐ疲れてしまうぐらい激しい動きなのだ。でも、僕も一時の退屈しのぎになったし、御主人も僕の姿を見て退屈しのぎになったらしいから、目的は果たしたと思うよ。この「退屈しのぎ植木鉢の恐怖」という仕草は、大昔、僕のご先祖が熊狩り犬だった頃、獲物に襲いかかり、それをしとめる時の動作に似ているのだそうだ。ご先祖の遠い記憶って偉大だねっ!!

7月16日 あめがふったりやんだり・・・・
犬にとって、太陽ぎらぎらも困るけれど、今時のムシムシも困る。困ると言うよりは「つらい!!」。今日もそんな天気だった。一見「今日は雨が降りませんよ」などと言う空に見せかけて、突然バケツをひっくり返したような雨が降ってくる。最初は警戒してトラクターの下に潜り込んでいたのだけれど、ちょっとした薄日が差してきたものだから、外に出て寝ころんでいたら、又雨降りがやってきた。はぁぁ〜、この湿気を何とかして欲しいよぅ〜、毛がわりも早く終わって欲しい。ちょうど今時の犬は、まさに受難の季節を迎えている訳なのだ。でも、受難を受けたからと言って、精神的に賢くなったとか、悟りを開いたとかは、絶対あり得ないから・・・・

7月15日 くもり
御主人が田んぼに出かける時、僕に向かって「お留守番頼むぞ」と言われた。僕は御主人の方に振り向きもしないで、その言葉を無視した。何度も何度も「お留守番、お留守番」というのだけれど、ことごとく、徹底的に無視をした。これ以上、無視をしたら何をされるかわからないな・・・とハラハラしていたのだけれど、御主人はそのまま出かけていってしまった。あぶなかったぁ〜、お愛想に尻尾の一振りでもすれば良かったかなぁ〜、余り徹底的に無視するのもスリルがあっておもしろいけれど、怒った御主人から何をされるかわからないからなぁ〜、たとえば両方のほっぺをぎゅっと握られて、左右に引っ張られるとか、口というのか鼻先というのか、そこをぎゅっと握られて上下に揺すられるとか・・・頭や顔をもみくちゃになるほどなで回されるって言うか、かき回されたり・・・・はぁ〜・・・思いついただけでも、これだけのお仕置きがある。徹底的に無視をして、いつお仕置きを受けるのかとハラハラドキドキしたスリルを求めるのは、今は止めておこう・・・スリルを求めるのなら、もう少し暑くなってからにしようと思う。

7月14日 くもりのちあめ
御主人は犬が大好きだ。最も、犬が好きだからこそ僕のようなものを飼い犬として養ってくれているのだ。だけど、動物としての犬好きもさることながら、「いぬ」という言葉の響きも大好きなようだ。だから、時々僕のことを「犬」と呼ぶ。「僕はムツという固有名詞の呼び名があるんだぞ!!」と、主張したいのだけれど、御主人が、こういう風に僕に呼びかける時は「ムツ、かわいいかわいい」という気持ちがあふれている。そんな気持ちも察してあえて文句を口には出さないようにしている。でも、僕は「むつ」と呼ばれる時ほど愛想は良くない。昔から「いぬ」という言葉は良くない使い方をされてきたらしいけど、御主人が言うには、「いぬ」という言葉の響きには、のほほんとした暖かさが感じられるという。「わんこ」なんて言うより、よっぽどいいという・・・・でも、なんだかなぁ・・・?「いぬさん」なんて呼ばれるよりは「いぬ」のほうがいいかなぁ・・・・?

7月13日 くもり
今日は白猫さんに出会ってしまった。この猫さんも近所のおなじみさんだ。生意気に鈴の付いた首輪をしている。だいたい猫に鈴をつけるのは人間じゃなくてネズミのすることだ!・・・・いやいや、今日はそんなことを言いたいのではない。昨日の虎猫さんと言い、今日の白猫さんと言い、優雅に外を出歩いていると言うことは、昨日今日はよっぽど「猫日和」だったのに違いない。猫という生き物は犬と同様、毛皮を身にまとって生きている動物なので、暑いのは苦手だ。最も、犬と違うところは寒さも苦手だと言うことだ。犬には信じられないのだが、毛皮をまとっている以上寒さに対しては抵抗力があっても良いものだと思う。冬にこたつの中で丸くなっているなんて信じらんない〜・・・いやいや、今日はそんなことを言いたいのではなくて・・・あぁぁ〜、とりとめもないことを言っていたら犬の頭ではとうていまとめられなくなってしまったよぅ〜・・・と、いうことで、本日は失礼します。ザザザザ〜(日記を書くという責任を放棄して逃げ去って行く音・・・)

謎かけ問答(虎猫さんと、白猫さんの関係やいかに?)待て、次号!!(次号って、いつなの?)

