【綾乃】
「でもほら……、えっと、私が膝の上に載ってたら勉強、しづらいでしょ」
【光輝】
「それはそうだけどさ……」
【光輝】
「じゃあ、代わりの条件をのんでよ」
【綾乃】
「代わりの条件?」
【光輝】
「うん。この間は、綾乃の太ももがむちむちしてたから」
【光輝】
「今度は、胸がいいな」
【綾乃】
「え……、む、胸!?」
【光輝】
「服の上からでいいから、触らせてよ」
【綾乃】
「そ、そんな……」
【光輝】
「嫌なの?」
【綾乃】
「ブラの上からだと、ワイヤーが食い込んで痛いし」
【光輝】
「じゃあ、素のままで揉ませて」
【綾乃】
「ええ……!」
【光輝】
「ワイヤーが食い込むと痛いって言ったの、綾乃じゃないか」
【綾乃】
「それは、そうだけど……」
【光輝】
「じゃあ、早くこっちに来てよ」
光輝くんが私を手招きしている。
……これはもう、何を言っても聞かなさそう。
私は諦めて、光輝くんのそばまで行くことにした。
【綾乃】
「ちょ、ちょっとだけだよ……?」
【光輝】
「うん、わかってるよ」
言いながら、光輝くんが私の服をはだけさせていく。
今日のブラは可愛いピンク色のやつで、それはちょっとよかったな……と、どうでもいいことにホッとした。
【光輝】
「綾乃って、可愛いブラしてるんだね」
【綾乃】
「そ、そういうこと言わないでよ……」
【光輝】
「どうして? 本当のこと言ってるだけなのに」
【光輝】
「綾乃だって、可愛いって思ったから、このブラ買ったんじゃないの?」
【綾乃】
「それは……、そう、だけど……」
光輝くんが私の背中に手を回して、ホックをはずした。
ブラのカップが浮いて、中から、胸がこぼれ落ちる。
【光輝】
「なんで、こんな小さいブラしてるの?」
【光輝】
「綾乃、結構おっぱい大きいのに」
【綾乃】
「だって、胸が大きいと、あんまり可愛い服とか着られないし……」
【光輝】
「そうなんだ? 別に、何を着てても綾乃は可愛いと思うけどな」
言いながら、光輝くんが私の胸を下から持ち上げるようにする。
【綾乃】
「ひぁっ……」
思わず、喘ぎ声が出た。
そんなふうに人からされたことがない、とは言わないけど……。
人の指って、自分の指とは全然違うんだ。改めてそう思った。
【光輝】
「何? 触っただけなのに、気持ちいいの?」
光輝くんの指が、ふにふにと動いて、私の胸を揺らす。
【綾乃】
「んんっ……、だ、だって……」
私は目に涙を浮かべた。
光輝くんに見られてる。
光輝くんに触られてる。
それだけでドキドキして、恥ずかしくて……。
でもそれが気持ちいい、って思ってる自分がいる。
それがたまらなく恥ずかしい。
【光輝】
「乳首、立ってきてるよ」
光輝くんがぴん、と、指先で乳首をはじく。
ぷるっ、と胸の肉が揺れる。
光輝くんはその様子を興味深げに観察している。
【綾乃】
「やっ……」
【光輝】
「嫌、なの?」
【綾乃】
「だって、こんなの……恥ずかしいよ」
尖った乳首の先端が、ちりちりと熱を持っているような気がする。
そこに光輝くんの指が触れるたびに、私は思わず声を上げそうになってしまう。
【光輝】
「でも、すごく気持ちよさそうな顔だよ」
【綾乃】
「んっ……、あっ」
身体の奥が熱くなる。
内側を滴る雫が、下着を汚しているのが自分でわかる。
この間みたいに、膝の上に載っているわけじゃないから、光輝くんに気づかれてはいないだろうけど……。
【光輝】
「あんまり大きな声出すと、母さんに気づかれるよ」
光輝くんがそっと、私の口をふさぐ。
私は涙目でうなずいて、光輝くんの手に顔を押しつけるようにして、熱い吐息を漏らした――