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2002年2月1日発行 No.404 
巻頭言より

「新しいことが始まる」

                                         島  隆三

「見よ、新しいことをわたしは行う。
 今や、それは芽生えている。
 あなたたちはそれを悟らないのか。」
(イザヤ43・19)


 2月は、私たちにとって何か大切な新しいことが始まる月となる予感がしている。
 2月3日は大人と子供が一緒に捧げるファミリー礼拝である。この日は節分だが、私たちは朝からハレルヤもちつき会を行ない、皆で神の家族の交わりを楽しみたい。
10日は教会総会で新年度の役員選挙が行われる。(ここ20年変わらなかった教会組織に、新年度は若干の改革を行う予定)。
16,17日は久し振りの「教会アシュラム」である。静かにみ言葉に耳を傾けよう。
19日〜20日は箱根において第41回を迎える日本ケズィックコンベンションが開かれる。そして、25日(月)から私たちの教会を会場に『ディボーション・トレーナースクール』が開校されることになった。これは別に案内書が用意されるが、私たちの教会にとっては画期的なことと思っている。実に神様の導きは不思議である。
 10年前に話を戻さねばならない。私たちがこの教会にお招きを受けて3年目に、日本教会成長研修所の研修生の一人になぜか私が選ばれ、役員会をはじめ皆さんの祈りと支援を受けて、1993年の1年間、11名の同労の教師たちと共に研修を受けた。その年の秋、『西川口オアシスプラン』なるものを纏めて、皆さんにもお渡しした。記憶しておられる方もあろう。そのプランに従って川崎(木村)理子伝道師を迎えたのが94年の春で、その年の5月からヤング礼拝が開始された。同時にヴィジョン委員会なども生まれた。95年には静江牧師とふたりでロスアンジェルスに開かれたセルグループ教会のセミナーにも参加したが、私には余りにきつい研修で、とうとう倒れてしまって満足に研修を受けられなかった苦い思い出がある。
 97年には韓国のサラン教会の研修会にも静江牧師と共に参加した。これもすばらしかったが、韓国だからあのようにできたのだろうという印象は拭えなかった。海外ばかりでなく、東京で開かれた研修会には役員の方々にも参加を呼びかけて共に集ったこともある。夏のファミリーキャンプで将来のヴィジョンを語り合った事も忘れることはできない。これらのことは一昨年クリスマスに発行された『創立50周年誌』に記されている。
 以上、教会の将来を考えながら試行錯誤を続けてきた10年間の概略を述べた。この背後にどれだけの祈りが積み重ねられてきたことだろう。しかし、すべてのことには『神の時』がある。昨年あたりから徐々に何かが動き出してきたことを皆さんはお感じにならないだろうか。9年前の研修で学んだ『聖霊の追い風を大切に』を思い起こす。「風は思いのままに吹く」とみ言葉にあるが、聖霊の導きに素直に従うことが大事であると思っている。
 2年前に金田佐久子伝道師を迎えたことも大きなことであった。私は何でも独りでするタイプだが、佐久子先生に援られながら、チームワークの大切さを学んでいる。
 私事で恐縮だが、来る2月14日は献身して満37年の記念日に当たり、2月20日には按手礼を受けて正教師になって満30年になる。いつのまにか馬齢を重ねた感が強いが、神様は今私たちに一つのチャンスを与えてくださっていることを感じる。「神の恵みをいたずらに受けてはならない」とあるが、聖霊の細き御声に従順に従って行きたい。



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