7月12日 あめがふったりやんだり
今日は久しぶりに外へ出てお昼寝をしたよ。時々、雨がぱらぱら降ってくるけれど、涼しいのでどうって事はない。それに犬の毛は多少の雨は、はじいてしまうので気にしないで涼しさを満喫した。僕は大きな欠伸をしながら、ふと、小さいビニールハウスの方を見ると猫さんが雨宿りをしている。ハウスのなかの乾いた砂の上に僕のようにごろんと横になっているのじゃなくて、品の良い座り方をしている。いつも見かける灰色の虎毛の猫さんだ。かわいい赤い首輪もしているぞ。おやおや?、よく見ると、一緒に子猫が一匹いるぞ!!そうか、この猫さんは雌猫だったのか・・・いつの間にかお母さん猫になって子供と一緒にあちこち歩き回っているんだね。今日は僕んちのハウスで2匹して雨宿りだね。近寄っていくと、子猫だけが逃げてお母さん猫はびくともしない。さすが親猫は人生(猫生)経験豊富だからどっしり構えているんだね。ああ〜ん、近くへ寄って行って犬生(人生)と猫生(人生)について語り合いたいよぅ!!ワンワンワンワン!!

7月11日 あめのちくもり
さて、鎖と首輪だけを残して忽然ときえてしまったまるでした。それから次の日まで、家族は不安な一夜を過ごしたのでございます。次の日ももちろん、あちらこちらを訪ね歩きました。そして・・・ついに発見したのです!!まるは家の縁の下にいました。ほんの小さな隙間から秋田犬の大きな体がどうやって入ったのかと不思議に思ったものです。どうやら、縁の下のひんやりとした土の感触が気持ちよかったのでしょう。でも、このままにはしておけません。いやがるまるを無理矢理、縁の下から引きづり出すと、元の犬小屋へと連れて行ったのでした。しかし、これ以後、まるはたびたび縁の下に潜り込むようになったのでした。以上、夏の夜の怪談話をお送りしました。
それだけ?、ふぁぁう〜・・・・、退屈すぎてあくびが出ちゃったよ。要するに僕がトラクターの下に潜り込む行為と同じってことだね。えっ?、なぜ鎖と首輪だけを残して消えたのか、狭い隙間からどうやって縁の下に潜り込んだのかだって?・・・つまりこの話の主たるところはこの二つの謎なのだ。鎖と首輪の件に関しては、お間抜け日記をすべて読むとヒントが隠されている。もう一つの謎は、涼しいところへ入りたい一心でむりむり潜り込んだのか・・・はたまた、暑さに苦しむ犬の願いが通じたのか超自然現象が発生して、涼しい縁の下に瞬間移動してしまったのかもしれない・・・それはマルにしかわからない・・・
わんわん!!、今までだらだらとしゃべり続けていたけれど、最後の落ちはまあまあだね。でも、謎解きもうやむやだし、ヒントは犬日記の中にあるだのと暗に日記を読ませようと意図するホームページ制作者のたくらみがえげつない。ご主人、もっと素直にお話ししていたら一日分の日記で終わったお話だよ。暑い夏の夜がもやもやした話の終わり方で、いっそう蒸し暑くなってしまうよ。したがって、このお話は以後、お蔵入りだよ!!

