2002年8月1日発行 No.410 

礼拝の構成要素を見つめ直す〜対話の再発見(金田佐久子)

 礼拝(一般礼拝を例に)は祈りに満ちています。黙祷・主の祈り・交読文。司会者の祈り・牧会祈祷。説教後の黙祷。献金の感謝祈祷。「賛美歌集は祈祷書だ」とは今橋牧師(蒔田教会)。賛美は祈りです。これらすべてが神との交わり、神との対話です。「招詞」は神の招きの言葉です。この招きに答え、神を呼び求める祈りが賛美・主の祈り・交読文です。次いで神の言葉・聖書が開かれます。司会者は予め練習しておきます。会衆も予め読んできます。神は御言葉を通してご自身を示されます。司会者も会衆も畏れをもって傾聴します。その上で、司会者の祈り・賛美・牧会祈祷がささげられます。そして説教です。「牧師の説教」であると同時に、「神が牧師先生を通してわたしに語られる」のです。説教者も語りつつ神に聴いています。献金も予め用意しておくと落ち着きます。祝福の言葉を受けて出て行きます。全会衆に対して礼拝に備える人の割合が増えると礼拝はもっと生き生きします。書いたのは自分自身のため、教会のため、神様のためです。一回一回、備えます。


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