7月10日 うすぐもり
昨晩の続きでございます。昔は良く、子供どころか、大人も行方不明になったものでございます。たいがい狸か狐の仕業と考えられていたようでした。しかし、たいがいの処、眉唾な話が多かったようでございます。ところが、身近にこんな出来事が降りかかってくるとは夢にも思っておりませんでした。あれは・・・今の飼い犬のムツの先代犬まるが生きていた頃の話です。勿論今のムツはこの世に誕生すらしておりません。又、これの父母も生まれていたかどうか、かろうじて祖父母が・・・イヤイヤ、犬の歳月を人間の単位で考えるのは止めましょう。けれど、いわゆる人間の時間で言うと、10年以上も前のことになりましょうか・・・暑い夏のある日の夕方、まるの処へ夕食を運んでいったのです。ところが、鎖と首輪だけが犬小屋の側に残っていて、まるの姿は何処にもいません・・・名前を呼んでも応答無しです。初代のまる(大雲女号)は夏の暑い盛りに一人で川へ行って水浴びをしてきた・・・と言うのを何処かでお話ししたような気もしますが、この薄暗くなった黄昏時に水浴びでもないでしょうし、まるは一度、川に落ちてから水を怖がるようになっていたのです。・・・・・・と、いうわけで本日はこれまで、又、明日。こう、ご期待!!!
「がうん、がるるるる〜、ちょっと待ってよ!!、何が、と、言うわけなのさ。中途半端に止めるのにどんなわけがあるって言うの・・・・わんわん、わお〜ん!!

7月9日 うすぐもり
「ええ〜、今日は四万六千日、暑い盛りでございます。」なんてぇ〜、出だしだと、たいがい落語の「船徳」という話なのだが・・・・御主人は、僕が毎日トラクターの下に潜り込んで寝てばかりいるので「おまぬけ日記」のネタ探しに苦労しているらしい。当然だ。僕が動かないのだから、おまぬけしようにも出来やしない・・・だから、と、言う訳じゃないけれど、こんな時は昔話に限る。と言うことで、御主人は僕に話し始めたよ。「ええ〜、ちょうど今年の夏のように、ひどく暑かった数年前のある日のことだった・・・」僕は、その出しを聞いて身を震わせた。夏の話と言えば怪談に決まっている。ワンワンワン!!それだけは止めて!!と・・・、すると御主人は「フッ・・」と冷たい笑いを浮かべて話を続けるのだった。「黄昏時は逢魔が時とも言って魔物に出会いやすい時刻とも言われている。こんな時間に、あの暑い夏の日、犬がかき消すようにいなくなってしまったことがあった・・・・」うわぁぁ〜、かんべんしてくれぇ〜・・僕は叱られた時のように床にはいつくばって、頭の上に両手前足をのせて、これから語られるであろう恐怖の話に身を震わせた。「さて、これから何が起きるのかは、明晩のお楽しみ。本席はこれにて読み切りといたします。ご静聴ありがとう存じました。」・・・・へっ?・・・何?、これ?・・・・単なる時間稼ぎ、字数稼ぎじゃないの?と、僕は恐い恐いと言いながらも話の続きに期待していただけに拍子抜けがして、御主人に抗議をした。すると、御主人は、これはおまえの先輩犬、まるの話だと、そっと耳打ちをしてくれた。ああ〜、おまぬけ日記のネタがないと言いながら、話を先延ばしにしようとする御主人のみみっちさにあきれながら、僕は話の続きにわくわくドキドキしてしまうのだった。

7月8日 はれのようなくもりのような・・
わんわんわん!、今日は昨日より過ごしやすかったよ。トラクターの下で一日ぐっすり寝ることが出来たからね!!最も気温は昨日より1度低い30度だった。お日様の下でお仕事をしている御主人は、きついお仕事が昨日で一段落したらしくて、今日は僕にちょっかいを出しに来る余裕があったよ。でも相変わらず小屋の中に置かれた冷蔵庫のなかの冷たいお水を飲んでいるから、暑くて汗がだらだらなのは昨日と変わりがないらしい。「僕も欲しいなぁ・・・冷たいお水」と横目で御主人の方をちらりと眺めてみたけれど気付いてくれなかったようだ。さて、今日の夕方散歩はどうしようかなぁ?あんまり暑いようだと散歩拒否をしなくちゃいけないなぁ・・・お日様も沈んですこし暗くなった時に連れ出してくれたら一番うれしいんだけどなぁ・・・・でも、そうなるとご飯の時間が遅くなってしまう・・・腹ぺこ犬の僕としては、絶対にご飯の時間は先延ばしには出来ない。困ったなぁ・・・お気楽な飼い犬でも、この時期は悩みがつきないのだ。やれやれ・・・

7月7日 はれ
・・・・・ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ・・・・もう・・・なんにもしたくない・・いいたくない・・・暑いよ〜、せつないよ〜!!!、散歩も、ボール遊びもなんにもしたくない・・・御主人も、気温30度を超す炎天下の元でお仕事をしてきたらしく「水(汗)も滴るいい男?」になって帰ってきた。疲れ果てて、僕にちょっかいを出す気力もないらしい。トラクターの下に潜り込んでいる僕の側に来て、汗をしたたらせながら荒い息を吐いているばかりだ。「そうだ!!こんな時こそ、飼い犬はアニマルセラピストとして、御主人を癒してあげなければいけないのだ」と気が付いた。でも・・・・、暑くて動きたくない。御主人だって、犬の僕が暑苦しい毛皮の身体を御主人にこすりつけて愛想を振りまいたら、暑いやらうっとおしいやらで、よけい疲れ切ってしまうだろう・・・そうに違いないと自分勝手に決め込んで、ちらりと御主人に目をやっただけで、僕は暑さを堪え忍ぶように目を閉じたのだった。

7月6日 はれ
今日は、昨日ほどじゃなかったけど暑かっった。午前中はトラクターの下で過ごした。時々、御主人が僕にちょっかいを出しに来る。暑くてぐったりと床に身体を横たえている僕の鼻先を突っついたり身体を揺すったりする。僕はそれに反応すらしなかった。「うるさいなぁ〜」と心の中では思っているものの暑さでけだるく身体が言うことを聞かなかった。ぐったりと目を閉じているだけだ。午後になると、暑さも耐え難くなってきて、僕はトラクターの下からはい出ると、より涼しいところを求めてさまよった。さまよったと言っても、行動範囲は決まっている。やっと、小屋の奥の方が涼しげだったので、コンクリートの床の上にべったりと横になった。これでいくらかは暑さしのぎになりそうだ。ふえ〜っ、毎日こんなだったらどうしよう・・・幸い、朝はひんやりとして涼しいのだけが救いだ・・・

7月5日 はれ
今日は、とにかく暑かった。僕は早朝からトラックの下に潜り込んで、じっと暑さに耐えていた。ところが、トラックは御主人と共に田んぼへ出かけていってしまった。しょうがないのでトラクターの下に潜り込んだ。午前中には、もう気温が30度を超え、今日の最高気温が33.5度ぐらいになったという・・・御主人は、家に帰ってくるたびに、水浴びでもしたかのように全身、汗ぐるみになっている。なぜ、たびたび家に帰ってくるのかと言えば、汗で失われた水分を補給しに来るらしい・・・(僕には秘密の冷蔵庫に入っている水やお茶を口にするらしい?)とにかく、それだけ暑いと言うことなんだ。夕方散歩も、御主人は疲れているらしくて行きたくないようだったけれど、「ムツ、暑いけどがんばって散歩へ行こうか」というので僕はうれしくなって飛び跳ねたよ。ところが・・・・・ものの50メートルも歩いただろうか、僕は散歩へ行くのが突然、嫌になって大地に足を踏ん張って「散歩拒否」をした。御主人も嫌になったのか僕の散歩紐を離して「お家に一人で帰れ」といった。僕は自分の家に向かって歩いているつもりだったのだけれど、暑さのせいか、近所の家の庭に入り込んでしまったり、家を通り越してしまったりと大変だったよ。暑さぼけしてしまったんだね。えっ?普段からぼけているじゃないかって・・・・「がうん!!がるるるる〜!!!」

7月4日 はれ
昨日シャンプーしたおかげで身も心も軽くなったような気持ちになった・・・・の・・・・だけれど・・・又、新たな問題というのか悩みというのか、うれしいような迷惑なような事態が発生してしまった。原因はシャンプーをして毛が抜けやすくなったという事だ。昨日の日記にも書いておいたけれど、御主人は毎年、この時期(僕の毛がわり)、毛を抜くのを楽しみにしている。けれど、ちょっと悩んでいる。毛を抜いてもらって夏の毛になり、涼しげな装いになりたいのはやまやまなれど、トラクターの下で涼やかにお昼寝していた僕を炎天下に呼び出して、延々と僕の毛をむしったりくしけずったりする。痛いのと、時間を拘束されるのと、さらにすこしでも動くと叱られる。それに、あっちを向けだのこっちを向けだのと命令されてしまう・・・はぁぁ〜、早く毛がわりの季節が終わって欲しい!!でも、それが終わると、今度は本格的な夏の到来だ。太陽ぎらぎら、熱風が身にまといつくように吹いて来て、毛皮を身にまとっている犬には、最も苦手な盛夏がやってくる。やれやれやれ・・・・

7月3日 はれ
この前から、御主人が「シャンプー・・・シャンプー」と僕の耳にささやき続けている。僕はそれを首をかしげながら聞いていたのだが、まさか、今日シャンプーされるとは思ってもいなかった。しかも、上のお兄さんが僕をシャンプー場に連れ出したのだ。そこへ御主人もやってきて、二人がかりで僕を洗い始めた。僕が嫌がると、言葉巧みに御主人が僕をおだてあげ、その隙にお兄さんが僕の身体を洗うという2段構えの戦術だ。この前、シャンプーされた時の日記にも書いておいたけれど、今日はシャンプー条約がきちんと守られているようだ。何しろ、以前、シャンプー条約をきちんと守らなかったら[犬の権利を守る会]って処へ訴える」と言ったからね。それで僕は気持ち良くシャンプーを終わることが出来た。いたれりつくせりで、まるでお殿様のお湯入りのようでとても気分がよい!!おかげで、真っ白白の白犬にもなれたし、毛がわりのこの身体も毛が抜けやすくなったようだ。毎年、僕の毛を抜くのが楽しみな御主人も、手ぐすねを引いて僕の毛を抜くのを待っているようだ。。本当に今日は満足満足!!「皆の者、大儀であった。わんわんわお〜ん(これにて、一件落着)!!」

7月2日 はれ
梅雨の中休みと言ったところらしい。この所、良い天気が続いている。今日なんか、からりと乾いた風が吹いて、とても気持ちが良かった。でも、太陽は「夏っ!!」と言ったような顔をしてぎらぎら照りつける。太陽を見上げると、まん丸の至る所から槍のように鋭い光と熱気を放っているのがよく見える。このまま夏に突入してしまうのだろうか・・・?そういえば、鳥海山という高いお山のてっぺんにあった雪がだいぶ消えてしまったように見える。あじさいの花も湿気がないのかぐったりとしたように咲いている。「アジサイにはでんでん虫がよく似合う」、でんでん虫よ!!何処に隠れている!!早く出てこい!!えっ?雨が降らないとでられないだって、何を脆弱なことを言っているのだ!!僕を見ろ!!雨風雪、暑さ寒さに、そよ風涼風木枯らし対応の万能型の犬なんだぞ。えっ?そのわりには、暑いだの、寒いだの文句ばかり言って?犬小屋の中だのトラクターの下だのに潜り込んでいるだってぇ・・・・でんでん虫!!そっ、そんな僕を何処で見張っているのだ。なんでもいいから僕の前に出てくるんだぁ!!!!・・・・・ハァハァハァハァ・・・あっ余りにも暑いので支離滅裂な事を口走ってしまったよ。みんなも、暑いからと言って言葉には気をつけようね。口は災いの元だよっ!!!

7月1日 はれ
今日は恒例の「一ヶ月に一度の薬を飲まされる日」なのだ。これを御主人から強いられるわけだ。朝から気にはなっていたんだ。薬を飲まされる不安と期待が入り交じった。そう、ちょうど今頃の、涼しさと暑苦しさの入り交じった風の様に不思議な気持ち・・・さて、今度は、どんな手を使って僕の胃袋の中に薬を入れるのだろうか?この前のように無理矢理、口の中に押し込んだりしないだろうか・・・と言う不安、前回のようにおまんじゅうという犬にとっては禁断であり、かつ誘惑的な食べ物の中に薬を仕込んで僕の口にはいるのだろうか・・・と言う期待! 禁断の食べ物は、夏らしい甘い物であって欲しい。たとえば水ようかんとか・・・・等々と期待がふくらんでいく。ところが、夕方のご飯の時、御主人が持ってきたのはソーセージだった。後から思えば、きっとその中に薬を埋め込んでいたのだろうと思う。一日中期待と不安を抱きながら過ごしていた僕だったが、薬を飲む時は3秒から5秒ぐらいのほんの一瞬だった。なんだか、よくわからないうちに薬は無事、僕の胃の中へ収まってしまったらしい。でも、まぁ、無事に終わって良かったよ。でも、来月はもっとおいしい物に薬を仕込んで欲しいなぁ、御主人!!!